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1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/16(木) 04:18:04.10 ID:6WtOWFdF0
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お願いママ
ママのとっておきなお話、聞きたいんだ★
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5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/16(木) 04:20:02.70 ID:gJb0lTfe0
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鮫島
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10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/16(木) 04:25:25.68 ID:6WtOWFdF0
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私の故郷に伝わっていた「禁后」というものにまつわる話です。
どう読むのかは最後までわかりませんでしたが、私たちの間では「パンドラ」と呼ばれていました。
私が生まれ育った町は静かでのどかな田舎町でした。
目立った遊び場などもない寂れた町だったのですが、一つだけとても目を引くものがありました。
町の外れ、たんぼが延々と続く道にぽつんと建っている一軒の空き家です。
長らく誰も住んでいなかったようでかなりボロく、古くさい田舎町の中でも一際古さを感じさせるような家でした。
それだけなら単なる古い空き家…で終わりなのですが、目を引く理由がありました。
一つは両親など町の大人達の過剰な反応。
その空き家の話をしようとするだけで厳しく叱られ、時にはひっぱたかれてまで怒られることもあったぐらいです。
どの家の子供も同じで、私もそうでした。
もう一つは、その空き家にはなぜか玄関が無かったということ。
窓やガラス戸はあったのですが、出入口となる玄関が無かったのです。
以前に誰かが住んでいたとしたら、どうやって出入りしていたのか?
わざわざ窓やガラス戸から出入りしてたのか?
そういった謎めいた要素が興味をそそり、いつからか勝手に付けられた「パンドラ」という呼び名も相まって、当時の子供達の一番の話題になっていました。
(この時点では「禁后」というものについてまだ何も知りません。)
私を含め大半の子は何があるのか調べてやる!と探索を試みようとしていましたが、普段その話をしただけでも親達があんなに怒るというのが身に染みていたため、なかなか実践できずにいました。
場所自体は子供だけでも難なく行けるし、人目もありません。
たぶん、みんな一度は空き家の目の前まで来てみたことがあったと思います。
しばらくはそれで雰囲気を楽しみ、何事もなく過ごしていました。
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12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/16(木) 04:25:48.62 ID:6WtOWFdF0
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私が中学にあがってから何ヵ月か経った頃、ある男子がパンドラの話に興味を持ち、ぜひ見てみたいと言いだしました。
名前はAとします。
A君の家はお母さんがもともとこの町の出身で他県に嫁いでいったそうですが、離婚を機に実家であるお祖母ちゃんの家に戻ってきたとのこと。
A君自身はこの町は初めてなので、パンドラの話も全く知らなかったようです。
その当時私と仲の良かったB君・C君・D子の内、B君とC君が彼と親しかったので自然と私達の仲間内に加わっていました。
五人で集まってたわいのない会話をしている時、私達が当たり前のようにパンドラという言葉を口にするので、気になったA君がそれに食い付いたのでした。
「うちの母ちゃんとばあちゃんもここの生まれだけど、その話聞いたらオレも怒られんのかな?」
「怒られるなんてもんじゃねえぜ〜うちの父ちゃん母ちゃんなんか本気で殴ってくるんだぞ!」
「うちも。意味わかんないよね」
A君にパンドラの説明をしながら、みんな親への文句を言い始めます。
ひととおり説明し終えると、一番の疑問である「空き家に何があるのか」という話題になりました。
「そこに何があるかってのは誰も知らないの?」
「知らない。入ったことないし聞いたら怒られるし。知ってんのは親達だけなんじゃないか?」
「だったらさ、何を隠してるのかオレたちで突き止めてやろうぜ!」
Aは意気揚揚と言いました。
親に怒られるのが嫌だった私と他の三人は最初こそ渋っていましたが、Aのノリにつられたのと、今までそうしたくともできなかったうっぷんを晴らせるということで、結局みんな同意します。
その後の話し合いで、いつも遊ぶ時によくついてくるDの妹も行きたいという事になり、六人で日曜の昼間に作戦決行となりました
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13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/16(木) 04:26:14.30 ID:6WtOWFdF0
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当日、わくわくした面持ちで空き家の前に集合、なぜか各自リュックサックを背負ってスナック菓子などを持ち寄り、みんな浮かれまくっていたのを覚えています。
前述のとおり、問題の空き家はたんぼに囲まれた場所にぽつんと建っていて、玄関がありません。
二階建の家ですが窓まで昇れそうになかったので、中に入るには一階のガラス戸を割って入るしかありませんでした。
「ガラスの弁償ぐらいなら大した事ないって」
そう言ってA君は思いっきりガラスを割ってしまい、中に入っていきました。
何もなかったとしてもこれで確実に怒られるな…と思いながら、みんなも後に続きます。
そこは居間でした。
左側に台所、正面の廊下に出て左には浴室と突き当たりにトイレ、右には二階への階段と、本来玄関であろうスペース。
昼間ということもあり明るかったですが、玄関が無いせいか廊下のあたりは薄暗く見えました。
古ぼけた外観に反して中は予想より綺麗…というより何もありません。
家具など物は一切なく、人が住んでいたような跡は何もない。
居間も台所もかなり広めではあったもののごく普通。
「何もないじゃん」
「普通だな〜何かしら物が残ってるんだと思ってたのに。」
何もない居間と台所をあれこれ見ながら、男三人はつまらなそうに持ってきたお菓子をボリボリ食べ始めました。
「てことは、秘密は二階かな」
私とD子はD妹の手を取りながら二階に向かおうと廊下に出ます。
しかし、階段は…と廊下に出た瞬間、私とD子は心臓が止まりそうになりました。
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14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/16(木) 04:26:48.49 ID:6WtOWFdF0
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左にのびた廊下には途中で浴室があり突き当たりがトイレなのですが、その間くらいの位置に鏡台が置かれ、真前につっぱり棒のようなものが立てられていました。
そして、その棒に髪がかけられていたのです。
どう表現していいかわからないのですが、カツラのように髪型として形を成したものというか、ロングヘアの女性の後ろ髪がそのままそこにあるという感じです。(伝わりにくかったらごめんなさい)
位置的にも、平均的な身長なら大体その辺に頭がくるだろうというような位置で棒の高さが調節してあり、まるで「女が鏡台の前で座ってる」のを再現したみたいな光景。
一気に鳥肌が立ち、「何何!?何なのこれ!?」と軽くパニックの私とD子。
何だ何だ?と廊下に出てきた男三人も意味不明な光景に唖然。
D妹だけが、あれなぁに?ときょとんとしていました。
「なんだよあれ?本物の髪の毛か?」
「わかんない。触ってみるか?」
A君とB君はそんな事を言いましたが、C君と私達は必死で止めました。
「やばいからやめろって!気持ち悪いし絶対何かあるだろ!」
「そうだよ、やめなよ!」
どう考えても異様としか思えないその光景に恐怖を感じ、ひとまずみんな居間に引っ込みます。
居間からは見えませんが、廊下の方に視線をやるだけでも嫌でした。
「どうする…?廊下通んないと二階行けないぞ」
「あたしやだ。あんなの気持ち悪い」
「オレもなんかやばい気がする」
C君と私とD子の三人はあまりに予想外のものを見てしまい、完全に探索意欲を失っていました。
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17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/16(木) 04:27:15.51 ID:6WtOWFdF0
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「あれ見ないように行けばだいじょぶだって。二階で何か出てきたって階段降りてすぐそこが出口だぜ?しかもまだ昼間だぞ?」
AB両人はどうしても二階を見たいらしく、引け腰の私達三人を急かします。
「そんな事言ったって…」
私達が顔を見合わせどうしようかと思った時、はっと気付きました。
「あれ?D子、〇〇ちゃんは?」
「えっ?」
全員気が付きました。
D妹がいないのです。
私達は唯一の出入口であるガラス戸の前にいたので、外に出たという事はありえません。
広めといえど居間と台所は一目で見渡せます。
その場にいるはずのD妹がいないのです。
「〇〇!?どこ!?返事しなさい!!」
D子が必死に声を出しますが返事はありません。
「おい、もしかして上に行ったんじゃ…」
その一言に全員が廊下を見据えました。
「やだ!なんで!?何やってんのあの子!?」
D子が涙目になりながら叫びます。
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18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/16(木) 04:27:45.68 ID:6WtOWFdF0
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「落ち着けよ!とにかく二階に行くぞ!」
さすがに怖いなどと言ってる場合でもなく、すぐに廊下に出て階段を駆け上がっていきました。
「おーい、〇〇ちゃん?」
「〇〇!いい加減にしてよ!出てきなさい!」
みなD妹へ呼び掛けながら階段を進みますが、返事はありません。
階段を上り終えると、部屋が二つありました。
どちらもドアは閉まっています。
まずすぐ正面のドアを開けました。
その部屋は外から見たときに窓があった部屋です。
中にはやはり何もなく、D妹の姿もありません。
「あっちだな」
私達はもう一方のドアに近付き、ゆっくりとドアを開けました。
D妹はいました。
ただ、私達は言葉も出せずその場で固まりました。
その部屋の中央には、下にあるのと全く同じものがあったのです。
鏡台とその真前に立てられた棒、そしてそれにかかった長い後ろ髪。
異様な恐怖に包まれ、全員茫然と立ち尽くしたまま動けませんでした。
「ねえちゃん、これなぁに?」
不意にD妹が言い、次の瞬間とんでもない行動をとりました。
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20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/16(木) 04:28:06.50 ID:6WtOWFdF0
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彼女は鏡台に近付き、三つある引き出しの内、一番上の引き出しを開けたのです。
「これなぁに?」
D妹がその引き出しから取り出して私達に見せたもの…
それは筆のようなもので「禁后」と書かれた半紙でした。
意味がわからずD妹を見つめるしかない私達。
この時、どうしてすぐに動けなかったのか、今でもわかりません。
D妹は構わずその半紙をしまって引き出しを閉め、今度は二段目の引き出しから中のものを取り出しました。
全く同じもの、「禁后」と書かれた半紙です。
もう何が何だかわからず、私はがたがたと震えるしか出来ませんでしたが、D子が我に返りすぐさま妹に駆け寄りました。
D子ももう半泣きになっています。
「何やってんのあんたは!」
妹を厳しく怒鳴りつけ、半紙を取り上げると引き出しを開け、しまおうとしました。
この時、D妹が半紙を出した後すぐに二段目の引き出しを閉めてしまっていたのが問題でした。
慌てていたのかD子は二段目ではなく三段目、一番下の引き出しを開けたのです。
ガラッと引き出しを開けたとたん、D子は中を見つめたまま動かなくなりました。
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21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/16(木) 04:28:23.24 ID:6WtOWFdF0
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黙ってじっと中を見つめたまま、微動だにしません。
「ど、どうした!?何だよ!?」
ここでようやく私達は動けるようになり、二人に駆け寄ろうとした瞬間、ガンッ!!と大きな音をたてD子が引き出しを閉めました。
そして肩より長いくらいの自分の髪を口元に運び、むしゃむしゃとしゃぶりだしたのです。
「お、おい?どうしたんだよ!?」
「D子?しっかりして!」
みんなが声をかけても反応が無い。
ただひたすら、自分の髪をしゃぶり続けている。
その行動に恐怖を感じたのかD妹も泣きだし、ほんとうに緊迫した状況でした。
「おい!どうなってんだよ!?」
「知らねえよ!何なんだよこれ!?」
「とにかく外に出てうちに帰るぞ!ここにいたくねえ!」
D子を三人が抱え、私はD妹の手を握り急いでその家から出ました。
その間もD子はずっと髪をびちゃびちゃとしゃぶっていましたが、どうしていいかわからず、とにかく大人のところへ行かなきゃ!という気持ちでした。
その空き家から一番近かった私の家に駆け込み、大声で母を呼びました。
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22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/16(木) 04:28:41.84 ID:6WtOWFdF0
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泣きじゃくる私とD妹、汗びっしょりで茫然とする男三人、そして奇行を続けるD子。
どう説明したらいいのかと頭がぐるぐるしていたところで、声を聞いた母が何事かと現われました。
「お母さぁん!」
泣きながらなんとか事情を説明しようとしたところで母は私と男三人を突然ビンタで殴り、怒鳴りつけました。
「あんた達、あそこへ行ったね!?あの空き家へ行ったんだね!?」
普段見たこともない形相に私達は必死に首を縦に振るしかなく、うまく言葉を発せませんでした。
「あんた達は奥で待ってなさい。すぐみんなのご両親達に連絡するから。」
そう言うと母はD子を抱き抱え、二階へ連れていきました。
私達は言われた通り、私の家の居間でただぼーっと座り込み、何も考えられませんでした。
それから一時間ほどはそのままだっと思います。
みんなの親たちが集まってくるまで、母もD子も二階から降りてきませんでした。
親達が集まった頃にようやく母だけが居間に来て、ただ一言、「この子達があの家に行ってしまった」と言いました。
親達がざわざわとしだし、みんなが動揺したり取り乱したりしていました。
「お前ら!何を見た!?あそこで何を見たんだ!?」
それぞれの親達が一斉に我が子に向かって放つ言葉に、私達は頭が真っ白で応えられませんでしたが、何とかA君とB君が懸命に事情を説明しました。
「見たのは鏡台と変な髪の毛みたいな…あとガラス割っちゃって…」
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25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/16(木) 04:28:59.01 ID:6WtOWFdF0
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「他には!?見たのはそれだけか!?」
「あとは…何かよくわかんない言葉が書いてある紙…」
その一言で急に場が静まり返りました。
と同時に二階からものすごい悲鳴。
私の母が慌てて二階に上がり数分後、母に抱えられて降りてきたのはD子のお母さんでした。
まともに見れなかったぐらい涙でくしゃくしゃでした。
「見たの…?D子は引き出しの中を見たの!?」
D子のお母さんが私達に詰め寄りそう問い掛けます。
「あんた達、鏡台の引き出しを開けて中にあるものを見たか?」
「二階の鏡台の三段目の引き出しだ。どうなんだ?」
他の親達も問い詰めてきました。
「一段目と二段目は僕らも見ました…三段目は…D子だけです…」
言い終わった途端、D子のお母さんがものすごい力で私達の体を掴み、「何で止めなかったの!?あんた達友達なんでしょう!?何で止めなかったのよ!?」と叫びだしたのです。
D子のお父さんや他の親達が必死で押さえ「落ち着け!」「奥さんしっかりして!」となだめようとし、しばらくしてやっと落ち着いたのか、D妹を連れてまた二階へ上がっていってしまいました。
そこでいったん場を引き上げ、私達四人はB君の家に移りB君の両親から話を聞かされました。
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26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/16(木) 04:29:25.00 ID:6WtOWFdF0
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「お前達が行った家な、最初から誰も住んじゃいない。あそこはあの鏡台と髪の為だけに建てられた家なんだ。オレや他の親御さん達が子供の頃からあった。」
「あの鏡台は実際に使われていたもの、髪の毛も本物だ。それから、お前達が見たっていう言葉。この言葉だな?」
そういってB君のお父さんは紙とペンを取り、「禁后」と書いて私達に見せました。
「うん…その言葉だよ」
私達が応えると、B君のお父さんはくしゃっと丸めたその紙をごみ箱に投げ捨て、そのまま話を続けました。
「これはな、あの髪の持ち主の名前だ。読み方は知らないかぎりまず出てこないような読み方だ」
「お前達が知っていいのはこれだけだ。金輪際あの家の話はするな。近づくのもダメだ。わかったな?とりあえず今日はみんなうちに泊まってゆっくり休め。」
そう言って席を立とうとしたB君のお父さんにB君は意を決したようにこう聞きました。
「D子はどうなったんだよ!?あいつは何であんな…」と言い終わらない内にB君のお父さんが口を開きました。
「あの子の事は忘れろ。もう二度と元には戻れないし、お前達とも二度と会えない。それに…」
B君のお父さんは少し悲しげな表情で続けました。
「お前達はあの子のお母さんからこの先一生恨まれ続ける。今回の件で誰かの責任を問う気はない。だが、さっきのお母さんの様子でわかるだろ?お前達はもうあの子に関わっちゃいけないんだ」
そう言って、B君のお父さんは部屋を出ていってしまった。
私達は何も考えられなかった。
その後どうやって過ごしたかもよくわからない。
本当に長い1日でした。
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28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/16(木) 04:29:44.38 ID:6WtOWFdF0
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それからしばらくは普通に生活していました。
翌日から私の親もA達の親も一切この件に関する話はせず、D子がどうなったかもわかりません。
学校には一身上の都合となっていたようですが、一ヵ月程してどこかへ引っ越してしまったそうです。
また、あの日私達以外の家にも連絡が行ったらしく、あの空き家に関する話は自然と減っていきました。
ガラス戸などにも厳重な対策が施され中に入れなくなったとも聞いています。
私やA達はあれ以来一度もあの空き家に近づいておらず、D子の事もあってか疎遠になっていきました。
高校も別々でしたし、私も三人も町を出ていき、それからもう十年以上になります。
ここまで下手な長文に付き合ってくださったのに申し訳ないのですが、結局何もわからずじまいです。
ただ、最後に…
私が大学を卒業した頃ですが、D子のお母さんから私の母宛てに手紙がありました。
内容はどうしても教えてもらえなかったのですが、その時の母の言葉が意味深だったのが今でも引っ掛かっています。
「母親ってのは最後まで子供の為に隠し持ってる選択があるのよ。もし、ああなってしまったのがあんただったとしたら、私もそれを選んでたと思うわ。それが間違った答えだとしてもね」
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24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/16(木) 04:28:48.78 ID:Hl5/lWWZ0
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高校生の頃、学校の近くのお好み焼き屋でたむろするのが日課だった。
その日もいつものように、その店で下らない話をしていたんだが、
「キィィィィィー」という車の激しいブレーキ音が聞こえ、
「おい、事故ったんじゃねえ? いこうぜ!」と言う友人と3人で
すぐに店を飛び出しました。
その店はわりと大きい十字路から10mくらいの所にあった為、
出てすぐの十字路に違いないと確信してました。
その事故現場はまさに十字路で起きていました。
砂利を積んでいるような大きなトラックが見え、近くに野次馬もいました。
ちょうど前輪の辺りに、中年の女性が言葉にならないような叫び声をあげていました。
近づいてみると、トラックの前輪に向かって叫んでいます。
その時私が目にしたのは、馬鹿でかいトラックの前輪の下に頭がすっぽりと
入ってしまっている小学生くらいの女の子の体でした。
半狂乱の母親らしき人が「○○!○○!」とその子の名前らしきものを叫び続けてました。
完全に頭を踏み潰された女の子。時折手足がビクッビクッと動いてたのを覚えてます。
うわ…見なきゃ良かった。と思った時はもう遅かったのですが、
その母親は何を思ったのか、その女の子の両手を掴み、
腰を落として引っ張りだそうとしたのです。
周りに居た人間は、その光景の凄まじさから誰も止めようとする人がいません。
まもなく「ブッ」という鈍い音をたてて、首から下の胴体だけが抜けました。
もうそこからは見ていられないと思い、友人と3人で店に戻ろうとした時に、
ふとその母親らしき女性と目が合ってしまったのです。
逃げるように店に戻ったのですが、何を思ったのかその母親らしき女性は、
頭の無い女の子の体を抱いたまま、私たちを追ってきたのです。
店に逃げ込む私達と、それを追いかけて入ってくる死体を抱えた女性・・・
店には何人か他のお客がいたが、全員もうパニックでした。
「○○を助けてよ!ねえ、助けてよ!」と狂乱する女性。
店を全員が一斉に逃げ出しました。
その後、そのお好み焼き屋は1週間ほど休業してました。
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27:/)`・ω・´):2012/02/16(木) 04:29:36.48 ID:23tcfCOY0
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高校時代同じ部活のやつの家に3人で泊りに行くことになった
それは夏休みの終わり
とても蒸し暑く自販機には虫がいっぱい集まっている
そんな夜
とても不思議な体験をしたのです
その友人の家はまだ新築でこれから住宅開発が進もうとしている
山と森を切り開いた少し寂しく でも道路やガードレールは新品の
丘の上に立っていた
駅に友人が迎えに出て我々はそいつの自宅に歩いて登って行った
夜九時の事
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29:/)`・ω・´):2012/02/16(木) 04:30:06.76 ID:23tcfCOY0
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虫の声が響き月は明るくほどなくして友人の家に着く
いつも世話になっている友人の母O子さんと家族にあいさつして
二階へと上る
プレステ 漫画よくある普通の外泊のはずであった
下で何回か電話の音が響く
夜11時ころか
何回も鳴るので少し気になった
それから10分くらいだろうか友人の母O子さんが部屋に入ってくる
いきなりO子さんは部屋の窓を全部閉め
ぼく達にこう言った
今日はクーラーつけていいから窓は閉めておきなさい
鍵もかけておきなさい
友人はそれは珍しい事だと言ってた
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30:/)`・ω・´):2012/02/16(木) 04:30:29.20 ID:23tcfCOY0
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それから少しお腹が減ってきてお菓子や飲み物を買いに行こうと決まった
コンビニは駅の近くまでまた丘を降りなければならない
でも散歩がてら歩こうと意見が一致し玄関まで下りていく
その時いきなりドアが開いてO子さんが
どこへ行くの!?
と少し怖い顔で走ってきた
コンビニですと答えるがダメだと言われる
そこの家は結構ゆるい感じだと思っていたから少し意外だった
「お菓子や飲み物は冷蔵庫のやつで我慢しなさい」
それが答えであった
僕らは二階に上がったが
友人だけO子さんに呼ばれ下で話をしていた。
しばらくして顔色が悪くなった友人が部屋に入ってくる
ここですべての理由がはっきりとするとともに
僕らは心底恐怖におののくこととなる
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31:/)`・ω・´):2012/02/16(木) 04:30:50.52 ID:23tcfCOY0
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さきほどの電話
それは亡くなったはずのO子さんの同級生からの電話で
今から家に遊びに行くとの内容であったという
「駄目よ・・・○○ちゃん来てはダメ」
そう何度もO子さんは説得したという
僕らが丘を登るのを見かけたらしく
近くまできているとのことで
窓の鍵や外出禁止の理由がやっと分かった
その日はO子さんの友人の命日であったという
おはり
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32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/16(木) 04:32:34.66 ID:OPmzCfY3O
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二ヶ月前スーパーでイチゴとかイロイロ買ったんだけど、家着いたらイチゴだけなくて
おかしいなぁ袋に入れ忘れたかと思ってスーパーに戻ってもなくて
まぁいっかとした。んで最近車からイチゴの甘すっぱい匂いしたから
座席下見たらイチゴがあったんだけどまったく傷みもせず腐ってもなかった
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35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/16(木) 04:35:31.53 ID:6WtOWFdF0
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>359:2010/05/16(日) 21:33:57 ID:P5POpUbB0
昼食をとり終えた頃、いい天気なので散歩にでも行こうと思い出た。
歩きだそうとしたとき、10メートル先に妊婦がしゃがみこんでいるのが目にはいる。
すぐに駆けつけ、「大丈夫ですか?」と声をかけるが返事はこない。
「どうしました?」
またも返事はない。
さすがにまずいと思い、「救急車を呼びますね」と言い、携帯を取り出した。
そのとき妊婦が口を開いた。
「あのー、すいませんこの近くに交番はありますか?」
なぜ交番の場所を聞かれたのか疑問に思いながらも、交番の場所をおしえる。
すると、「そうですかありがとうございます」と言いながら立ち上がり、
続けざまに「それではまたどこかで」と言うと、妊婦は去っていった。
なんだったのだろうかと思いながら携帯を開く。
その瞬間、あの妊婦の言葉の意味を理解して、僕はすぐさま家へと逃げ込んだ。
今思い出しても背筋が凍りつく。
もしあの時声をかけなければ、どうなっていたのだろうか。
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37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/16(木) 04:37:23.74 ID:6WtOWFdF0
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【押入れ】
ある20代の女性がアパートに住んでいた。
だがいつのころからか夜中に閉めたはずの寝室のドア
が開いているようになった。
女性は気味が悪くなって夜中に試しに起きていた。
すると夜中の2時ごろに突然スーッと押入れの戸が開く音がした。飛び起きてみると押入れの戸のの隙間から男の目が覗いていた。
悲鳴を上げて部屋を飛び出すと後ろから髪をひっぱられた。女性はそれを振り切って近くの交番に駆け込み、事情説明して数人の警察官と一緒にアパートに戻った。
その時すでに男の姿はなく、押入れから大量のゴミと汚れた服が出てきた。
警察官は「この様子だと最低でも2週間は住んでいましたね。君、早くここを引越しなさい。」と言った。
その後女性は管理人付き完全オートロックのマンションに引っ越した。
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38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/16(木) 04:38:05.33 ID:enD4jCaE0
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橋北中学校水難事件
水泳訓練中に女子生徒36人が溺死 13名負傷
生存者の証言にて「防空頭巾にモンペを履いた無表情の女達が足を引きずりこんできた」
事故が起きた海岸は即刻遊泳禁止
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40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/16(木) 04:40:29.26 ID:6WtOWFdF0
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アジの開き
神奈川に住むKさんの話
Kさんは霊感が強いらしくよくその類のものをよく見るという
そのKさんが家族で海に釣りに行った。そのときの釣りは大漁でアジがたくさん釣れた
その日の夕食にはアジ料理がテーブルに並んだと言う
そしてその晩、トイレに起きたKさんは居間を通るとなにかの気配が感じる
「いったい何がいるのか?」と目を凝らすと何かが暗闇に浮いている
よーく、見てみた
それは今日釣ったと思われるアジの開きだったという
その日はちょうどお盆だった
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43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/16(木) 04:44:14.59 ID:6WtOWFdF0
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149 :名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/06(日) 04:04
ジェリーが大人になった頃、トムはもうこの世にいませんでした。
トムは自分の命の終わりがすぐ傍まで来ているのを知ったとき、こっそりジェリーの前から姿を消しました。
ジェリーの前で、弱って涙もろくなった自分を見せたくなかったのです。
トムはジェリーの心の中では、ずっと喧嘩相手として生きつづけたかったのです。
トムがいなくなったのに気づいたとき、ジェリーは悲しみはしませんでしたが、退屈になるなと思いました。
トムとの喧嘩は最高にスリルのあるゲームでしたから。
胸の奥が不思議にチクチクはするのですが、それが何なのか、ジェリーにはよくはわかりませんでした。
トムの願い通り、ジェリーの心の中でトムは、いつまでも仲の悪い喧嘩相手でした。
そんなある日、ジェリーの前に一匹の猫が現れました。
トムよりのろまで体も小さい猫です。
喧嘩相手のトムがいなくなって寂しかったジェリーは、今度はこの猫を喧嘩相手にしようと考えました。
そこでジェリーは、穴のあいた三角チーズが仕掛けられたねずみ取りを利用して、その猫に罠をかけることにしました。
いつもトムにしていたように。
ジェリーは物陰に隠れて、ねずみを求めて猫が、ねずみ取りの近くに来るのを待っていました。
そして思惑通り、猫が罠に向かって近づいてきます。
ジェリーはしめしめと思いました。
いつものように自分がねずみ取りにひっかかるふりをして、逆に猫をねずみ取りにかけてやるんだ。
うふふ。手か尻尾を挟んだ猫の飛び上がる姿が頭に浮かび愉快です。
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45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/16(木) 04:44:50.43 ID:6WtOWFdF0
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でも、その猫はトムではありません。
猫はチーズの近くまで来たとき、ジェリーが出てくるより早く美味しそうなねずみの匂いに気づき、
目にもとまらぬ速さで隠れていたジェリーに襲いかかってきました。
ジェリーはいつもトムから逃げていたように逃げましたが、
トムよりのろまなはずの猫にすぐに追いつかれてしまい、体をガブリと噛まれました。
ジェリーも噛みつき返しましたが、トムより体が小さいはずの猫は平気です。
血まみれのジェリーは薄れ行く意識の中で、本当は鼠が猫と喧嘩して勝てるわけがないことと、
いつもトムはジェリーに『してやられた』ふりをして、わざとジェリーを捕まえないでいたことを、
そのとき始めて知ったのです。
トムの大きな優しさと友情に気づいたのです。
そしてトムがいなくなった時の、胸の奥のチクチクの正体にも気づきました。
かけがえのない友を無くした悲しみでした。
ジェリーの魂が体を抜けた時、空の上には、優しく微笑みジェリーを待っているトムがいました。
「また喧嘩ができるね」
「のぞむところさ、今度こそは捕まえてやるぞ」
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130:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/16(木) 07:44:59.27 ID:GZYOfDlH0
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>>45
いい話じゃね?泣きそうになった
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46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/16(木) 04:46:06.72 ID:XMh0A6ToO
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>不安の種って漫画見てて、自分の子供時代のそっくりな体験思い出した。
というのも、『遊ぼおじさん』の話。
公園で遊んでいると、遊ぼおじさんはしょっちゅう現れた。
足をびっこひきながら近づいてくるその様子と、「あ~ぞ~ぼ~」と言う低音ボイス、
常によだれを垂れている口元が、子供心に恐怖を覚えた。
というのも、重度の知的&身体障害者だった。
みんなは怖がったが、自分は興味本位で一緒に遊んでしまった。
数日後、小学校のグラウンドで体育の授業をしていると、どこで嗅ぎ付けたのかおじさんがやってきた。
学校でも有名だったからか、そのときはみんなパニックになった。
泣く子、逃げ出す子。その様子はまさに阿鼻叫喚だった。
そのときは先生が丸くおさめて帰らせたからことなきを得たが、何も知らない俺は何が怖いの?って感じだった。
そのことを母親に話した。「今度あったら一応挨拶しておく」と言った。
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48:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/16(木) 04:46:32.75 ID:XMh0A6ToO
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それからしばらく、遊ぼおじさんは見かけなくなった。
あるとき、一人で留守番をしながらスーファミしてた。
おじさんが家の前を歩いているのを窓から見てしまった。目が合い、自宅を気付かれてしまったようだ。
俺の家は一階建ての平屋。なんとなくヤバイ感じがして、俺は全部の窓とドアの鍵を閉めに行った。
すると遊ぼおじさんは、本当に身体障害者かよというぐらいの速さで全速力で走ってきた。
「あぞぼ!!あぞぼ!!」
ドンドン!とドアを無茶苦茶に叩き始めた。
しばらくしたらおさまった。ヤレヤレだぜと思い、ゲームを再開した。
目の前の窓に遊ぼおじさんが張り付いていた。
俺は、星のカービィスーパーデラックスのデータが消えていたことに泣いた。
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47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/16(木) 04:46:12.34 ID:6WtOWFdF0
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380 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/03/27(火) 18:24
大正時代の始め頃。
東京の京橋に「画博堂」という書画屋があって、そこの3階には同好の志が集まって、
持ち寄った怪談話をかわるがわる話し合う、ということがよく行われていた。
ある日、その画博堂に見なれない男がやってきて、自分にも話をさせてくれと言う。
どんな話かと聞くと、田中河内介の話だという。田中河内介は、明治維新時の知られざる尊皇志士のひとりである。
その男は、
「田中河内介が寺田屋事件のあと、どうなってしまったかということは話せば、
よくないことがその身にふりかかって来ると言われていて、誰もその話をしない。
知っている人は、その名前さえ口外しない程だ。
そんなわけで、本当のことを知っている人がだんだん少なくなってしまって、
自分がとうとうそれを知っている最後の人になってしまったから、話しておきたいのだ」と言う。
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49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/16(木) 04:46:38.18 ID:6WtOWFdF0
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始めは、よした方がいいなどと懸念してとめる者もいたが、
大半の人々が面白がってうながすので、その男が話を始めた。
前置きを言って、いよいよ本題にはいるかと思うと、話はいつの間にかまた元へもどってしまった。
河内介の末路を知っている者は、自分一人になってしまったし、
それにこの文明開化の世の中に、話せば悪いことがある、などということがあるはずもない。
だから今日は思い切って話すから、是非聞いてもらいたい。
というところまで来ると、またいつのまにか始めに返ってしまって、
田中河内介の末路を知っている者は、と話し出す。
なかなか本題にはいらない。
その間に、一座の人が一人立ち、二人立ちしはじめた。
別に飽きたから抜けていくというわけではなくて、用で立ったり、呼ばれたりして立ったのだそうだが、
私の父も、自宅から電話がかかってきて下に呼ばれた。
下におりたついでに帳場で煙草をつけていると、又あとから一人おりて来て、
まだ「文明開花」をやってますぜ、どうかしてるんじゃないかと笑っていると、あわただしく人がおりてきた。
偶然誰もまわりにいなくなったその部屋で、前の小机にうつぶせになったまま、彼が死んでしまったというのだ。
とうとう河内介の最期を、その人は話さずじまいであった、というのである。
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50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/16(木) 04:47:34.21 ID:6WtOWFdF0
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860 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:2001/02/28(水) 20:59
僕はいつも学校に行くためにバスに乗ってるんですけど、
そのバスは右に曲がった
そのいつも乗ってるバスで、ある日おかしな事があったんです。
だって、いつものような、おばあさんもがいるから、
最後まで行ったんです。痛いから。
それで、そこまでは別に良かったんですけど、めちゃくちゃ
大きい紙袋の紙じゃない版みたいなのがあって、
ボールみたいなのもあって、シルクハットをかぶってる人も
いっぱいいたんです。
おかしいですよね?普通の道を通ってるのに。
それでもバスはずうっと普通に進んでたんですけど、
ある道を左に曲がった所で、いきなり急ブレーキをしたんですよ。
それで、本当に急にキー---って止まったんで、
中に乗ってた人が、バランスを崩してこけそうになったんです。
僕は席に座ってたんで大丈夫だったんですけど。
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51:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/16(木) 04:47:52.85 ID:6WtOWFdF0
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でも、本当におかしい事は、学校に行く直前に起こったんです。
そのバスはいつも、大きな公園の横を通って行くんですけど、
その頃、ちょうどそのいつもの道は工事してたんで、
ちょっと遠回りして、トンネルがある方の道から行ってたんです。
それで、そのトンネルのちょうど真中ぐらいまで通ったところで、
そのバスが”ガチャ”とか言いながら止まったんです。
僕はもちろんおかしいな、と思いました。
で、気づくと、バスは既に学校前のバス停に着いてました。
僕は、あれ?おかしいなぁ?とか思いながらバスを降りて、
その日も普通に学校に行きました。
そのバスに乗ってた人はもうみんな死んだんですけど。
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52:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/16(木) 04:48:59.24 ID:6WtOWFdF0
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698 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/03/29 03:01
俺にはちょっと変な趣味があった。
その趣味って言うのが、夜中になると家の屋上に出て、そこから双眼鏡で自分の住んでいる街を観察すること。
いつもとは違う、静まり返った街を観察するのが楽しい。
遠くに見えるおおきな給水タンクとか、
酔っ払いを乗せて坂道を登っていくタクシーとか、
ぽつんと佇むまぶしい自動販売機なんかを見ていると、妙にワクワクしてくる。
俺の家の西側には長い坂道があって、それがまっすぐ俺の家の方に向って下ってくる。
だから屋上から西側に目をやれば、その坂道の全体を正面から視界に納めることができるようになってるわけね。
その坂道の脇に設置されてる自動販売機を双眼鏡で見ながら、
「あ、大きな蛾が飛んでるな~」なんて思っていたら、
坂道の一番上のほうから、物凄い勢いで下ってくる奴がいた。
「なんだ?」と思って双眼鏡で見てみたら、
全裸でガリガリに痩せた子供みたいな奴が、
満面の笑みを浮かべながらこっちに手を振りつつ、猛スピードで走ってくる。
奴はあきらかにこっちの存在に気付いているし、俺と目も合いっぱなし。
ちょっとの間、あっけに取られて呆然と眺めていたけど、
なんだか凄くヤバイことになりそうな気がして、急いで階段を下りて家の中に逃げ込んだ。
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53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/16(木) 04:49:18.48 ID:6WtOWFdF0
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700 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/03/29 03:03
ドアを閉めて、鍵をかけて、「うわーどうしようどうしよう、なんだよあれ!!」って怯えていたら、
ズダダダダダダッって屋上への階段を上る音が。
明らかに俺を探してる。
「凄いやばいことになっちゃったよ、どうしよう、まじで、なんだよあれ」って心の中でつぶやきながら、
声を潜めて物音を立てないように、リビングの真中でアイロン(武器)を両手で握って構えてた。
しばらくしたら、今度は階段をズダダダダッって下りる音。
もう、バカになりそうなくらいガタガタ震えていたら、
ドアをダンダンダンダンダンダン!!って叩いて、
チャイムをピンポンピンポン!ピポポン!ピポン!!と鳴らしてくる。
「ウッ、ンーッ!ウッ、ンーッ!」って感じで、奴のうめき声も聴こえる。
心臓が一瞬とまって、物凄い勢い脈打ち始めた。
さらにガクガク震えながら息を潜めていると、
数十秒くらいでノックもチャイムもうめき声止んで、元の静かな状態に……。
それでも当然、緊張が解けるわけがなく、日が昇るまでアイロンを構えて硬直していた。
あいつはいったい何者だったんだ。
もう二度と、夜中に双眼鏡なんか覗かない。
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56:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/16(木) 04:54:36.22 ID:XMh0A6ToO
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>>53
これ怖いよなー
ただの池沼なのかな池沼でも怖いけど
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54:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/16(木) 04:52:30.21 ID:6WtOWFdF0
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448 :可愛い奥様:2007/10/15(月) 17:53:23 ID:51noEEcU0
7年前に病気で亡くなった兄(4歳上)が、実家へ帰省すると現われます。
それが不思議な事に、初めて目撃した時は表情が穏やかで怖いなんて思わなかったのに、
去年の夏過ぎから凶暴な感じになってしまいました。
私達が夕食をとっていると、テーブルの下に現れて睨んでくる兄。
手を伸ばして触れようとすると、移動して旦那の足元へ逃げるんです。
旦那の足は臭いらしく、苦しそうな表情をする兄が可哀想で心苦しいです。
見守ってくれる兄には感謝を忘れた事はないけれど、
子供が出来てからは忙しくて帰省の回数も減ってしまい、原因はこれかな?
旦那や子供にヤキモチを焼いているのかもと、最近は考えています。
451 :可愛い奥様:2007/10/15(月) 18:00:26 ID:LgPgfytD0
>>448
ネタじゃないんだよね。
だったら、はやく上にあがってもらった方がよくないかい?お兄さん。
なんかマズイ状態になってる気がする。
454 :可愛い奥様:2007/10/15(月) 18:22:25 ID:51noEEcU0
ネタじゃありません。
兄なんで何だか可哀想で(徐霊とか)。
母に話したんですが、見えないので信じないし、「兄なら良いじゃない」と言うだけです。
浮かばれていないのかだけ今は心配です。
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55:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/16(木) 04:54:32.94 ID:6WtOWFdF0
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132 : 仲居(神奈川県):2010/08/29(日) 00:22:26.50 ID:B9sTwHC/0
出会い系で初めて会った女に手錠掛けて無理やりやってハメ鳥した
よく捕まらなかったわ ふしぎ!
231 : メンヘラ(神奈川県):2010/08/29(日) 03:25:18.78 ID:Dl5D0qA90
友達の前で妹の肛門に鉛筆いれた
親にチクられないようきつく脅した
348 : 仲居(神奈川県):2010/08/29(日) 22:15:52.10 ID:B9sTwHC/0
むかーしテレクラでアポった女が見るからにメンヘラで、ごめんなさいして車で帰ろうとしたら
すごい形相で「なんでよ!」っていいながら窓から手を突っ込んできて掴まれた
怖くなって急いで車出したけど、女は窓にしがみついて離れず、待てやぁぁ!とかいいながらひきずられてる
ますます怖くなって思い切りアクセル踏んでドリフト気味に交差点を曲がったら、
ポーン!と飛んで道の向こう側の畑をゴロゴロ転がって行った
もう西部警察みたいだったけど、死んでないよな?349 : メンヘラ(神奈川県):2010/08/29(日) 22:18:55.73 ID:Dl5D0qA90
>>348
8年くらい前か?
351 : 仲居(神奈川県):2010/08/29(日) 22:23:39.84 ID:B9sTwHC/0
>>349
そのくらい。平塚の田舎の方
つかお前の名前怖すぎだろw
360 : メンヘラ(神奈川県):2010/08/29(日) 22:41:12.99 ID:Dl5D0qA90
>>351
車はワンボックスか
367 : 仲居(神奈川県):2010/08/29(日) 22:55:59.29 ID:B9sTwHC/0
>>360
もうやめて
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58:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/16(木) 04:56:04.52 ID:6WtOWFdF0
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801:恐い:2011/01/15(土) 13:52:28 ID:wrAEe4WS0
昔の話。
成人になってから子供並の壮絶なイジメをうけて、人が恐くなって家に引き篭ってた。
これじゃいけないと思って、地元の精神科に行った。
『イジメ自体が私の妄想』という判断をされ、統合失調症と診断された。
当然、加害者は証言してくれない。
小さな閉鎖空間でのイジメだったので傍証も無い。
私が実際にイジメを受けてた証拠は一切無い。
田舎なので、近所にお医者さんはそこしかない。
人がたくさん居る電車には、恐怖感でとても乗れない。
田舎での医師の信用は絶対で、もうどうしようもない。
家族も私の事をそういう目で見出した。
確かにイジメ自体が私の虚構だったら幸せかもしれない、まで考え始めてた。
親がそう見るとか、そういう認識すら私の妄想の場合があるんだと思うと、すごく恐かった。
訳が分からなくなって恐かった。
人に言ったら引かれると思い誰にも言わずに、
昔の友達とは、単なる休職中のフリをしてメールのやり取りをしてた。
ある日、本気で辛くなって、仲の良い幼馴染に一連の話を全部話した。
この幼馴染には逐一イジメの相談をしていた。すごい泣きながら話した。
幼馴染は「それおかしくね!?」と言いきってくれた。
幼馴染の車に乗せてもらって、都市部の病院に行ったら、
前の病院は誤診で、イジメによるPTSD(心的外傷ストレス障害)だと診断された…
今は良くなって半ば笑い話なんだけど、
こうやって作られた狂人もいるんだろうな…と思ったらぞっとした。
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59:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/16(木) 04:56:21.23 ID:6WtOWFdF0
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805:恐い:2011/01/15(土) 15:42:09 ID:wFzyelza0
>>801
よかったね、その友達は一生の宝だよ
てか精神科の誤診こわいよ!病気じゃないのに薬漬けにされそうになるとか・・・。
霊とかそういう目に見えないものより、こっちのが本気でこわい!
809:801:2011/01/15(土) 16:58:38 ID:wrAEe4WS0
>>805
リアルに薬もらってた…
当然効かないから、何度か種類を変えてたので、最後の方は結構強いの出されてたんじゃないかと思う。
PTSDで被害状況を筋通した日本語で冷静に説明とか出来る訳もなく、
上手く話せなかったり震えたり興奮しちゃったりするのが、誤診の症状の裏づけと判断される悪循環。
イジメはその通りモラハラだったので、病院でまで自我否定されて無気力化。
病院で言われた事で思い出して傷付いて、もらった安定剤飲んで落ちついてのめっちゃマッチポンプw
終いには、本当に自分がおかしいかもしれないと思ってた。
下手に哲学専攻だったから、『狂人の"我思うゆえに我あり"』の状態が抵抗無く想定できたせいで、
余計にキタのかもしれない。
友達がいなかったら廃人になってたと思う。
古いホラー映画みたいなことが、自分に起こると思わなかった。
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61:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/16(木) 04:57:16.58 ID:6WtOWFdF0
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747 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/08/17(金) 22:12
13日に田舎の墓参りに行ってきた。
毎年恒例で、俺は東京で一人暮らしして、初めての里帰りだった。
寺には一族郎党が集まり、仲の良いいとこのDもきていた。
お経も終わり墓参りも終わって、寺の座敷でみんなくつろいでいたとき、
俺は東京のことをいろいろ聞かれて、うざいなあと思いつつ受け答えしてた。
見ると、Dの奴がなにか元気ない。
どうしたのかと思い話し掛けると、Dはこんな話しをした。
749 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/08/17(金) 22:14
昨晩Dが寝ていると、なにか布団のまわりで気配がする。
目をあけると、寝ている自分のまわりを何者かが、グルグルと回っている。
びっくりしたDが目をこらしてよく見ると、鬼みたいのが小走りに回っていたそうだ。
Dは金縛りにあい、声も出ない。
しばらく、恐怖に凍りついていると、頭の左側にお坊さんがふたり座っていて、お経をとなえている。
すると、走り回っていた鬼がピタッととまり、
Dをまたいで「ここにいたあ、ここにいたあ」といって、覆い被さってこようとした。
「ぎゃーっ!」
そして翌日、つまり、墓参りの日の朝に目がさめた。
あれは夢だったのかどうかわからないが、自分としては、まちがいなく現実だと思う。
俺はちょっと薄気味悪く思ったが、「夢なんじゃない」とかいっていた。
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64:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/16(木) 05:04:24.55 ID:5ADZgtpa0
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短くて恐い話ってないのか
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65:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/16(木) 05:04:27.80 ID:1SBuZSZU0
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昨日買ったばかりの新車に乗って地元の有名な心霊スポットのトンネルくぐってガソリンスタンドによった。
店員さんに窓拭いてもらったが後部座席の手の跡がとれないらしい。
後部座席の内側から手あかが10か所程ついていたのだが誰もまだ後部座席に乗せたことがないはず。
もちろん車が届いたときに車内を確認したが手あかのようなものはなかった。
今日になってぐぐってみたらそのトンネルで同じようなことがいままでにもあったらしい。
ちなみにそのトンネルは自殺の名所らしい…
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69:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/16(木) 05:11:54.44 ID:XMh0A6ToO
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92 :本当にあった怖い名無し:2009/08/12(水) 03:21:23 ID:ct3zc5yi0
この話を友人にしたら、一瞬固まった後、失笑された・・・。
でも、当事者の俺としてはけっこう気持ち悪い。
今年6月で3歳になった娘の話。
子供にはよくある事なのだが、想像上の友達がいる。
よくでてくるのは、『パンダさん』、『たぬきさん』、『うさぎさん』。
「パンダさんはまだ赤ちゃんなの」とか、「おもちゃを散らかしたのはたぬきさん」など言う中で、
『うさぎさん』だけが何か引っかかるものがあった。
よくよく考えてみると『うさぎさん』の場合、他と比べて具体的な表現をするという事に気がついた。
「うさぎさんはおねえちゃんだから、上手にお箸がつかえるのよ」
「うさぎさんは今、ベランダでお花みてる」など。
ある時、娘が1人でピアノをおもちゃにして遊んでいた。
良くある事なので気にもしてなかったが、気がつくと、たどたどしいがちゃんとメロディーになっている。
ド・・レ・ミ、ド・レ・・・ミ
チューリップだった。
ピアノを習わせてる訳ではないし、俺も嫁も特に教えてはいない。
不思議に思って聞いてみると、「うさぎさんが教えてくれた」との事。
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70:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/16(木) 05:12:19.04 ID:XMh0A6ToO
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さすがにちょっと不気味になって娘に聞いてみた。
「うさぎさんってどんな子?」
「えっとねぇ、耳が長いの」(それは想像がつく)
「じゃあ、こんな子?」(絵本のデフォルメされたうさぎのイラストを見せる)
「ちがう」
「じゃあ・・・、これは?」(今度は本物のうさぎの写真)
「ちがう」
その後色々聞いてみるが、まだ語彙も少なくよくわからず。
娘本人もうまく伝わらないため、イライラし始めたのでその日はやめにした。
1つだけ判ったのは、白じゃなく黒うさぎだという事。
それから数日後の事、娘が興奮して走ってきた。
「これー!これー!」
1冊の雑誌を持って叫んでいる。
「何?」
聞いてみると雑誌の写真を指差し、
「これ、うさぎさん!」
「えっ・・・。これがうさぎさん?」
「そう」と娘は満足げ。
その写真は、にっこり微笑むバニーガールのおねえさんだった。
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71:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/16(木) 05:19:52.45 ID:XMh0A6ToO
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847:全裸隊◆CH99uyNUDE 08/29(火) 23:23 cFStREPP0 [sage]
山の神を助けたというのが、小屋の爺さんの自慢だ。
春先、山道の具合を確かめようと山に入り、
死にかけた犬を保護したという。
背負子に縛り付けて山を降り、ジープに乗せて
麓にある家まで連れ帰った。
翌日には動物病院へ連れて行くつもりで、一晩。
朝になると、犬は姿を消していた。
犬が寝ていた布団からは、ほんのり香りが立っていた。
年によっては、初夏でも5メートルを越える積雪。
多くの小屋が積雪による被害を受け、夏の開業前に
修繕を余儀なくされる中、犬を助けて以来、
爺さんの小屋は、修繕と無縁だ。
爺さんの小屋の周りだけ、雪が消えているのだという。
丸木や石で組んだ階段の修理さえ不要になった。
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72:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/16(木) 05:20:29.57 ID:XMh0A6ToO
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爺さんは神棚に、犬のぬいぐるみを置き、水と飯を供える。
秋、雪が降る前に小屋を閉め、爺さんは山を降りる。
犬のぬいぐるみは、家の神棚に安置される。
ある年、最後の客となった俺は小屋の片付けを手伝い、
その礼として、爺さんの家に招かれた。
夜は犬を寝かせたという縁起物の布団に寝かされ、
翌朝、ジープで町まで送ってもらった。
「燃料がな、あれ以来、満タンのままなんだ」
犬を助けて以来、爺さんのジープは給油をしていない。
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74:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/16(木) 05:23:04.86 ID:5ADZgtpa0
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マンションであった殺人事件の犯人とすれ違って後日話聞きに来た警官が犯人ってのあったよね
あれなんだっけ
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80:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/16(木) 05:30:46.31 ID:XMh0A6ToO
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200 :名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/08(火) 11:33
例によって、何人かで集まって怪談話しをしているとき、そのうちの1人が言い出しました。
「今から話す方法で、自分に霊感があるかどうかが判るんだって。
まず頭の中で、自分の家の自分の部屋にいるイメージを思い浮かべて、
そして、そこから順番に全部の部屋を覗いて回っていって、
もし、その途中で、どこかの部屋で自分以外の誰かに会ったら、
霊感が強くて、見える時には見えちゃうんだって」
で、その時はその話しを聞きながら、みんな試してみたそうですが、
誰も“出会った”人はいなかったそうです。
ところが次の日、その中にいた1人がこう打ち明けてきました。
「実は私、あの話を試してた時に、会っちゃったんだ・・・。
部屋に行ったら、見たとこもない男がそこへ座り込んで、私を睨んでいたの・・・。
その時は、ちょっとびっくりしただけだったんだけどね・・・。
でもその日、家に帰ってその部屋に行ったら、
その男が同じ場所に座り込んで、私をじっと睨んでたの・・・」
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90:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/16(木) 05:38:06.67 ID:I9wycn1YP
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意味が解ると怖い系
俺はまるで役立たずだった…
親友2人が「あんな事」になっている時も
俺は茫然と「それ」を眺めていた…
まるで自分が自分じゃないような感覚だった…
赤の方がお立ちになったままアタックチャンス
そんなTVから流れる雑音を雑音とも思わない…なんだろう…
地下2階の庭に桃の木はなかった
俺は手に握りしめたまま 彷徨う
俺は気付くと墓場にいた
目の前には大きな桃の木が立っている
すべてが無意味だ 虚無 空虚 甘い香りが口に広がる
そう、これは桃の実… 俺の親友…
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88:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/16(木) 05:37:05.57 ID:XMh0A6ToO
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事件に関する重要な記録をここに公開する。
ICレコーダーによる記録である。
吹き込まれた声は基本的に可美村(かみむら)緋那(ひな)のものだけである。
彼女は警視庁の刑事であると共に、IZUMO社航空機墜落事故の唯一の生存者である
可美村貴代(たかよ)ちゃん(事故当時十三歳)の叔母でもある。
貴代ちゃんは事故の怪我によって、長らく植物人間状態と見なされていたが、
先日、意識をはっきりと回復していることが確認された。会話が出来るほどには回復していないため、
奥歯に電極を取り付け、歯を噛み合わせると電子音が鳴る仕組みでコミュニケーションを可能にした。
イエスの場合は二回、ノーの場合は一回、歯を噛み合わせてもらった。
貴代ちゃんの精神安定のため、部屋には緋那さんと貴代ちゃんの二人だけである。
カメラなども設置していない。
以下が記録である。
「こんにちは」
無音。
「私のことを覚えていますか」
二回。
「ええ、緋那おばさんですよ。少しお話をしてもいい?」
二回。
「今日はお日様が出ていますね。気持ちいいですか?」
二回。
「お外に出ます?」
一回。
「ここでいい?」
二回。
「そう。それじゃあ、ここで」
無音。
「あのね、おばさん、事故の時の話をしたいんだけど、いい?」
無音。
「駄目?」
やや後、二回。
「駄目なの?」
一回。
「いいの?」
二回。
「それじゃ、聞きますね。貴代ちゃんは旅行の帰りだったんですね」
二回。
「空港を出た時は何も異常はありませんでしたか」
二回。
「他の乗客の人たちは普通でしたか?」
二回。
「飛んでいる最中に何かが起こったのですね」
四回、間断なく。
「それはYESということ?」
三回。
「つらい? この話、やめましょうか?」
しばし後、一回。
「続けられる?」
二回。
「じゃあ、もう少し頑張ってくださいね」
二回。
「事故の前、飛行機は揺れましたか?」
二回。
「恐かった?」
やや後、一回。
「その時には、もう落ちると思いましたか?」
一回。
「大したことはないと思ったんですね」
二回。
「揺れはだんだん酷くなりましたか?」
やや後、一回。
「しばらく小さな揺れが続いたんですか?」
一回。
「それは、つまり……揺れが一度止まった?」
二回。
-
96:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/16(木) 05:42:57.29 ID:XMh0A6ToO
-
「その後、また揺れましたか?」
二回。
「その後、落ちたのですか?」
二回。
「辛い事ばかり聞いてごめんね。恐かったでしょう?」
二回。
「今日はこれぐらいにしておく? 疲れたでしょう?」
一回。
「まだ話せる?」
二回。
「それじゃあ、もう少し聞いていい?」
二回。
「揺れている以外に、何か異常はありましたか?」
しばし後、二回。
「それじゃあ」
可美村緋那さんの言葉の途中で、三回。
「どうしたの?」
三回。
「顎が疲れちゃった?」 五回。
「震えてるの?」
四回。
「貴代ちゃん、だいじょうぶ?」
六回。間を挟んですぐに五回。
「少し落ち着くまで待ちますね」
三回。
しばし休憩。その最中にも、数回。
「もう大丈夫?」
二回。
「さっきの話の続きね。何か揺れ以外の異常があったのですか?」
二回。
「エンジン音とかが変だったのですか?」
一回。
「何か爆発音が聞こえたとか?」
一回。
「窓から何かが見えました?」
二回。
「それは何か硬そうなものがぶつかったのが見えたということでしょうか」
一回。
「もしかして、それは墜落の直接の原因じゃないと思いますか?」
一回。
「窓から見えたものが墜落の原因ですか?」
一回。
「それは」
可美村緋那の言葉の最中、何度も続けて。(回数不明)
「貴代ちゃん、だいじょうぶ? 恐いの?」
連続。
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99:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/16(木) 05:46:38.19 ID:XMh0A6ToO
-
「もう大丈夫だから、怖がらなくてもいいんですよ。ここは病院だから、落ちたりしませんよ」
七回。
「さあ、落ち着いて」
五回。
しばし後、回復。
「貴代ちゃん、だいじょうぶ?」
二回。
「続けられますか?」
二回。
「何が見えたんですか?」
無音。
「ああ、ごめんね。そこから見えたのは、ええと、他の飛行機か何かですか?」
一回。
「少し質問を変えますね。貴代ちゃんの席は窓際でしたか?」
二回。
「窓からは飛行機の羽も良く見えたんですか?」
二回。
「羽に何か異常があったんですか?」
やや後、二回。
「羽が壊れてた?」
やや後、二回。
「だから飛行機は落ちたのかしら?」
しばし待つも、無音。
「羽が壊れて落ちたわけじゃないの?」
一回。
「羽が壊れて落ちたのね」
二回。
「なんで壊れたのか、わかりますか?」
二回。
「何かがぶつかったの?」
一回。
「勝手に壊れた?」
一回。
「誰かが壊した?」
二回。
「誰かが、そこにいたの?」
二回。
「それで」
言葉の最中、小刻みに何度も。
しばし質問の声もなく、音だけが続く。
「いい?」
一回、一回、一回と、間を挟んで。
収まるまで待つ。
「その誰かは、羽だけにいたのですか?」
一回。
「一人じゃなかったんですか」
二回。
「たくさん?」
二回。
「いろんな所を壊していた?」
二回。
「窓は」
二回。
「それは窓を壊して入ってきたということ?」
二回。
「その何かは、乗客に酷いことをしたのですか?」
二回。
「貴代ちゃんの傷も、その何かのせい?」
何度も。
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102:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/16(木) 05:48:42.12 ID:XMh0A6ToO
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「傷口から唾液が」
何度も。
「牙が生えてた?」
何度も。
「ぬめぬめしてた?」
何度も。
「目が真っ黒で、葡萄みたいに小さくて、びっしりと」
何度も。
「子供みたいに小さい」
何度も。
「手が、ううん、足? たくさん生えてて、這い回るみたいに」
何度も。
「変な声で、何かを擦ったみたいな声で」
何度も。
「すごく小さな穴や隙間から、ずりずりって出てきて」
何度も。
「身体に張り付いてきて」
何度も。
「登ってきて」
何度も。
「噛みついて」
電子音は以降、一切鳴らなくなる。
「食べられ」
「痛い」
「助けて」
以上が記録された二人のやり取りである。
後半、何かをこするような音や、ピタピタと吸盤の張り付くような音、
引きずるような音などが入り乱れたが、詳細は不明である。
可美村緋那の声が後半で震えていたことと何らかの関係があるのかも不明。
この記録は桜美赤十字病院女性二名惨殺事件の重要参考物件として
県警に保管されている。
この事件の真相は未だ謎に包まれたままである。
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107:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/16(木) 05:53:56.10 ID:XMh0A6ToO
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ニュージーランド・ヘラルド紙によると、バルバートさんは2年ほど前から耳の奥で変な
音がし、何かがごそごそと動くような感じで、強いかゆみを覚えるようになった。
我慢できずに、指を突っ込んだり綿棒を使ったりしてみたが奥まで届かなかった。医者に診てもらい、2回ほど水で耳を洗浄したが症状は治まらず、原因も分からなかった。
そこで専門医に相談して調べてもらったところ、バルバートさんの耳には鼓膜の辺りなど
に約100匹のダニが住みつき、卵を産んでいるのが分かった。湿気のある耳の中が
ダニの絶好の繁殖場所となっていたようだ。
早速、すべてのダニや卵を吸い出したが、わずかに残った卵がかえったりしてなかなか
絶滅させることができなかった。
結局、カイセンやシラミを退治する溶液を使って、やっと治療が完了し、バルバートさんは
今では安らかな眠りを楽しんでいるという。
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108:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/16(木) 05:57:34.63 ID:XMh0A6ToO
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195 :本当にあった怖い名無し:2011/09/29(木) 02:14:37.52 ID:mOt/MkIC0
自分にとっては最初凄く怖かった体験だったんだが、途中で展開がネタっぽい感じになってしまって、
誰に話しても笑われてしまうという、どうにも腑に落ちない話なんですが。
当時はプレステ2でFF11が発売されて間もない頃で、連日寝る間を惜しんでプレイしていたんです。
きっかけらしいものは全く思い当たらないんだけど、ある日を境に深夜に何かがベランダを歩くようになりました。
時刻は丁度このくらい。午前2時頃になると、カツッカツッと、ヒールで歩くような音がベランダを往復するんです。
自分の部屋は4Fで家の最上階。4Fにはあと2部屋あって、自分の部屋を含めて全てが横並び。
ベランダも全ての部屋に繋がっています。
付近では一番高い建物だからなのか、日中は屋上によくカラスが集まっているので、
最初はカラスが何かをつついているのかと思っていました。
昼夜問わず時間が空いたらゲームに夢中になっていたので、
日中の日光の照り返しでTV画面が見辛くなるのを嫌い、ブラインドは常時下げたまま。
カラスだと思い気にも留めていなかったので、
音がしてもブラインドを上げてベランダを確認しようとは思いませんでした。
196 :本当にあった怖い名無し:2011/09/29(木) 02:29:14.79 ID:mOt/MkIC0
音がするようになって3?4日目くらいだったと思います。
チャットで『またカラスがウロウロしてるよ。鬱陶しいなあ。』と友人達に発言したところ、
『それにしては連日。しかも深夜に鳥目のカラスがウロウロするっておかしくないか?』と友人達に言われ、
それからは音がするともう怖くて、しきりにチャットで気を紛らわせていました。
もちろん怖くて絶対にベランダなんか確認できません。
幸い10分もしない内に静かになるので、ただ耐える事はできました。
ですが、さらに不思議な足音には追い討ちがされるようになりました。
足音が止むと、今度は部屋の隅から凄くゆっくりとオルゴールが流れるようになったんです。
1音、1音、ポツリ、ポツリ、と、巻いたゼンマイが切れかける直前の様な速さで流れてくるんです。
『生まれてこの方オルゴール買った事ないんですが。
あと音の出所がベランダ付近の壁の中みたいなんですがwwwww』
普段生やさない草も生やしまくって、チャットで怖い気持ちをごまかし続けました。
>197 :本当にあった怖い名無し:2011/09/29(木) 02:43:37.61 ID:mOt/MkIC0
ここまでは本気で怖かったのですが、ここから話が変な展開になってしまいます。笑われてしまう要因です。
オルゴールが流れるようになってから、これも3?4日目くらいだったと思うんですが、ある事に気付きました。
1音づつだったので最初はよくわからなかったのですが、曲に凄く聞き覚えがあるのです。
それが何の曲であるのか気付くのに、時間はかかりませんでした。
「これ・・・。檄・帝國華撃団じゃね・・・?」(サクラ大戦というゲームの主題歌です)
それからはもうオルゴールは自分の味方としか思えず、恐怖心は吹っ飛んでしまいました。
その後も数日足音とオルゴールは続き、相変わらずベランダの外は流石に怖くて確認できなかったけれど、
オルゴールが流れると一緒にゆっくり歌う程にまで、気が楽になったのを覚えています。
そしてその内、いつの間にか足音もオルゴールも聞こえなくなりました。
今も同じ部屋でコレを書いていますが、この時間になると時々オルゴールが聞きたくなります。
足音は勘弁してください。マジで。
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110:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/16(木) 05:58:16.11 ID:5ADZgtpa0
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むかしある山奥に「五十人村」と呼ばれる村がありました
その村の人口は、いつも五十人以上になることがありませんでした
じつはその村には昔から人口が五十人以上になってはいけないというきびしい掟がありました
赤ん坊が生まれたりして51人になった場合、
その赤ん坊を殺すことで掟を守っていたのです
ある日、一組の夫婦が51人目になる子供を出産してしまいました
村人たちは「かわいそうだけど、掟は絶対だから」と赤ん坊を殺すよう母親に命じました
仕方なく、母親はどうやって子供を殺すか考えました
出来るだけ子供を苦しませたくないので、刃物などは使いたくありません
そこで母親は自分の乳房に毒を塗りました
赤ん坊がお乳を吸ったときに毒を飲ませようと考えたのです
しかし次の日死んでいたのは赤ん坊ではなく、赤ん坊の父親でした
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112:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/16(木) 06:03:10.42 ID:XMh0A6ToO
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840 :本当にあった怖い名無し:2009/08/22(土) 11:15:39 ID:JHpsKCxWO
父親の従兄弟がM町に一族を構えていて、父が子供の頃、M町で遊んでた出来事をよく語ってくれた。
M町の真ん中にM町と同じ名前のM川が流れていて、そこによく河童が現れていたらしい。
もう他界したが、父親の語る河童の話は妙にリアリティがあって面白かった。
例えば、河童は亀の様な甲羅があるわけではなく、背中がワニの鱗の様に硬いだけとか、
頭の皿は犬の鼻の様に粘膜質で、皿の周りの毛から水分補給してて、別に渇いても死なない。
ただ、渇くと全身が干からびて、皮がつっぱって動きが悪くなる。
頭の皿はそのバロメータになってるとか。
(河童にも親がいて、頭の皿が渇く前に水に戻れときつく言われてるらしい)
河童は特有の平泳ぎのような泳ぎ方で、人間がクロールするより速い。
しかし、父達がクロールを河童に教えると更に速くなった。
など、河童の身体の仕組みや生態が事細かく伝わった。
それはもう、本当に河童と一緒に泳いだり、相撲を取った人間でないと語れないようなリアリティ。
で、俺も小6になって、父の作り話だと理解した頃の正月、
親戚の家で呑んだ父が、酔い覚ましに散歩しようと誘ってきた。
貰うモン貰って、オバサン達の相手にも飽きた俺は父親の誘いに乗った。
散歩中、M川の橋の上で何かに気付いた父親が、
突然、川の上流に向かって「おーい!おおーい!」と叫んで、手を振り始めた。
橋の歩道には数名の人がいて、父の突然の奇行に立ち止まり、父の見つめる川へ視線を落とした。
俺も川を凝視する。
すると、胸上くらいを水面から出した人型の・・・河童が手を振り返してきたのだ。
手には水掻き、頭は円形禿。絵でみる河童の姿。
橋の上の人達も、若い人は「えー!何だアレ」、老婦人は「あら珍しい」みたいな反応。
本当にM川に河童がいたのだ。これは30年前の話。
ちなみに俺は今、縁があって結婚してM町に住んでる。
M町は夏に、『がわっぱ(河童のこと)祭』というのがある。
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118:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/16(木) 06:07:32.01 ID:XMh0A6ToO
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315 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/12/24 21:06
明治以前は、鉄砲に使う鉛の弾を、猟師自身が溶かして作っていたという。
夜なべ仕事に炭火で鉛を溶かし、底の丸い鉄鍋で弾を丸める作業を続けていると、
不思議なことに家の年老いた猫が、コクリ、コクリと首を振る。
猟師はさして気にもとめず、夜が更けるまで次の猟に使う弾を作り続けた
翌日。
山にうっすらと雪が積もり始めたその日は、師走とはいえまれに見る不猟の一日で、
黄昏時が迫ろうというのに山鳥の一羽も姿を見せない。
さすがの猟師もとうとう諦め、山を下りることにした。
316 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/12/24 21:08
日は暮れ、雪明かりでようやく道が見える時分に、猟師は山の出口にさしかかった。
と、その時、林の中に二つの光りが見えた。
すぐに獣の目と知れたが、その輝きが尋常ではない。
猟師はすぐに鉄砲を構え、頭とおぼしき位置を撃ち抜くが、
一瞬瞳が隠れると同時に、弾は金属音をたててはじき返された。
事態の飲み込めぬ猟師は、弾を込め続けざまに撃つが、皆同じように弾かれる。
とうとう前日に作った弾を全て撃ち尽くしてしまうと、それが分かるのか、瞳がゆっくりと近づいてきた。
猟師達は昔からの習いで、いざという時の為、たった一発だけ余分の隠し弾を常に持っている。
猟師は隠し弾を鉄砲に込めると、これが最後と覚悟を決めて引き金を引いた。
最後の弾は見事に当たり、すさまじい悲鳴と共に影が倒れ込んだ。
勇んで猟師が駆け寄ると、なんとそこには年老いた飼い猫が、額を撃ち抜かれて死んでいた。
横には玉を作る鉄鍋が落ちており、これをかぶって鉄砲を防いだものと知れた。
前の日、この猫がしきりと頷いていたのは、玉の数を数えていたのであろう。
畜生は長ずると化けて、人に害を及ぼす。
この猟師の村ではそれ以降、畜生の見ている前で玉を作ることはなくなった。
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134:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/16(木) 08:42:24.98 ID:YHqVQbLmO
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239 :1:2008/02/24(日) 09:54:50 ID:7HEfDi1a0
私も占い師に「長生きできんね」と言われたことある。
理由も聞いた。
「あんた、大陸に行ったことあるだろう?
そこで憑かれたんだと思うけど、悪霊なんてもんじゃない。
神に近いから、まず払えないし、どこに行っても障ることを恐れて何もできないよ」とか。
確かに、仕事で中国に数年住んでいた。
「まあ、日本にいる限り、息子さんが成人するまでは持つよ。あんたの背後に白狐が見える。
これが強いし、あんたの家系、将門信仰してる者がいるからね。お祖父様お祖母さまに感謝することだ。
・・・それと、叔母さんかな?修道院にいる人もいるねえ。彼女も遠くからあなたを守っているよ。
・・・でも、あと数年だね」
息子、もう15歳なんですが。あと5年でこの世とさよなら?それを何故断言できる?
私の不審そうな顔に、占い師は続けた。
「あんた、過去に手の筋切って何かできなくなってない?」
確かに。
ジャズピアノをやっていてそこそこ仕事もあったが、交通事故の後遺症で今、左手があまり動かず、
ピアノなんてもうとても無理な状態である。
240 :2:2008/02/24(日) 09:55:24 ID:7HEfDi1a0
「それは持って行かれたんだよ。でも命だけは、あんたを守る人たちに救われた。
でも、次は全て取る、と言っているよ。
・・・ごめんねえ、不快な事ばかり言って」
占い師はそう言って、私から料金を取らなかった。
あと5年でこの世から去る?にわかに信じられなないし、今も信じてない。
ところが、その占い師は『当たる』と評判だそうだ。
割と高額な見料も、あんなに長時間話したのに、「残りの人生に使いなさい」と貰わなかった。
帰宅後、夫と子供に話した。「信じてないけど」と言いつつ。
「私が死んだら、あななたちが心配で・・・」と言ったら、
夫も子供も、「それは自分たちが乗り越えること。おかんは心配しないで、残りを好きに使っていいよ」と。
今のところ病気などは無い。でも人は何で死ぬか解らない。
ちなみに後日、ある有名神社にお払いの相談をしたら、占い師の言ったとおり、
「神様にはできる限り障りたく無いんです。こちらの命も危ないですから」と。
「すいません、どんな神様が憑いてるって?」
「・・・地獄の神様です。あなたの左手を持ってます。・・・日本の神様ではありませんね」と。
-
136:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/16(木) 08:43:29.68 ID:YHqVQbLmO
-
241 :3:2008/02/24(日) 09:56:06 ID:7HEfDi1a0
回避方法無しと言われたのだが、神主さんには、
「でも基本的に自分はあまり信じてないんです。私には見えませんから」と言ったところ、
「そういう強い気持ちも大事ですよ」とか。
「なんで私なんでしょう?」
「人と同じですよ。好みなんです。
昔から、神様に愛されると長生きできないと言いますね。あれと一緒ですよ」
いや、そんな若くも無いですしと言ったら、
「寿命からしたら充分若いですよ」と。
実家のお稲荷様と、近所の将門神社には毎日詣でている。
でも最近、右肩が重いことに気がついた。
そして、もともと夢などあまり見ないのに、夢を見るようになった。
どこかの屋敷で、ピアノをずっと弾き続けている夢。
動かない左手が動くのは気分がいい。ずっとここにいたいと思う。
「ずっといてもいいんだよ」と、背後から右肩に手を置かれ、目が覚める。
いつかこのまま、目を覚まさなくなるのだろうか。
242 :本当にあった怖い名無し:2008/02/24(日) 13:53:44 ID:TM0uMcag0
>>239
>>240
>>241
これ実話?
本当に実話なら怖えぇぇぇーーーっ!!
290 :239-241:2008/02/25(月) 08:38:33 ID:FJoxHb7x0
>>242
実話なんだけど、信じてないと言い切りたいが、全くの他人二人に言われるとちょっと怖い。
まああとは、人に迷惑をかけない死に方ができるように、かな。
一応死後は墓には入りたくないので、散骨をおねがいしてる。そんなもん。
(献体とか臓器提供も遺言にあるのだが、夫と息子が嫌だと言ってるので多分無理)
でもさあ、神様が連れて行くなら、もっと高名なピアニストとかじゃないのー?と。
それすら好みなのか?そのあたりがワカラン。
そこまで愛されるほどの容姿とも思えないしなあ。
ま、5年たってぴんぴんしてたら、その占い師と神主にはケチつけに行きますわw
でも信じて無くても、「もうすぐ死にますよ」ってのは、精神的に堪えるね。
322 :291:2008/02/25(月) 22:21:38 ID:FJoxHb7x0
心配下さってる方ありがとう。
ここに書けば何か対策でもあるかなー?という気持ち半分と、
自分もまるきり信じているわけではないので、どうなのかな?という気持ちと半々なんだよね。
臓器移植は確かに、憑いていくとまずいかもしれませんね。やめておきます。
臓器の健康にはすっごい自信があるので、勿体ない気もするけど。
他の占い師に、顔見るなり「帰ってくれ、悪いけど見られない」と言われたこともあるので、
じわじわ怖くなってきている。
でもあと5年と言われたところで、病気でもないし、
じゃあ何をするかというと、日常を淡々とこなしていくしかないんですよね。
実家では、私が交通事故にあったときに、仏壇の観音様がまっぷたつに割れたそうです。(修理済み)
実家については、占い師さんの言ってることは全て大当たりです。
なんだか、あっちこっちに守って貰ったり、連れて行かれそうになったり。
まあ、本当に、夢を見ながらそっと死ねればいいかなあと思う反面、
絶対五年後に生きてるぞ!このエセ占い師め!と、そこに怒鳴り込むwことも考えています。
マサさんは高額そうだし、系統が違うみたいなのでちょっとw
五年後、生き抜けたらここに宣言しに来るので。ではノシ
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139:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/16(木) 08:46:29.64 ID:YHqVQbLmO
-
あれから一年半、とりあえず生きてるよ。
その間あったことも、そのうちまとめて報告にでも来るね。
947 :935 :2009/07/09(木) 16:47:05 ID:xWbqNCx70
まとめると書いたけど、そんな多くはないのだ。スマン。
とりあえず生きてます。
ただ、書き込んだときには自信満々だった内臓関係で一度入院、手術をしました。
命に別状ないはずの手術で失敗されました。
医療ミスの身近さに超びびりました。いま、医療裁判の準備中。
現実的に、失敗したのはメスを持った執刀医であり、後ろの方?ではない。
それに今、生きてるし。
呪いとか憑きものより、失敗する医者の方が恐いです。
後ろの方も「次は全て取る」と仰ってたようですが、
残念、内臓の一部しか取れませんでしたへへーん、くらいに思うようにしてます。
要約するとこんだけですが、とりあえず今は無事です。
食事制限(軽め)はあるものの、日常は送れております。仕事もできるし。
狐の子孫さん、はじめて読みましたが凄いね!いろんな意味で凄すぎです。
宝石欲しいとちょっと本気で思うよ。
右肩はいまだに重いです。夢も見ます。でも生き延びるよ。
2013年2月に「無事だよ!」と書き込むまでは絶対に。洒落コワに書き込むよw
そして「祟りや呪い、憑きもので死ぬ事なんて絶対にない!」と言い切るよ。
そのものの存在はあっても、そのせいで死ぬなんて絶対にあってはならないと思うので。
それでは。気にしててくれた人ありがとうノシ
981 :本当にあった怖い名無し:2012/02/10(金) 11:01:06.88 ID:CoUmgGiC0
スレ189の239ですが、覚えている人らっしゃるかな。
(占い師に、とりついているもののせいで長生きできないと言われた者です)
最後に書き込んだのが多分2009年の夏頃だったと思うのですが、無事生きています。
(医療裁判も示談で話がつきました)
そして、自分でもびっくりなんですが、来年成人する息子の下に、もう一人男の子が生まれました。
高齢出産ながら安産で、いま三ヶ月の赤ちゃんも健康優良児です。
右肩も相変わらず重く、左手は以前のまま。
赤ちゃんを抱っこするのにも気をつけないといけないんですが、無事です。
-
142:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/16(木) 08:48:17.43 ID:YHqVQbLmO
-
相談していた神主さんに昨年の震災の後の妊娠を告げたときに、「寿命が延びましたね」と言われました。
もしかして、もう一人『息子』が生まれたから、『息子が成人するまで』の期限が延びたってことなのだろうか?
と思ったが、詳細確認しませんでした。
神主さんが言うには、
「母親って強いんだけど、子供が小さければ小さいほどパワー全開だから、
病気とか事故とか物理的な災難はどうしようもないけれど、この手のものは大概はじくよ」
だそうで。
夢は見続けていますが、赤子の夜泣きで中断されることも多く、舌打ちされます。
夢は思い込みじゃないのかなあ?本当は夢に意味なんかないんじゃないのかなあ?
と思うけど、夢の中では両手が動いてとても気分がよく、
もうあんなに弾けるはずないのに、まだ腕が落ちていない気がしたりしてる。
でも、絶対に来年に死ぬ気はしなくなってきた。
気にしていてくれた人が何スレか前にいたので、無事出産を待っての報告でした。
986 :本当にあった怖い名無し:2012/02/10(金) 11:58:07.53 ID:2qknsncO0
まあオカルト的に死ぬ死ぬ言われて死ぬ奴はいないですし
生存報告はいらないんじゃないかなあ?
むしろ実際死んだら報告するようにしておいてチョーダイ
990 :本当にあった怖い名無し:2012/02/10(金) 13:06:41.05 ID:CoUmgGiC0
レスくれた人ありがとう。来年の2月に生存報告に来ます。
それで最後にしますね。
死んでたら報告できないんで、『死んだら頼む』の人はすみませんです。
この話、半分くらいからリアルタイムで見てたんだけど
いい方向に行って良かった
-
144:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/16(木) 08:52:21.77 ID:prJJ8lCyO
-
雫石慰霊の森 でググれ
慰霊の森
-
147:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/16(木) 09:07:13.16 ID:qi96n/+B0
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>>144
これやべーな
事故知らんかったは
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