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1:あきちゃん:2012/04/12(木) 19:49:16.79 ID:rJTBIAQA0
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ください
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3:あきちゃん:2012/04/12(木) 19:50:18.67 ID:rJTBIAQA0
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まず一つ目貼る
8 本当にあった怖い名無し sage 2011/09/28(水) 00:00:07.55 ID:FxPpn85b0
オレが小学生のとき、親父が家を建てた。
念願の一軒家で家族皆喜んだ。
しかし引っ越し後ほどなくして女の幽霊が出るようになった。
俺は見たことがないのだが、両親は深刻になやんでおり、特に母は気を病んでしまい、家は大変だった。
そんななか、正月にはじめて家に来たおじいちゃんが、家に入るなり、
「○○さん(親父の名前)、滅多なところに家を建てるもんじゃないよ」と言った。
おじいちゃんは居間に神棚を作り、かんぴょうを天ぷらにしてそこに供えた。
そして供え物を絶やさないように告げ、帰っていった。
以来、家は幽霊に悩まされることはなくなった。
ただ、そのかわりおじいちゃんの家に幽霊が現れるようになったらしい。
おじいちゃんは、
「独り暮らしだし、寂しさが紛れて案外いい塩梅なんだよ」
と語っていたが、その後程なくして心臓を痛めて急に亡くなってしまった。
ささやかな葬式だったが、その際、見知らぬ怪しい女が
式場をうろうろしているのを親父含め数人が目撃している。
これは俺の予想だが、おじいちゃんはその幽霊と恋仲になり、添い遂げたのではないか。
式の後、おじいちゃんの家を片付けにいったのだが、
独り暮らしとは思えない様子だった。
部屋には花やぬいぐるみ、風景写真がたくさん飾られてあった。
中でも印象的だったのは、誰かと筆談していたかのようなメモ書きが、
部屋のあちらこちらに残されていたことだ。
内容は、
テレビ面白い?とか、もう寝るか、とか他愛のない一言だった。
おじいちゃんはボケてはいなかった。
あれは一体なんだったんだろう?
幽霊話はおじいちゃんの死後、どこからも聞かなくなった。
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6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/12(木) 19:53:29.21 ID:ZFRITv5g0
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乙一読んどけ
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7:あきちゃん:2012/04/12(木) 19:55:50.38 ID:rJTBIAQA0
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ある青年が、らくだと共に砂漠を旅していました。
しかし思った以上に長く続く砂漠に、若い青年の性欲は耐える事が出来ませんでした。
そこで青年は思い付きました。
「そうだ!らくだとやろう!」
青年はらくだの後ろへまわると早速自分のものを入れようとしました。
しかしその時らくだはトトッと数歩前へ。それに青年が近づき再びチャレンジ。
しかしらくだはまたもやトトッと数歩前へ。その後、何度も試したけど同じ事の繰り返し。
青年は行為をあきらめ、再びらくだと旅を続けました。
そしてしばらく歩いていると、なんと前方にきれいな女性が倒れているではありませんか!
青年は女性に言いました。
青年:「大丈夫ですか?」
女:「あ、、の、のどが乾いて死にそうなんです、、。」
青年はここぞとばかりに言いました。
青年:「じゃあ、水をあげたらなんでも言う事をきいてくれますか?」
女:「はい、、言う通りにします、、、。」青年は水をあげた。
女:「ああ、ありがとうございました。おかげで助かりました。」
青年:「よし。言う事をきいてもらうぞ。」
女:「、、はい、、。」
青年:「じゃあ、らくだ押さえといて。」
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9:あきちゃん:2012/04/12(木) 20:00:09.82 ID:rJTBIAQA0
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みんな頂戴よー
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10:あきちゃん:2012/04/12(木) 20:02:26.85 ID:rJTBIAQA0
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俺さ、産まれた時から酷い小児喘息だったのよ。
夜中にかーちゃん起こして病院連れてってもらうなんてしょっちゅうだったし、
小学校あがって更に病状が悪くなって。もちろん体育なんかでれないし、
みんなと外で遊ぶ事すらできなかった。
んで、小五になってからほぼ毎日病院行って吸入するくらいまで悪化しちゃって、
そのまま3週間入院する事になって。。。
んでね、そん時4人部屋の病室だったんだけど
二人はおばあちゃんとおじさん、んでもう一人は俺と同い年くらいの女の子だった。
俺、昔からすげぇ人見知りが激しい上に物凄い照れ屋で、なかなかその同室の人達と仲良くなれないで
一人で勉強してるかゲームボーイやってるかだったのよ。
そん時家から持ってきたソフトが「Saga2」で、もう一回クリアしたやつだったんだけど
ヒマだしもっかいやるかな、って毎日やってたワケさ。
んで入院して一週間立った頃、俺がゲームボーイやってる時は
なんかその同室の女の子がじーっとこっち見てる事に気づいたんよ。
俺が彼女の方みると慌てて目逸らすんだけどね。
もしかしてやってみたいのかな?と思って、「良かったらコレ借そうか?」って聞いたのよ。
そしたら目ぇ輝かせて「いいの?」っていうもんだから、
「もう飽きたからな」とか照れ隠しして借してあげたさ。
でも案の定操作が分からないらしく、画面とずっとにらめっこしてるもんだから
俺が操作教えながら一緒にゲーム進めることにしたんよ。
パーティーは人間・男の主人公「リョータ(俺の名前)」で、仲間は人間・女「さやか(彼女の名前)」
あとはエスパーガールとロボットにそれぞれ同室のばあちゃんとおじさんの名前つけたっけ。
それからどんどんそのコと仲良くなって、二人でゲームボーイやるだけじゃなく、色んな話もするようになった。
学校の事、家族の事、好きな音楽の事、近くに迫った夏休みの事…
それからの時間はあっという間だった。すぐに俺が退院する時がやってきた。
看護婦や同室のおじさん、ばあちゃん達が口々に「おめでとう」って言ってくれてる中彼女だけ泣いてた。
それ見て俺も泣きそうになったさ。
でもグッと堪えて「オマエ退院するまでコレ借してやるよ。退院したら連絡くれよな」って
そのままゲームボーイとSaga2置いていったのよ。
それから何回もお見舞しに行こうと思った。…
でもいざ行こうかと思うとなんか照れくさくて行けなかった。
連絡がないまま1年半が過ぎて、俺も小学校を卒業する頃になった。
せめて卒業前にもう1度会っておきたいな、と思って意を決してお見舞に行く事にしたんよ
病室に行ったけど彼女はいなかった。病室入口の名前欄にもない。
もうとっくに退院してたのかな…?と思ってとりあえずナースセンターで聞いてみた。
「遠い所にいった」とかうまくはぐらかされたけど、俺も小6だったし、そこまでバカじゃない。
その場の空気や後ろの看護婦が泣き出したのを見ても明らかだった。
俺がショック状態で呆然としてる中、その看護婦が
「ああ、そういえばさやかちゃんから、リョータ君が来たら渡しといて、って言われた物があるのよ」
と言って俺にそれを渡してくれた。借してあげたゲームボーイとSaga2だった。
俺はそれを受けとって家に帰った。
帰るなりメシも食わないで、暗い自分の部屋でゲームボーイのスイッチを入れた。
懐かしいあのOPの音楽。それと一緒にでてくるロード画面。
一つは彼女と俺が一緒にプレイしたデータ。あの時からほとんど変わってない。
懐かしさと悲しさで胸がいっぱいになった。
もう一つのデータはやたらレベルの低いデータだった
最初から始めてすぐ飽きたんかな?と思ってそのデータをロードしてみた。
パーティー四人の名前がこうなっていた。
「リョータ」
「いろいろ」
「ありがと」
「バイバイ」
…今でもSaga2のOPの曲を聞くと涙が出るよ。お見舞行ってあげられなくてゴメンな…。
終わり
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13:あきちゃん:2012/04/12(木) 20:06:57.39 ID:rJTBIAQA0
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頂戴よーー
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14:あきちゃん:2012/04/12(木) 20:10:22.79 ID:rJTBIAQA0
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オレンジジュース
自衛隊に入隊している友人が語ってくれた悲話である。
以前、彼はN県の駐屯地に駐屯しており、山岳レンジャー(特殊部隊)に所属していた。
この話はその上官(A氏)の身に起こった事である。
十数年前の夕方、付近の山中において航空機事故が発生した。
山岳部における事故であったため、ただちにA氏の部隊に救助命令が発令された。
それは道すらない山中で、加えて事故現場の正確な座標も分からぬままの出動であった。
彼らが現場に到着したのは事故から半日以上も経った翌朝の事だった。
彼等の必死の救出作業も空しく、事故の生存者はほとんどいなかった…。
事故処理が一通り終了し、彼が駐屯地に戻れたのは、事故発生から実に1週間以上も経っての事であった。
『辛いことは、早く忘れなければ…。』
後味の悪い任務の終えた彼は駐屯地に戻るなり、部下たちを引き連れ、行きつけのスナックヘと直行した。
「ヤッホー!ママ、久し振り。」
「あら、Aさん。お久し振り!。さあさあ、皆さんこちらへどうぞ。」
彼等は、めいめい奥のボックス席に腰を降ろし飲み始めた。
久し振りのアルコールと、任務終了の解放感から彼等が我を忘れ盛上がるまで、そう時間はかからなかった。
しばらくして、A氏は自分の左隣の席に誰も座らない事に気が付いた。
スナックの女の子達は入れ替わり立ち替わり席を移動し部下達の接客をしている。
しかし、その中のひとりとして彼の左隣へと来ない。
『俺もオジサンだし、女の子に嫌われちゃったかな…。』
少々寂しい思いで彼は、右隣で彼の世話をやいてくれているスナックのママの方を向いた。
「Aさん、とてもかわいらしいわね。」
彼と目のあったママが、思いっきりの作り笑顔を浮かべそう言った。
『かわいい?。俺が?。』
かわいいと言われ、妙な気分になった彼は慌てて左隣へと視線を戻した。
誰も座っていない左隣のテーブルの上にはいつから置かれていたのか、
場違いな『オレンジジュース』の入ったグラスが一つ置かれていた…。
その日から、彼の周りに奇妙な事が起こり始めた。
一人で食堂や喫茶店に入ると、決まって冷水が2つ運ばれてくる。
また、どんなに混雑している列車やバスの中でも、
彼の左隣の席は決まって空席のままで誰も座ろうとしない。
極めつけは、一人街中を歩いていると見知らぬ人に声を掛けられる様になったことであった。
しかも決まって、
『まあ…。かわいいですね。』
と、皆が口を揃えて言うのだ。
これには、部下から鬼だと言われている彼も、ひと月しないうちに参ってしまった。
ある日、彼は部下に自分の周りに起きている奇妙な事実を話し、
そしてこの件について何か知っている事はないかと問いただした。
すると部下は言いにくそうに、こう言った。
「これは、あくまでも噂話なんですが…。最近、Aさんのそばを小さな女の子が
ついてまわっているのを同僚たちが見たっていうんです。」
「小さな女の子?。」
「ええ、駐屯地の中でも外でも、ずっとAさんの側を離れずに、ついてるらしいんです。」
A氏の背中に電流が走った。
「最近って…。いったい、それはいつからなんだ?。」
「じ、自分が見た訳ではないので…。 ただ皆、例の事故処理から帰ってきた頃からと…。」
「………………………………。」
A氏は思い出した。
あの時、散乱する残骸の中で彼が抱き上げた小さい遺体の事を…。
* * *
その後、A氏は近くのお寺へと行き少女の魂を手厚く供養してもらった。
以後、ふたたび彼の周りに少女は現れていない。
終わり
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19:あきちゃん:2012/04/12(木) 20:18:13.56 ID:rJTBIAQA0
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切ない同窓会
昨年の話です。
昨年の盆、中学校の同窓会へ行ってきたんです。
もう25年前の同窓会で、太ったり痩せたりで誰だか分からない人もいたりして、
卒業アルバムとにらっめこでした。
私が通ってた小学校はマンモス校で、クラスが9組までありました。
1クラス45人の9クラスなので1学年約400人とい多人数・・・・
一度も話したことない人もたくさんいました。
その内の約7割くらいが集まりました。
クラスごとで座ってたんです。
私は6組。
たまたま目があって座ってと誘ってくれたのが右側に座ったAさん。
クラスで一番暗かったって言うか、いつも一人で漫画を書いたりして、目立たない子のAさんでした。
なぜ分かったかというと、小鼻の横に大きなほくろと、会には不釣り合いなただのTシャツ・・・。
私「元気にしてた?」
Aさん「まぁ、そこそこ・・・」
私「お互い年取ったね、でも変わってないねw」
Aさん「まぁ・・・」
こんな感じで、話も盛り上がらず先生の近況とかの話があったり、
余興があったりすごく盛り上がってました。
一通り終わり、また雑談でもと思って右側を見ると、Aさんが居ない・・・
あれ???
左側にいたB君に・・
私「Aさん知らない?」
B君「好きだったんだぁ(^-^)Aさん来てたの?」
私「好きだったの??意外だなぁw久しぶりだねw
その赤いマフラー素敵だね★Rのマークが可愛い。」
B君「うん、ありがとう★」
そんな事言ってる場合じゃなく・・・
周りを見渡しても姿もないし、トイレでも行ったんだと思ってました。
会も終盤になり、幹事が神妙に話し始めました。
幹事「今日はとってもいい会になって良かったです。
最後ですが、亡くなって来れなかった方の名前をお伝えします。」
もう37歳、事故で亡くなったり先生も3人ほど亡くなっていました。
で、ここからです。
嫌な汗が引かなくなったのは・・・
幹事「6組は一人亡くなってます。
B君。30歳の時に、事故で亡くなられました。」
え???
今、左側に居たよね???
左側・・・居ない・・・
頭の中、大パニックですよ!!
右側、Aさんが居る・・・
私「B君居たよね??」
Aさん「見えてたんだ・・・」
余計パニック。。
会が終わって、会う人会う人に聞いたけど、誰も見てない・・
見るわけないんだど、亡くなってるんだから・・
Aさんを問いただしました・・
私「Aさんには見えてたの???
なんで??なんで居たの?なんで私見えたの??」
Aさん「私、今神奈川で霊媒師してて、今日は来ないつもりだったんだけど、呼ばれたんだ。」
私「呼ばれた?って幹事にでしょう?
Aさん「いや、B君に・・」
私「なんで、どういうこと???」
Aさん「驚かないでね!」
私「驚く?う、うん。気になるから教えて!!」
Aさん「あのね、B君の事好きだったでしょう?」
私はすっかり忘れていました・・・
好きだった・・・
もう、震えが止まらなくて・・・・
気づきました・・・
Aさん「あなたにもう一度会いたかったらしい。
Bくんも好きだったらしくて、でも言えなくてそのままだったからと・・・」
私がAさん知らない?って聞いた時、好きだったんだぁって言ったのは私の事・・・
って思った途端、耳元で「ずっと好きだった。」って声がして、涙が止まらなくなって・・
「ごめんね・・」
Aさん「Bくん、成仏したから。」
Aさんは駅の方へ帰って行きました。
私は地元だったので、主人に迎えに来てもらって、家路につきました。
布団に入って、いろいろ思い出してて・・・・
ハッとしました。
今、夏・・・
Bくん、マフラーしてた・・・・???
また、涙が止まらなくなって・・・
私があげたマフラー・・・青いマフラー・・・名前の頭文字のRの刺繍・・・・
次の日、Bくんのお母様からクラスのお友達に順番に電話していると言うことで、お電話がありました。
Bくん、ずっと独り身で2月の寒い日の深夜、コンビニへ行った帰りに信号無視のトラックにはねられたそうです。
その時に、していたのが私が編んだ青いマフラー・・
血で真っ赤に染まっていたそうです。
お母様「あのマフラーをすごく気に入って、誰がくれたのか分かれば良かったんだけれど。
お棺に一緒に入れてやったんですよ。」
私「そうだったんですか・・・」
そのまま電話を切りました。
Bくん、安らかにと心から願っています。
乱文ですみませんでした。
切ない同窓会 その後・・・
実は、昨日B君のお母様から電話がありお話があるので家へ伺いたいとの事でした。
13時にわざわざ来て下さって、ある箱を私にと下さいました。
お母様「これね、息子のなんです。」
私「Bくんですか?」
お母様「この箱ね、錆びててもう何年も開けられなくてね・・・それが3日目前に開いたんです。」
私「3日前??」
私の誕生日でした・・・
お母様「びっくりしてね。中を見たらお手紙と写真が入ってたんです。」
中を見ると、見覚えのある封筒と・・・私の写真が・・・
私「これ、私があげた手紙です。。」
お母様「だから、今日来させて頂いたんです。
あの子は、物静かであまり話さない子でした。
とくに女の子の話は禁句で、結婚の話なんかは特に嫌がってました。
そこまで嫌がるにも、何か原因あるんだと思ってはいたけれど・・・
あなたの事をずっと想ってたんですよ、あの子・・」
お母様は大粒の涙を流しされてました。
手渡れた手紙は、私に出そうと思っていた手紙が3通・・・
1通はお母様が読まれてましたが、あと2通は未開封・・
お母様「1通は開けてしまって・・ぜひ読んであげて下さいますか?」
1通目・・・
「C子へ
C子から告白されて、本当は嬉しかった。
でも、俺は母子家庭で一人息子だし親父が死んで、
俺が母さん守らないといけないから、今は答えられない。ごめん。」
2通目
「C子へ
今どうしてますか?
C子が好きだ。 どうしても忘れられない・・
もう遅いかも知れない。ごめん。」
3通目
「C子へ
結婚されたそうですね。
おめでとう。俺は彼女も居ないし、今一人で住んでるよ。
近所のコンビニにかわいい子が居てさぁ、その子にアタックしようと思う。
似てるんだよ。C子に。
俺、好きだったんだぁw
C子の事。今更だけど。幸せになってくれよな。
俺も頑張るよ。もう今年30だし、俺もそろそろ身を固めないとなぁ。
夏バテしないようになぁ。また、どこかで会おう。
2004.8.12」
私の誕生日・・・
お母様「あなたへの気持ちを断ち切ろうと、あのコンビニへ通ってたみたいです。」
最初にOKしてくれてたらとか、もっともっと押してればとか・・・
思えば思うほど泣けてきて。
違う人生があったんじゃないかと思うと、無念で仕方なくなりました。
その時に息子が・・
「お母さん、どうしたの?どこか痛いの?
テープ持ってきてあげる。」
とカットバンを持ってきてくれました。
息子を抱きしめて泣きました。
別の人生があれば、息子も居ないし、主人にも会ってない・・・
これで良かったんだと思うしかないです。
箱の中に1枚、違う女性と写ったプリクラがありました。
お母様「コンビニの子です。1回だけデートしたらしくて。その子から頂いたんです。」
見てびっくりというか、とにかく叫んでしまいました。
そこに写ってたのは、従姉妹でした。
3こ下の従姉妹で、双子って言うくらい良く似てました。
そりゃ、似てるよね。
従姉妹からお客さんで好きな子が居たんだけど、最近来ないんだと6年くらい前に聞いた事があって。
B君だったんだぁと・・・・
従姉妹は結婚して幸せに暮らしてます。
世の中、うまく回らないですね。
それが人生なのかも知れません。
怖くもなんともないんですがw
読んで下さりありがとうございました。
終わり
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25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/12(木) 20:32:40.94 ID:GUYGNgQ40
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ある日、泣き声がしゃくに障ったので妹を殺した、死体は井戸に捨てた
次の日見に行くと死体は消えていた
5年後、些細なけんかで友達を殺した、死体は井戸に捨てた
次の日見に行くと死体は消えていた
10年後、酔った勢いで孕ませてしまった女を殺した、死体は井戸に捨てた
次の日見に行くと死体は消えていた
15年後、嫌な上司を殺した、死体は井戸に捨てた次の日見に行くと死体は消えていた
20年後、介護が必要になった母が邪魔なので殺した、死体は井戸に捨てた
次の日見に行くと死体は消えていなかった
次の日も、次の日も死体はそのままだった
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30:あきちゃん:2012/04/12(木) 20:39:56.05 ID:rJTBIAQA0
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窓際の微笑み
あの夜、僕の身に起きた出来事は、3年たった今でも忘れることができません。
あれは、まだ僕が大学に通っていたときの出来事です。
夏休みになり、毎日バイトに明け暮れていました。
その日も夜の10時くらいまで働いていました。
その日は風が気持ちよくて、
たまには少し散歩がてらに歩こうと思い、
いつもとは違う遠回りの道を歩いて帰りました。
そこには大学の女子寮があり、何気なく中を覗いていました。
夏休み中で誰もいないらしく、
玄関の明かりだけで、部屋はどれも真っ暗でした。
そのとき、何かが動くけはいがした。
一階の左から3つ目の部屋のカーテンがゆらゆらと揺れている。
暗闇に目を凝らしてみると、誰かがこっちを伺っているようだった。
背が高い女の子らしく、垣根越しに姿が見えた。
カーテンの影から体の半分だけこちらに見せていた。
夜遅くに女子寮の中をうかがう、怪しい男を見てうろたえているのか、
なんだか、ふらふらと揺れているようでした。
僕は柄にもなくドキドキしました。
なんか気まずいような気がして思わず愛想笑いをした僕に、
彼女はほほえみを返してくれました。
僕は彼女に一目惚れしました。
次の日も、僕はバイトの帰りに女子寮の前を通りました。
ひょっとしたら彼女にまた会えるんじゃないかって思ったんです。
いました。
彼女が昨日と同じように、体を半分カーテンに隠して立っていました。
そして、今度は勘違いでなく確かに僕に向かってほほえんでくれました。
僕はもう有頂天でした。
次の日も、次の日も、垣根越しに挨拶をするだけの関係が続きました。
僕は焦らずに、時間をかけて彼女と仲良くなりたいと思っていました。
ただ一つ、気がかりだったのは
彼女の顔色が良くなくて、日に日にやせている。
僕はもう、彼女のことが心配でならなくて、
ある日、とうとう女子寮の中に入ってしまった。
男の僕が名前も知らない彼女に会いに来たといっても、
当然入れてくれるはずもないから、表からではなく裏口から入りました。
彼女がいつものように体を半分だけ出して立っています。
僕は彼女に声をかけました。
『僕のことわかる?』
彼女は恥ずかしそうに頷いてくれました。
近くで見た彼女は本当にげっそりしていて、顔色もひどく悪かった。
僕は彼女のことを本気で心配しました。
決して邪な気持ちではなく、彼女のことを本当にいとおしく思い、
僕は彼女の手を取りました。
たとえではなく、氷のように冷たい手でした。
そのとき、後ろの方から声がしました。
『誰だ!!誰かいるのか!?』
僕は驚いて彼女の手を離しました。
懐中電灯で顔を照らされると、いきなり腕を捕まれました。
寮の管理人でした。
僕は決してやましい気持ちで入ったのでは無いことを説明しようとしました。
『この部屋の人が心配で、なんか具合が悪そうだったから・・・・』
すると、その管理人は
『何をいっている。誰もいないじゃないか。
この部屋には、今はもう誰もいないんだ。
この部屋の学生は亡くなったんだよ。』
そのときから、僕の時間は止まってしまいました。
彼女は窓際のクーラーの配管にロープをかけ首をつって自殺したそうです。
そして、彼女が亡くなったのは僕が初めて通りかかった夜だそうです。
僕は首をつって風に揺られている彼女に一目惚れをしました。
僕は今でも、あのとき管理人の声に驚いて、彼女の手を離したことを後悔しています。
今でも忘れることができません。
彼女の手は氷のように冷たかった。
でも、とても柔らかい手をしていた。
どうか、安らかに眠ってください。
僕は今でも、あなたのことが好きです
終わり
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34:あきちゃん:2012/04/12(木) 20:51:13.56 ID:rJTBIAQA0
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見てる人いるかなあ・・・
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35:あきちゃん:2012/04/12(木) 20:56:22.96 ID:rJTBIAQA0
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光男さん
うちの母方のバアちゃんの話。
母方のジイちゃん、バアちゃんはアメリカ人で、うちの父は日本人、母はアメリカ人。
出張でアメリカにきていた父。
交際は、当時むちゃくちゃ反対された。
特にバアちゃんが、「日本人だけはダメ」と猛反対。
しかし、母も、そこはアメリカの女の性格。
持ち前の気の強さと揺るぎない意志で、「絶対一緒になる!」と突っ走った。
バアちゃんが母を往復ビンタ、「絶交する!」と怒鳴りちらしても母は効かなかった。
(母は車ぶっ飛ばして家出して、一事音信不通になったりしていた)
とうとうお金を貯めた母は、父の住む日本東京へ行く日になった。
バアちゃんは、「空港に見送りに、一緒にいきたい」と告げた。
穏やかなバアちゃんに??と感じつつ、空港でバアちゃんに会った。
バアちゃんが何かを差し出した。
古くて小さい日本のお守りと、古びた写真。
母は初めてみる物だったから(お守りというものすら知らなかった)、無造作に中を開けた。
そこには、古くてシワシワの小さな白い紙。米粒がひとつ入っていた。
古くてシワシワ紙を読んでみた。
日本語で『ローザ、君を愛している』と書いてあり、英語の綺麗な字で『I love you』とあった。
パッとバアちゃんを見ると泣いていた。
わけをきくと、バアちゃんは結婚する前の大昔、日本人と恋に落ちた。
写真に写っている、背の低くて、丸い典型的な昔の眼鏡をした、優しそうな日本人。
それがバアちゃんが恋に落ちた彼だった。
しかし、戦後すぐのアメリカと日本。戦争の傷跡からか、周囲は二人の結婚に大反対。
日本にいる彼の親も大反対。
連れ戻すように彼の親がアメリカにきて、彼を強制的に連れ帰ってしまった。
バアちゃんは、何ヶ月か泣いて泣いて毎日を過ごした。自殺未遂まではかった。
そして、日本から一通の手紙が届く。中には、そのお守りがあった。
『ローザ、君を愛している。』
読めない日本語だったが、住所も書いてあり、バアちゃんは彼への愛を確信し、彼に会いに日本へ。
どうにかして、彼の住む家付近についた。
近くを通った人に、住所をみせ、家をきくと顔色が変わった。
つたない英語で「dead」と言われた。
半信半疑で家についた。生気のない母が迎えた。
彼は自殺していた。
あのお守りは、彼が厳しい両親の目をかい潜り送った、彼からのメッセージだった。
あれを書いた数日後に自殺した。
彼は死んだ・・・
アメリカにもどり、その後の狂乱ぶりは、街でも有名になるくらいバアちゃんは病んだ。
セラピーも何年も受けた。
どうにかして彼を忘れ日本を忘れ(暗示療法?)、ジイちゃんと結婚。
「まさかオマエ(母)が日本人と恋に落ちるとはね・・・
私は光男(例の元カレ)を忘れようと、何年も必死だった。
本心は光男がいない世界なら、死にたかった。
あれから日本人とは、関わらないように関わらないないようにしてた。
日本がトラウマになってたから猛反対した。怖かったから。悪かったね。
だけど、日本人を好きになったと聞いたとき、ほんとうは嬉しかった」
と、バアちゃんが号泣しながら語ったという。
写真には幸せそうに寄り添う、光男と若いバアちゃん。
不思議なのは、バアちゃんも母さんも、何も知らない日本人に一瞬で恋に落ちた。
家系なのか、単なる偶然なのか、怖くなくてごめん。
あと、ひとつエピソードがあって、
光男(さん)が日本に連れ戻される前、泣き出したバアちゃんに、
「もし二人が引き裂かれて、離ればなれになっても、僕は絶対生まれ変わってでも君に逢いにくる。
君がおばあちゃんになってても、僕は絶対に君に逢いにくるよ。
その時は、僕はすました顔で、日本語で『初めまして』って笑って、桜を見せてあげよう。
僕を忘れてもかまわない。だけど、そのときは思い出してほしい」
と言っていた。
母ちゃんが、初めて父ちゃんをバアちゃんちに連れてきたとき、緊張しまくった父ちゃんは、
散々練習した英語虚しく、咄嗟に「初めまして」って言って、
中に日本桜が舞い散るスノードームのようなものを、バアちゃんにプレゼントした。
(誰にも話してないエピソードだから、バアはむちゃくちゃビックリした)
バアちゃん嬉しかったってさ・・・光男さん、ありがとう。
終わり
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40:あきちゃん:2012/04/12(木) 21:04:31.02 ID:rJTBIAQA0
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双子の姉妹
うちの姉が双子なんだけど
双子の姉の方(以下、『双子姉』)には、園児の頃からのボーイフレンド的な人が居たのね
はっきり告白したりとかは無いけど好き同士、みたいな
でもその人、高校二年の時に死んじゃったんだ
で、その人の四十九日の翌朝
双子妹の方が
「昨日、双子姉のボーイフレンド君の夢をみた」って言うの
夢の中で、部屋で勉強してたらドアが開いて、双子姉のボーイフレンドが立ってて
「あ、ごめん、間違えた」って
そんで、「お盆は間違えずに帰ってくるって伝えてくれるかな」って言って、
普通に歩いて玄関から出てったって
そんで、翌年のお盆、双子姉の夢に本当に出てきたらしい
そして、
「(お盆に)三回だけ戻ってもいい?」
と、きくんだそうな
双子姉は泣きそうになりながら
「何で三回なの?嫌だよ、ずっと会いたいよ」
って反抗したんだけど
「それ以上は双子姉の心残りになるから良くない、自分より良い男に出会って幸せになって欲しい」って……
ただの夢といえばそれまでだけどさ
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41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/12(木) 21:05:12.56 ID:kvRrCWcN0
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見ているがんばれ
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42:あきちゃん:2012/04/12(木) 21:06:05.31 ID:rJTBIAQA0
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>>41ありがと!!ネタ切れになったときに貼ってくれると嬉しい
兵隊さん
こわい思いをしていないからこのスレに。少し長いです。
子どもの頃、いつも知らない人が私を見ていた。
その人はヘルメットをかぶっていてえりあしに布がひらひらしてて、
緑色の作業服のような格好で、足にはほうたいが巻かれていた。
小学生になってわかったが、まさに兵隊の格好だった。
その兵隊さんは私が1人で遊んでいる時だけでなく、校庭で遊んでいる時や
母と買い物でスーパーに行った時、いつでも現れた。
少し離れたところで立って、私を見つめている。
自分以外には見えていないし、いつもいつの間にか消えている。
私も少しはこわがってもよさそうなものだったが、何せ物心ついた時から
そばにいるし、何よりその人から恐怖心を感じるようなことは全くなかった。
きりっとしてて優しげで、古き良き日本人の顔って感じだった。
やがて中学生になった。ある日いつもと違うことが起きた。
テストを控えた寒い日、夜遅くに私は台所でミロを作っていた。
ふと人の気配がしたので横を見ると、兵隊さんがいた。
けれどその日は手を伸ばせば触れるくらいそばにいた。
ぼけた私が思ったことは「意外と背低いんだな」くらいだった。
―それは何でしょうか?
体の中に声が響いたような感じだった。兵隊さんを見るとまじまじとミロの入った鍋を見ている。
ミロって言ってもわかんないよね・・・と思った私は「半分こしよう」と言って
ミロを半分にわけて、カップを兵隊さんに渡した。
―失礼します。
そう声が響いて、両手にカップを持ってふうふうしながら兵隊さんはゆっくり飲んでいた。
その時の兵隊さんの顔は、柔らかくてすごくうれしそうだった。
飲み終わって、また声が響いた。
―こんなにうまいものがあるんですね。
少なくて悪いかな、と思った私は「おかわりする?」と聞いたが、
兵隊さんはカップを私に手渡して、敬礼してふっと消えてしまった。
別の日に1人で家にいる時、クッキーを作っていた。
焼きあがり、冷まそうとお皿に並べていたら、人の気配がしたので窓を見ると、庭先に兵隊さんがいた。
私はおいでよ、と手招きをしたが、兵隊さんはにこっとして首を横に振った。
あれ?と思っていたら兵隊さんは敬礼して、ふわっと消えた。
ヘルメットから出てる布がふわりとしたことを覚えてる。
それきり、兵隊さんは私の前には現れなくなった。
今でも兵隊さんのことを思い出す。
美味しいものを食べた時や料理が美味しく出来た時、
兵隊さん、どこかで美味しいもの味わえているかなあと。
終わり
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45:あきちゃん:2012/04/12(木) 21:13:00.90 ID:rJTBIAQA0
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妹
私は今は亡き妹に小さい頃、不思議な指摘を受けたのを思い出しました。
今の今まで忘れていたのですが、このスレで思い出したので書きます。
妹が6才。私は8才。仲良く絵本を読んでいたんです。
その時、妹は突然絵本とは関係ない話をしはじめました。
「あのね、私は学校に行って3回ケーキ食べたら、姉ちゃんとお別れなの。
でも泣いちゃダメよ。姉ちゃんが大きくなった時、由香(妹の名前)のお友達のお腹が痛くなったら、
お腹をちょいちょいってしてくれてね、お友達は笑うの。
姉ちゃんは白い長い服着て、お友達と由香の話するのよ。
お姉ちゃんはまだ沢山ケーキ食べられるからいいな~」
妹は小学3年で交通事故で死にました。
私は3年前に医者になり、初めて手術をした患者さんは私より2才下の女性で盲腸でした。
妹と同じ幼稚園で妹と仲良くしてくれていたようで、二人で妹の話をしたのです。
妹には見えていたのでしょうか。
私は後何回ケーキを食べたら妹に会えるのでしょうか。
さっきカレンダーを見て気付きました。
妹が交通事故を起こしたのは私の誕生日の一日前。今日なんです。
私が医者を目指したのも妹を助けられなかった腑甲斐なさからの発露でした。
さっき病院に休む旨の連絡をしました。
毎日勉強と技術練習と夜勤に追われて妹のことを忘れていた自分が恥ずかしいです。
今日は妹が大好きだった苺のミルフィーユと甘いカルピスを持って墓参りに行きます。
由香の墓前で一緒に私の誕生日を祝ってもらおうと思います。
妹の分まで私は毎年ケーキを食べ続けようと思います。
このスレッドに目が行ったのも小児科の子供たちが怖い話しして~と言ったので、ネタ探しのためでした。
ごめんね。由香。
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46:あきちゃん:2012/04/12(木) 21:16:54.41 ID:rJTBIAQA0
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お爺さん
ある日、私は地元メンバーでオールをしていた。
明け方になって、家の方向が同じ友達と、二人で帰っていた。
横断歩道を渡ろうとした時、私は、確かに見た。
横断歩道の向こう側に、お爺さんがニッコリ笑って立っている。
田舎の薄暗い明け方。
人の姿も珍しいくらいの時間。
私は横にいる友達のほうを見た。が、友達は何も気付いていない様子。
私は、またお爺さんのほうを見た。
すると、お爺さんは明らかに、私ではなく、横にいる友達のほうを見て笑っていた。
私は、友達に、「知り合い?」
と聞いてみた。
すると友達は、「何が?」と答えた。
私が指差しながら、お爺さんの方を見ると、お爺さんはいなかった。
私は寒気がした。
そして、友達に話した。
「さっき、あそこにお爺さんが、〇〇(友達)の方見て笑ってたんやって!」
それを聞いた友達は、目をまるくして、一言。
「うちのお爺さん、私が産まれる前に、ここの横断歩道で車にひかれて死んでん」
私は固まった。
そんな私に対し、友達は笑顔で言った。
「うちが産まれるん、楽しみにしてたらしい。見守ってくれてるんかな」
何だかせつなく、涙があふれた
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47:あきちゃん:2012/04/12(木) 21:19:07.60 ID:rJTBIAQA0
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がしゃがしゃさん
じゃあ、うちの実家に居た幽霊の話。通称「がしゃがしゃのおじさん」「がしゃがしゃさん」
基本子供にしか見えない。中学生ぐらいから自然と気にならなくなる。
なんで「がしゃがしゃ」かというと、鎧を着てるから。(鉄ずれの音がインパクトに残るようで)
少なくとも爺様が子供の時にはもう居たらしい。
家に入った泥棒はとっちめたり、子供のお守をしてくれたり、
延焼を防いでくれたりと一見守り神のようながしゃがしゃさんだが、実はかなり恐がりでドジ。
テレビやラジオのようなものは慣れたらしいが、俺が子供の時はカメラやファンヒーターにびくぅ!と
すくみあがる姿を何度も見た。(音や光にびっくりするらしい)
その最たるもので今でも語り種なのは、俺が子供の時の話。
沢遊びに行って、足を滑らせて深みにはまった従兄弟を助けようとして飛び込ん父。
それと同時に何故か一緒に飛び込むがしゃがしゃさん。
「え?ついてきてたの?」と訳が分からないまま呆然と見てたら、
父が従兄弟を抱えて岸辺に戻ってきた。
水飲んでないみたいだし大丈夫だな、よかったなー、と騒ぐ大人達をよそに、子供一同川に釘付け。
手足バタバタさせているがしゃがしゃさん……明らかに溺れていた。
「うわあ助けないと!」と騒ぐ子供。俺は父に「がしゃがしゃさん溺れてる!」と言うと、
「鎧きてんのに何やってんだバカかー!」と父も慌て出す。
「どこらへんに居るんだ、俺もっぺん飛び込むから(父にはもう見えてない)」という親父を制し、
いつも冷静な兄貴が一言「……一度死んでるのに溺れるもん?」
しーんと静まり返った中、鎧の鉄ずれの音をさせてがしゃがしゃさんは川から浮き上がり、
バツが悪そうに背中丸めて立ち去っていった。
先日実家を取り壊す時に、十何年ぶりに姿を見かけた。
恐がりでドジなうえに泣き虫なおじさんだと判明。鎧はぼろぼろで落ち武者みたいだった。
親父や爺様にどことなく似ているから御先祖なんだろうか。
今では兄のところにいるがしゃがしゃさん。
電気ケトルのスイッチがきれるバチン!という音にびくびくしてると甥っ子が教えてくれた。
終わり
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50:あきちゃん:2012/04/12(木) 21:24:06.42 ID:rJTBIAQA0
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手を引く
うちの近所に、とてもでかい2m近くある知的障害者(以下、池沼)の男がいたんです。
そいつは、いつも近所を走り回ってました。
走るときは決まって、「ヴぉわああああ~」と言いながら拍手をしながら走ります。
3~5mくらい走ると立ち止まり、しばらく周りをキョロキョロ見て、
別方向に向かって、また同じように走るシステム。
目的ハ不明。
そいつは本当に邪魔!
とにかく、人間の存在そのものが見えてないのか、周りには目もくれず走り回るのです。
小道からも突然飛び出して来るので、それを知ってる近所の車を運転する人ら、うちの親もそうでしたが、
車2台が優に通れる大きい道路なのに、そいつが出没する道だけは徐行しながら走ってました。
車の速度で、近所の人かヨソモノかわかるくらいでした。
こんなこともありました。
夜中の2時ごろでしたか、私がコンビニで買い物した帰り、30m先の暗闇の中に見覚えのある人影が!
そうなのです。こんな時間なのに、そいつが走り回ってたのです。
昼間とは違い不気味な気配を感じました。
襲い掛かられたらどうしよう?
少し遠回りになってしまいますが、別の道から帰ることにしました。
普段通ることもない道で、表通りとは違い、狭い道幅、街灯も少なく、塀の高い家が並びます。
草や木で覆われた空き地なども多々あり、表通りとは一転、寂しい道で邪悪なものを感じましが、
無事家に帰り着くことが出来ました。
そんなある日、私が自動車教習所に通っていた頃のことです。
近所の公園の門の前で、教習所のバスを待っていると、突如うしろから「ヴぉわああああ~」の声。
とっさに振り向くと、公園の中からそいつが猛烈な勢いで、私に向かって突進してきます!
つい「ひぃやぁ!」なんて情けない悲鳴を上げてしまうと、そいつは私の前で立ち止まりました。
そばに立つと、でかいからそれだけで威圧感がある。
手もでかいから、ぶん殴られたら吹っ飛ばされそう。
「なん・・・なの・・・?」
ちょっと情けない、か細い声を出し、そいつを見上げてたのですが、
そいつは私には目もくれず、あたりをキョロキョロして、またいつものように走り出した。
そいつとちょっと距離を置いて落ち着いたのか、私の中で急に怒りのゲージが増してきて、
「バカじゃなかろーか!?」と、そいつに向かって叫んだの。
するとそいつ、私のほうを振り返り、数秒のあいだ私の顔をジーっと無表情で見つめていましたが、
私が言ったことを気にしてないのか理解できてないのか、走り去って行きました。
人には危害は加えないんだなと、安心していた矢先のことでした。
私は見てなかったのですが、ある日、そいつが近所の小学生の手を引っ張ってたんですって。
それを見ていたカアサンや近所のおばさん衆、
小学生の手からそいつの手を振りほどき、叱ろうとすると、
今度は、そのおばさん衆のうちのひとりの手を引っ張りだしたんです。
あわててカアサンがそいつの家に行き、そいつの母親を呼んだんですが、誰もいる気配がありません。
結局、あとからかけつけて来た近所のおじさん衆が引き離して、その場は収まったんですが、
夜になって、その話を聞いた小学生の父親が怒って、そいつの家に怒鳴り込みに行ったんです。
戸を開け名前を呼んでも、誰も出てきません。
それどころか、家の中は真っ暗で人の気配がしないんです。
それでも、ひとこと文句を言ってやらないと気が済まない小学生の父親は、
家の中にあがり込み、廊下の電気を付け、ひと部屋ひと部屋探していくと、
台所で暗闇の中に立っていたそいつを見つけました。
小学生の父親が文句を言おうとしたそのとき、フトそいつの足元を見ると、
そいつの母親が倒れており、すでに死んでいました。
原因は心臓発作だったそうです。
彼の家は、母ひとり子ひとりだったので、彼は東京の親戚の家に引き取られていきました。
私がその話を聞いたのは、彼が引き取られていったあとのことでした。
彼があの日、小学生さんやおばさんの手を引っ張ったこと。
それは彼なりに、母親が倒れたことを誰かに知らせたかったからではないでしょうか。
多分、私だけでなく、ミンナそう思っているはずだと信じています。
テレビで東京の風景、たとえば、浅草、お台場、渋谷、汐留、丸の内などが映るたびに、
その東京の空の下、今日も彼が元気に走り回っている姿が目に浮かびます。
終わり
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53:あきちゃん:2012/04/12(木) 21:29:45.12 ID:rJTBIAQA0
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猫
休みの日、する事もなくアパートの一室でゴロゴロしていると、
外から猫の鳴き声がしたそうです。
『うるさいなぁ。寝かせてくれよ。』
そうボヤキつつ外に出てみると、それは見覚えのある猫だったんだそうです。
その猫は、その人が昔付き合いのあった女性の飼っていた猫でした。
『おぉ!!懐かしいなぁ!しかしおまえ、こんな遠くまで何しに来たんだ?』
猫は何かを訴える様にニャーニャー鳴くばかり。
『何あわててんだ、近所迷惑だろ。落ち着け。』
そこに現れたのは大家さん。
『ちょっとあなた。このアパート、ペット禁止ですよ。猫なんか、、、あら?』
『え、いや、この猫は、、、あれ?いない、、、。』
『のら猫かしら、、、』
その場はそれでおさまったそうです。
でも何か気になったんでしょう。
その人、昔の彼女に電話したんだそうです。
いくら猫はアッチコッチ出歩くとは言っても、車でも1時間以上かかる距離だし、、。
何か妙だと感じたんでしょう。
しかし何度かけても電話には誰も出ません。
たまたま留守なのか、でも気になったんでしょう。
彼女のうちまで出かけたそうです。
鍵が掛かっていなかったので入ってみると、
彼女が体調を崩して苦しそうにしてベッドに横たわっていたそうです。
彼女を看病し具合も良くなったころ、聞いたそうです。
『あの猫が知らせてくれた。ご主人思いの猫だ』
『そんな筈ない、、、』
『なんで?』
『あのコ、、、すこし前に死んじゃってるから、、、』
彼女はそう言ったそうです
終わり
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55:あきちゃん:2012/04/12(木) 21:33:17.90 ID:rJTBIAQA0
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岩部のカップル
これは妹が体験した話です。
怖いというより、悲しい話です。
妹が伊豆の海へ旅行に行った時の話です。
夜、結構歩きにくい岩辺を友達と歩いていて、(浜辺ではないので足場が悪い)
花火をする場所を探していました。
で、前方にカップルが歩いていました。
会話は、なんかケンカのあとみたいなカンジで、口数は少なかったそうです。
妹は聞き耳たてて野次馬根性で会話を聞いてやろうとしました。
やっと聞こえた会話は
彼女「・・・ごめんね」
彼氏「いいよ、気にすんな」
彼女「でも・・・・・・・私のせいだし」
彼氏「いいって!お前のせいじゃないよ」
ってカンジな会話でした。
明らかに痴話ケンカのあとの会話みたいな・・・・
会話が特におもしろいものじゃなかったので
別に妹は気に求めなかったのですが、
ふと、気付くと、さっきまでいたはずのカップルは、消えていました。
足場の悪い岩場で、周りにはなにも隠れるところもありません。
転んで海に落ちたとしても音や声が聞こえるはずです。
妹は友達に「前のカップルどこいったんだろうね?」と聞いたところ、
友達は「え???前に人なんていないよ」と言ったそうです。
どうやら友達3人中見えて聞こえていたのは妹だけのようでした。
妹はとっても怖がりなので、「気のせい」と思い込むようにしました。
花火の最中も妹はさっきのカップルが頭から離れませんでした。
花火のあと、ペンションに戻り、オーナー、
他の泊まり客達とワインなどを飲みながら雑談していると
オーナーが「そーいえば、この岩辺にカップルの幽霊がでるんだ」と言ったそうです。
妹は酔いも冷めて、オーナーに「その話教えてください」
と詰め寄りました。
オーナーの話では、何年か前にその岩辺付近でダイビングをしていたグループがあり、
もぐっている最中に1人の女の子の背負っていたタンクが岩にはまっていまい、
とるのも不可能、脱ぐのも不可能な状態になってしまって、
助けを呼んでも、時間的に無理、彼女は残り少ない酸素がなくなり死を待つだけになったそうです。
その女の子の彼氏もそのグループにおり、
彼氏は、必死にその彼女を助けようとしていましたが、
どうがんばっても不可能でした。
彼氏は、助けるのは絶望的だと判断したあとに、
意を決したように、自分も一緒に彼女の傍で、
一緒に酸素がなくなるのを待って、死んでいったそうです。
それから、岩辺では、しきりに誤る女の子と、
気にするなとなだめる男の子の幽霊が、亡くなった季節の夏になると、現れるそうです。
妹は、その話を聞いた後に、大泣きしたそうです。
終わり
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57:あきちゃん:2012/04/12(木) 21:37:04.36 ID:rJTBIAQA0
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これは、私がまだ10歳(当時小学4年生)の時の話です。
私は、放課後(部活の帰り)、一人部室(音楽室)に残って、少し練習をし、楽譜の整理もしていました。
先生も友達もいません。グラウンドには、男子の声が響いていました。
そして、時計がちょうど4時(くらい)を指した時でした。
『・・・寂しいなぁ。』という声が聞こえ、振り向くと、
グランドピアノの上に、私より1,2歳年上と思われる男の子が座っていました。
当時から、「霊とは絶対目を合わせない!」というのが、
私の鉄則(?)でしたので、目をそらそうと思ったのですが・・・。
その男の子が、あまりに綺麗な顔立ちをしていたので、目をそらす事ができず・・ぱち。
「(しまった・・・ι)」
『ねぇ、君・・。俺が見えるの?』
と聞かれたので、「・・うん。」と、思わず答えてしまいました。
『・・俺、ずーっとここで一人ぼっちなんだ。』
「?なんで・・・?」
私は、彼の話を聴くことにしました。
『俺さ。大分前に、ここの教室から飛び降りたんだよ。』
「なんで?」
『・・・・イジメ』
「・・・そっか。」
私は、何故かしら彼の話を、親身になって聞いていました。
『お前が始めてなんだ。俺を見て、驚かないで話し聞いてくれたの。』
と、彼は言うと・・
『ありがとう。』
それだけいって、消えてしまいました。
私は、なんだかわからないけど、涙が出ました。
「・・初恋・・・だったのになぁ。」
と、呟いたのは、本当の恋だったからでしょうか?でも、彼はきっと成仏したでしょう。
ちょっと切ない幽霊との会話でした。
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58:あきちゃん:2012/04/12(木) 21:38:42.25 ID:rJTBIAQA0
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Ⅰさんという女性は、以前、自宅で一匹の犬を飼っていた。
その犬も年をとって死んだ。
翌年、その犬が長年暮らしていた小屋のあった場所から一本のグラジオラスが咲いた。
グラジオラスはアヤメ科の植物で球根から発芽する。
ところが家族の誰も、そんなものを埋めた記憶がない。
オレンジ色のグラジオラス。
翌年家を建て替えた。
庭にはブルドーザーが入り、庭土を全て削りだして駐車場にした。
その翌年の夏、砂利を敷いた駐車場の隅から一本の
グラジオラスが芽を出し、立派なオレンジ色の花を咲かせた。
その場所はやはり、あの犬小屋があったところだった。
建て替え前の庭の土はまったく残ってないのに・・・と家族は不思議がった。
その後もグラジオラスは、毎年毎年オレンジ色の花を咲かせたが、一度だけ白い花を咲かせた。
その年はⅠさんのお姉さんが結婚した年だった。
今年も、駐車場の隅にグラジオラスが花を咲かせようとしている。
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59:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/12(木) 21:40:04.14 ID:rJTBIAQA0
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疲れた・・・
大体集まったしスレ落とします
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