2012年2月12日日曜日

世にも妙な物語っぽいタイトル書くと、誰かがあらすじ書いてくれるスレ

1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/11(土) 23:11:18.10 ID:Wo0UsCjO0

ラジオ体操




5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/11(土) 23:13:34.92 ID:C9IF5rJ70

>>1
毎朝つけてもいないのにラジオからラジオ体操の音が聞こえる
いつも無視していたがある日、なんとなく体操をした
その日はずっと運がよかったが、次の日、踊らずにいるとどんどん不幸が訪れた
それからというもの毎日ラジオ体操を踊り続けたが
ある日、踊るのを忘れてしまう



4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/11(土) 23:13:24.86 ID:mX9fM7jg0

電車通勤



14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/11(土) 23:17:07.05 ID:D8mHtrb70

>>4
電車通勤をしているサラリーマン
満員電車から降りる人たちに流され一緒に見知らぬ駅に降りてしまう
そいつらについていくとそこは世にも奇妙な街だった



6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/11(土) 23:13:46.60 ID:p/77jD5hO

歩くインターネット



13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/11(土) 23:16:56.72 ID:C9IF5rJ70

>>6
インターネット上の全ての情報が頭の中に入っているエリート会社員
彼は多くの人間に頼りにされていたがある日全ての情報を失ってしまう
それから周りの人間は寄り付かなくなり、どんどん落ちぶれていった
そんなときに一人の男に、「全部思い出させてあげるよ」と声をかけられ、彼はその誘いに乗る
そして彼は男によってこの世の全てを思い出し理解し、崩壊していった



24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/11(土) 23:19:43.62 ID:p/77jD5hO

>>13スゴすぎ



8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/11(土) 23:14:09.79 ID:IvkmT/yKI

ここへ来る気か



165: 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2012/02/12(日) 00:35:50.50 ID:Wi/vDxpHi

>>8
Kはいつもどおりの時間にいつもどおり出社した。
そこからの景色はよく、空も綺麗だが社内の雰囲気はとても悪い。

部下はミスを重ね、私が怒鳴り、社長には怒鳴られ、いつもピリピリしている。
いつもどおりイライラしていると、窓の方から声がした。窓に目をやると自分がいて、その声は他のひとに聞かれている様子はない。

窓にいる自分の話によると、あっちの世界も今の自分も同じとこに勤務していて、同じ地位らしい。
決定的な違いは、社内はとても雰囲気がいいと言うこと。みな熱心で、業績も給料もいいこと。

Kはとても羨ましく思い、勢いよく窓に飛び込んだ。

"ここへ来る気か"

窓を割れる瞬間、そんな声とともに地獄からの笑い声が聞こえた気がした。



12: 忍法帖【Lv=3,xxxP】 :2012/02/11(土) 23:15:58.35 ID:6vEkHgxl0

自殺タイマー



29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/11(土) 23:22:49.76 ID:3jan0+tj0

>>12
殺人兵器として極秘で開発された通称「自殺タイマー」
これをセットされると設定された時間にその名の通り自ら命を絶ってしまうという恐ろしいものだった



31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/11(土) 23:23:15.65 ID:D8mHtrb70

>>29
イキガミじゃねえかwww




20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/11(土) 23:18:48.63 ID:CW4JHIBj0

豚の記憶



37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/11(土) 23:28:27.09 ID:bIAqzVzQ0

>>20
人は誰でも記憶を持っているもの。未来では自分がいままてに見た記憶を思い出す機械が存在した。主人公の男は自分の少年の頃の事をどうしても思い出せなかった。この男がこの機械を使って見た物は、、、



25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/11(土) 23:20:35.27 ID:D8mHtrb70

誰か考えろよwwww



32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/11(土) 23:24:16.62 ID:C9IF5rJ70

>>25
22XX年、人々は考えることをやめた
そんな中一人だけ、考えることをやめない男がいた
彼はなぜ皆が考えることをやめたのかを考える
しかし自分ひとりでは解決できないと思い、人々に「考えろ」「だれか考えろよ」と言う
だが誰一人考える人間はいない
男はやがて考えることをやめた



26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/11(土) 23:21:27.13 ID:f6m6yPz80

街ぼっち



43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/11(土) 23:32:46.44 ID:8SZZ+m+/0

>>26
終戦後、自分の生まれ育った街に帰ってきた兵士
しかし街の人々は誰ひとり自分に気付いてくれない
途方に暮れて歩く兵士
すると、道行く人々の体を自分がすり抜けていることに気付く
そして自分は戦死していたのだと思い
それなら自分の墓があるはずだと、お寺に向かうと
そこには街の人々全員の墓があった



44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/11(土) 23:33:22.18 ID:D8mHtrb70

>>43
おもしろい!



45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/11(土) 23:33:54.84 ID:Wo0UsCjO0

>>43
これ好きだ
街の人たちの方が死んでたのかwww



46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/11(土) 23:34:15.51 ID:C9IF5rJ70

>>43
これ本当にありそうだ



316:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 02:13:36.01 ID:MuzmQOwyO

>>43
タイトルと内容がマッチしすぎ
観たい



27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/11(土) 23:22:05.17 ID:OAaC68xk0

案外思いつかないもんだな



36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/11(土) 23:28:06.96 ID:Wo0UsCjO0

>>27
とある大企業で働くエリート会社員
彼は会議で必ずなにかしらのアイデアを提案し、
会社の業績に貢献していた
同僚たちもそんな彼を尊敬していた

彼は取締役にまで登りつめた
しかしそんなある日驚くべきことが発覚した
なんと彼はライバル企業の産業スパイだったのだ
社長からそのことを追及された彼はついカッとなって社長を殺してしまう

そして社長の遺体をどうするかについて考えながら彼はつぶやく

「案外思いつかないもんだな 」



28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/11(土) 23:22:12.81 ID:eZ7S8eKS0

地獄裁判



39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/11(土) 23:30:35.58 ID:C9IF5rJ70

>>28
ある日突然一人の女が死んだ
地獄は彼女を地獄に迎えるかどうかの裁判を始める
彼女の人生を振り返り見てみると、ずっと誰かのために過ごしてきたことがわかる
裁判長は彼女を地獄に落とすわけにはいかないと思い、天国に送ろうとしたその時
実はただ寝ていただけの彼女は目を覚ました



30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/11(土) 23:23:12.50 ID:+0NU9lwu0

派遣天使



147:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 00:22:26.37 ID:JFL8xPNg0

>>30
ある日主人公の元に天使(自称)がやってきた。天使は本人曰く
「天国から人類の数パーセントに無作為に派遣され、派遣先(主人公)に奇跡をもたらす」らしい
早速気になるあの子との仲を取り持つキューピットになって貰おうと頼むが
どこか浮世離れな天使がするサポートはことごとく失敗の連続で逆効果になることすらあった
初めのうちは怒り呆れていた主人公だが、しだいに何度失敗して怒られても自分のために
必死に頑張ってくれる天使に惹かれている自分に気づく
ある日意を決して自分の想いを天使に伝える主人公。返ってきた天使の答えは……
「明日で契約期間切れなんで無理です」



33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/11(土) 23:24:53.80 ID:jTZz1ePi0

SPI48



98:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/11(土) 23:58:54.54 ID:NA8yCB8ti

>>33
あるスパイの育成学校での話。
一期生の主人公Nは、卒業し、一流のスパイとして雇われるために5年間みっちり学校に通っていた。

卒業間近、卒業するためには国民の投票により48人まで絞られることを知り、その投票の基準にNは絶望した。

その投票の基準とは、成績・信頼性・顔であった。



47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/11(土) 23:35:04.06 ID:j5qukdB00

ローラ地獄



59:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/11(土) 23:38:56.51 ID:Wo0UsCjO0

>>47
ベテラン会社員の真田は病気療養のため1年間休職していた
そして復帰後の初出社から彼は違和感を覚える

後輩たちが全員タメ口なのだ
また、失敗を指摘すると頬を押さえ、下を出す始末

彼の心は傷だらけになった



62:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/11(土) 23:39:53.36 ID:j5qukdB00

テレビの中に住む男



66:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/11(土) 23:41:49.24 ID:C9IF5rJ70

>>62
ある日、少年の前に原人のガボがタイムスリップしてきた
世界はガボの知らないものであふれていて、少年はそれらを教えて回った
テレビを見たガボは、箱の中に小さい男がすんでいると驚く
少年はテレビの構造を説明したがガボにはわからず、ガボはテレビをこわしてしまう
壊れたテレビの中からは小さな男がでてきた



69:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/11(土) 23:42:18.95 ID:eZ7S8eKS0

神頼み



71:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/11(土) 23:43:27.72 ID:C9IF5rJ70

>>69
すぐ人は神に頼る、神はそれをどうにかしたいと思っていた
無視するわけにもいかず、かなえるわけにもいかず
そこで神はいい案がでてくるようにと、神頼みした



76:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/11(土) 23:44:50.37 ID:eZ7S8eKS0

>>71
ワロタ



73:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/11(土) 23:44:17.06 ID:OAaC68xk0

誰だよお前



86:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/11(土) 23:52:32.40 ID:TdaKKB9L0

>>73
怠惰な大学生活を送る由起子は通学途中に見知らぬ男性に声をかけられる
「誰だよ、お前」
その日を皮切りに、出会う人、知り合い、友人、全てが由起子に言い始める
「誰だよ、お前」

耐え切れなくなり、実家に戻る由紀子
数年ぶりに顔を合わせた生みの親は由起子に言い放つ
「誰だよ、お前」
全てに絶望し、部屋で睡眠薬を飲む由紀子
意識がなくなる直前、流れていたテレビの中でアナウンサーが言う
「『誰だよ、お前』が日本の挨拶として制定されてから1ヶ月が経ちました……」



452:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 03:28:25.24 ID:KVmj27dI0

>>86
毎回1話はありそうな話だな



74:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/11(土) 23:44:23.60 ID:XsQu6c2n0

美女カメラ



90:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/11(土) 23:53:12.05 ID:FvyMYrqm0

>>74
写した物が自動的に美化修正されて現像されるカメラを手に入れた主人公は
自分の妻の写真を撮っては美人に写った妻を愛でていた
しかしそうするうちに徐々に夫婦仲がいまいちうまくいかなくなる
これは自分が写真の仲の偽りの妻を愛してしまったせいだ、と反省した主人公は
心を入れ替えありのままの妻を愛せるようになる。しかしなぜか夫婦仲はぎこちないままだ
不思議に思った主人公がふと妻の鞄の中をみるとそこには自分の持つ美女カメラの色違いが……



83:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/11(土) 23:48:34.75 ID:eZ7S8eKS0

人間飼育係



85:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/11(土) 23:51:20.95 ID:cgLFywkr0

>>83
とある動物園の飼育係である男は、家族のために毎日必死で働いていた
ある日突然上司から「君は明日より人間を担当してもらう」と言われた
何のことか分からぬまま家に帰ると、妻が荷造りをしていた
男が驚いて理由を尋ねると、妻は冷静にこう言った

「明日から貴方の動物園に住むの」



87:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/11(土) 23:52:36.19 ID:Wo0UsCjO0

金玉に毛は生えない



111:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 00:04:06.63 ID:TdaKKB9L0

>>87
運送業を営む修二が仲間と雑談をしていた
「俺、金玉の毛が絡んじゃってさ」
笑い話として修二が語った内容に、仲間の顔が一斉に逃げ出した
突然のことに呆然とする修二の前に、全身防護服に身を包んだ謎の集団が現れ、
抵抗むなしく修二はそのまま拉致された

暗く、満足な食事も与えられない収容施設の中、次々と収容されている者が殺処分されていく
独房越しの会話から分かったことは、「毛の生えた金玉を持つ人間」は病気とみなされ、殺されるということだけ
修二は死の恐怖に耐えかね、自らの金玉を切り落とした
「これで、この地獄のような環境から抜け出せる」
激痛の薄れゆく意識の中、修二は逃げ出せることへの安堵を感じていた

駆けつけた看守が修二を見て叫ぶ
「金玉を切り落とした! こいつ、症状が進行しやがった!」



88:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/11(土) 23:53:09.28 ID:n/SSqCT50

英語脳



106:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 00:02:28.03 ID:JFL8xPNg0

>>88
耳に入った英語を日本語として認識できるようになる簡易な脳手術が発明された
早速手術を受けてみた主人公だがテレビやパソコンなどのカタカナ語までが
長ったらしい日本語訳(例:オーブンレンジ=電子窯機能内蔵型自動食品加熱調理器)
で理解しなくてはならないようになってしまった
ノイローゼになった主人公は元に戻る手術を受けようと病院に行くが短期間での再手術はリスクが高いらしい
何故リスクが高いのかを説明されるが複雑なカタカナの専門用語の波にさらされ主人公はとうとう発狂してしまう



91:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/11(土) 23:53:24.69 ID:wicZluvk0

リセットボタン



94:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/11(土) 23:57:49.76 ID:cgLFywkr0

>>91
ある男の家に、謎のボタンが届く
ボタンの底には、「リセットボタン」とだけ書かれている
男は好奇心から、そのボタンを押してしまった



ボタンを押した瞬間、そのボタンを押す瞬間に時間が戻った
その後、ボタンを押した瞬間、そのボタンを押す瞬間に時間が戻った
その後、ボタンを押した瞬間、そのボタンを押す瞬間に時間が戻った
その後、ボタンを押した瞬間、そのボタンを押す瞬間に時間が戻った
その後、ボタンを押した瞬間、そのボタンを押す瞬間に時間が戻った
その後、ボタンを押した瞬間、そのボタンを押す瞬間に時間が戻った・・・・・・



103:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/11(土) 23:59:34.01 ID:C9IF5rJ70

>>94
これ好き



113: 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2012/02/12(日) 00:04:37.00 ID:Wi/vDxpHi

>>94
無限ループか
おもしろい



107:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 00:02:58.67 ID:AcUCFH920

働きアリ



124:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 00:10:54.19 ID:myG+I1N80

>>107
働き者の斉藤は朝は誰よりも早く来て仕事の準備をし、
夜は誰よりも遅くまで残業していた
そんな彼をみんなは「まるで働きアリだなあwww」と言っていた
彼もそう言われて「ええ、仕事が好きなんです」と笑っていた

そんな彼には妻がおり、完全に尻に敷かれていた
小遣いは厳しく管理され、掃除、洗濯などほとんどの家事を彼がやっていた
妻は命令するだけで自分はほとんど働かない

そんな妻は近所から陰で「まるで女王アリだなあwww」と言われていた



108:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 00:03:38.40 ID:2o/17//J0

チェーンメール



120:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 00:08:54.04 ID:5cuNzxdt0

>>108
朝起きると、一通のメールが来ていた。
内容は「原因不明のウイルス発生!
ワクチン入手のため、急いで他の友達にこのメールを回してください!」
というものだった。
何だ、ただのチェーンメールかと思い、主人公はそのメールを削除した。



数日後、主人公は謎の病気にかかり、呆気なく死んでしまった。




ワクチンは、メールを誰かに送ると入手できたのであった。



121:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 00:08:57.38 ID:xv5xy+EE0

真冬の扇風機



142:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 00:19:47.08 ID:npOleuSgO

>>121
友人とルームシェアをしているA男。
ある日家に帰ってくると冬にも関わらず家に
扇風機が置いてあるではないか。
何故押し入れから引っ張り出してきたのかと問いただすと
道に落ちていたから拾った、と平然と言ってのける友人。
どうやら酔っているようだ。

この極寒の中アルコールに蝕まれた友人を扇風機と共に
外に追い出すとは流石のA男もそれほど外道ではない。
友人から拾った場所を聞き出して返しに行こうとするが…



123: 忍法帖【Lv=6,xxxP】 :2012/02/12(日) 00:10:29.45 ID:duO73Ouh0

平和 兵話 Hey!WAR



127:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 00:12:00.38 ID:5cuNzxdt0

>>123

世の中には三種類の人間しかいない


平和を語る人間と

戦争を語る人間と

戦争をする人間だ



143: 忍法帖【Lv=6,xxxP】 :2012/02/12(日) 00:21:28.58 ID:duO73Ouh0

>>127
あれ?
なんかカッコいいw



131:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 00:14:32.49 ID:myG+I1N80

場所取りおじさん



144:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 00:21:28.99 ID:5cuNzxdt0

>>131

花見、子供の運動会、映画館の椅子、遊園地・・・
あらゆる所で、主人公の女は同じ中年男性を目撃していた。
初めは偶然かと思ったが、何度も会う内に段々気味が悪くなっていく。


主人公には長年付き合ってきた彼氏がいた。
そろそろ結婚しようと思っていた矢先、彼氏が自宅で何者かによって殺害されていた。
悲しみに暮れながら家に辿り着くと、部屋の中にはあの中年男性がいた。



男は、彼氏用に作っておいた婚姻届を持って部屋を出て行った。



140:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 00:19:34.09 ID:vO1bVswh0

新魂旅行



159:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 00:32:31.55 ID:5cuNzxdt0

>>140
主人公の男は、5年付き合った彼女と結婚した。
早速新婚旅行のプランを考える主人公であったが、彼女は生まれつき体が弱く、遠くまでは行けなかった。
しかし何とか思い出は残したい主人公・・・そこで、友人に相談してみる。
友人は、「それなら新魂旅行はどうだ?」と言った。

新魂旅行とは、体はそのままで魂だけを希望の旅行先に飛ばすというもの。
魂しか行かないので、準備ゼロで記憶に残る上、飛ばし代しか取らないので激安らしい。
二人はすぐに了解し、申し込んだ。


旅行日当日、占い師のような女性が訪ねてきた。どうやらこの人が魂を飛ばしてくれるらしい。
説明を聞けば、二人で戻ろうと思えばいつでも戻れるらしい。
女性は言った。「では魂を飛ばします。目的地はハワイでよろしいですね?」  「はい、よろしくお願いします」


気がつくと、二人はハワイにいた。体のことを気にせず、お互いはしゃぎ回る二人。
お土産を買って帰れないのは残念だが、それでもお釣りが来るほどにメリットが大きい旅行に二人は大いに満足した。
気がつけば滞在してから2週間を越え、そろそろ二人は戻ろうかと思い、念じた。
だが、いくら願っても戻れない。



その頃、二人の住むマンションで火事が起こり、二人の体は跡形もなく燃えつきていた。



167: 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2012/02/12(日) 00:36:43.81 ID:Wi/vDxpHi

>>159
おもしろち



170:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 00:38:20.34 ID:vO1bVswh0

>>159
予想以上の出来だったwwww



148:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 00:22:45.11 ID:D7b4R2QL0

ピースメーカー



199:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 00:57:44.19 ID:npOleuSgO

>>148
【ピースメーカー(幸せ代理人)】

ヒロシは何をしてもついていない男だった。
不幸が不幸をよび、退社しては就職、失敗、退社の繰り返し。
今日は不良に絡まれた挙げ句、受ける予定だった。
会社の面接に遅れた。最悪だ。
おまけにさっきからの違和感の正体に気付いた。
財布だ。財布がない。
きっと先程の不良たちに掏られたのだろう。
そしてその中には電車の定期まで入っていた。死にたい。
宛もなくさ迷っているといつの間にか路地裏に来ていたらしい。
知るもんか。いっそその狭い通路から包丁持った
バカが曲がってきて俺を刺してくれないものか。
半ばやけくそになりながら歩いていると
本当に人が曲がってきてヒロシに近付いてきた

心臓が大きく跳ねた。
しかしよく見るとその近付いてくる奴は
手に凶器らしき物を何1つ持ってはいなかった。
ついこの間観た某執事ドラマのような身なりをした
怪しい男はヒロシの前で立ち止まる。
リクルートスーツをきた男とタキシードを身に纏う男が
向かい合う奇妙な絵図にヒロシは思わず眉間に皺を寄せる

「貴殿の幸せを運ぶ幸せ代理人で御座います」
汚い路地裏に凛とした声が張る。
なんやこいつ。絶対おかしい頭沸いてるんちゃうん?
思わずどちら様ですかと聞き返した



149:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 00:22:54.11 ID:xxgtt+TS0

『壁殴り代行』



160:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 00:32:45.13 ID:iDZPvMCVO

>>149
昭和の終わり男は職を探すことになる
そして壁を殴るだけの仕事「壁殴り代行」の職に就く
男は壁を殴るだけの職に嫌気が指してきたが転職は上手くいかず辞めるに辞められない

そんな中全世界の壁殴り代行が集められる依頼が来た
1990年のベルリンの壁崩壊である
男が初めて職務にやりがいを感じた瞬間だった



152:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 00:23:54.46 ID:4sIaTq2s0

友達の友達



155:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 00:28:54.32 ID:myG+I1N80

>>152
主人公の山崎の友達が殺された
山崎は「友達の友達が殺したんだ。そいつは普段から言動がおかしい事があった」
山崎の話を聞いた警察は被害者の友人関係を徹底的に調べるが一向に
山崎の言うような友人は浮かんでこない

捜査から数日経ち、殺人容疑で山崎が逮捕された
「友達の友達」つまり自分自身の事だったのである



153:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 00:24:08.02 ID:D7b4R2QL0

タイムマシン



164:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 00:35:34.00 ID:WOcnAh410

>>153
タイムマシン――――過去・未来を自在に移動することができるもの

誰もが憧れるアイテムだろう・・・
俺自身もタイムマシンが欲しかった。
死んでしまった幼馴染を助けたいという一心で研究し続けた。
そして、偶然にも俺はタイムマシンを完成させてしまったのだった。
タイムマシン完成を祝うよりも先に、俺は過去へと跳躍した。
幼馴染の死を回避することができ、現代に戻ると、幼馴染は俺にいつもの笑顔を見せた。

だがしかし、それで終わりではなかった。

タイムマシンに目を付けた国家間での争い。それが戦争へと繋がり―――

俺はとんでもないものを作ってしまった。
タイムマシンを作ったせいで戦争が起こる。もう一度過去へ飛んでタイムマシンを壊すか?
だが、壊せば幼馴染の命は無くなる・・・。

俺はどうすればいいのだろう・・・?



158:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 00:30:39.50 ID:xv5xy+EE0

ゴミ処理場の一輪の花



171:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 00:38:49.67 ID:5cuNzxdt0

>>158
町内一汚いと噂のゴミ捨て場に、一輪の綺麗な花が咲いた。
近隣の住民は、その健気さに毎日励まされていた。
いつしか住民はゴミ分別のマナーを守り、掃除をする者も現れ、ゴミ捨て場は見違えるほど綺麗になった。
「みんなあの花のおかげだ」人々はそう思った。そして、花を崇めた。



ある朝、一人の酔っ払いがゴミ捨て場で寝ているのを住民が発見した。
その足元には、一輪の花があった。
慌てて足をどかしたが、時すでに遅し。茎はポッキリと折れ、花は萎れてしまった。



一輪の血の花が咲いた。



166:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 00:35:54.85 ID:xv5xy+EE0

空から降るアレ



179:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 00:44:27.64 ID:WOcnAh410

>>166
空から降るアレ

こういわれて何を連想するだろう・・・?

雨・雪・雷
大多数の人がこう答えるはずだ。

しかし――――
原爆・ミサイル
こう答える人もいる。

少し視点を変えるだけで、”アレ”に当てはまるものは全く異なる物になるのだ。

では、アナタにとっての”アレ”とは何だったのだろう?



174:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 00:41:06.48 ID:r28/t8IS0

入学文集



190:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 00:51:55.23 ID:Sn8dN28x0

>>174
高校入学式の日に、クラスで高校に入ったら何がしたいかなど
将来の展望などを書かされる
ちひろや他のクラスメイトたちは部活や勉強を頑張りたいと当たり障りのないことを書くが
ちひろの隣の席に座るさつきは具体的なことを書いていた

四月に桜の花が散ったらその下を掃除する
五月に登校拒否をするクラスメイトがいたらプリントを届ける
六月に傘を忘れたクラスメイトに傘を貸す

その発表に皆はドン引きするが、ちひろはなぜかそれが忘れられないのだった

次々にそのさつきの将来の展望が的中していく
しかし覚えているのはちひろだけ
確かにそれをまとめて冊子にしたのに、それがどうしても見つからない
誰も覚えていない

そのうち年が明け、そして三月
ちひろはさつきが三月に何を書いたか思い出せない

意を決してちひろはさつきに三月は何を書いたか訊いてみることにした

さつきは笑う
「覚えてくれてたんだ……でも忘れたほうがいいよ」

そして、三月がやってくる
ついにちひろは入学文集を見つけ出す
そこに書かれていたのは……



193:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 00:54:48.00 ID:b3IZBNujO

郵便ポスト



216:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 01:07:40.34 ID:5cuNzxdt0

>>193
ある日、優美がポストを開けてみると顔が見えた。
優美はビックリしたが、よく見るとその顔は割とイケメンであった。
話を聞くと、男は優美が住む場所とは離れており、何故かは分からないという。
この日以来、二人は時間を決めてはポストを開け、他愛もない話をして過ごした。
いつからか、優美には男に大して恋愛的な感情が芽生えはじめていた。


そんなある日の朝、いつものように話をしていると、男は言った。「僕の家においでよ」
優美はどうやってと尋ねた。すると男は手をこちらに差し出す。「僕の手を握って。そうしたらこっちに来れるよ」
優美は喜んで手を握った。



次の日、優美は玄関先で変死体となって発見された。
まるで何かに押し込められたかのような直方体になっていたという。



196:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 00:56:56.78 ID:D7b4R2QL0

種も仕掛けもありません



228:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 01:14:03.13 ID:5eLsqqBI0

>>196
「種も仕掛けもありません」
スーツ姿の男は人通りの多い道でそんな不格好な看板を出し、簡素な椅子と机を出していた

飲み会の後に酔っていた俺は、勢いに任せてそいつに話しかけた

「マジシャンの人?何かやってくれよ」
「いえ、私はマジシャンではありません」
「へえ、じゃあ何だよ?」
「私は魔術師です。正真正銘の」
「なるほどな」
俺は冗談のように頷く
どうやら自分の魔術を手品などと一緒にして欲しく無いそうだ

「何が出来るの?」
「私の魔術はまだまだ弱いです。でも、貴方の生活にちょっぴり変化を加えたり出来ます」
それは面白そうだ
酔いの勢いもあり、俺は頼んだ
ただ男が俺に向かって印を結ぶような事をするだけだった

そして、次の日からである
俺が異常に女性からモテるようになったのは



238:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 01:17:05.84 ID:iDZPvMCVO

>>228
いざ女性にモテ始めてセクロスをしようとしたら種はでず仕掛けることもできなかったってか



197:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 00:56:58.97 ID:xxgtt+TS0

『2次元行き最終列車』



211:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 01:04:44.70 ID:myG+I1N80

>>197
2次元にしか恋をできない人のために作られた「2次元行き列車」
しかしこの列車、運賃がべらぼうに高い。

2次元にしか興味がない主人公の義男は汗水たらして働き、
40歳の時についに2次元行き列車の切符を購入した

彼が購入したのはその日の最終列車だった
しかし彼は家でアニメを夢中で見ていたのがあだとなり、
その最終列車に乗り過ごしてしまった

彼は発狂して身を投げ、列車に轢かれて体はぺったんこになった


タモリ「彼は2次元になり、そして4次元へと旅立って行きました」



202:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 01:00:34.20 ID:wkLE5J220

桃次郎



224:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 01:11:39.82 ID:Gsg0Oc1O0

>>202
ある桃の木に兄弟が生えた。
彼らはただただ人間に食べられるのは嫌だ
僕らも人間になりたいといつも願っていた。
それを見ていた神様は兄弟桃を人間に生まれ変わらせた。
そして人間に拾われるよう神様は桃の中に生まれた兄弟を川に流した。
しかし川は途中で2手に別れており、弟桃と兄桃は別れてしまった。
弟桃の方は先が崖になっていて、そのまま弟桃は水の底へ落ちていってしまった。
水の底には魔女が住んでいて、弟桃は魔女に育てられることになった。
兄桃の方はのどかな山々に続く川で老夫婦に拾われるが、これはまた別のお話。



204:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 01:00:39.51 ID:0FHS8WIn0

宇宙人旅行



225:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 01:12:08.81 ID:iDZPvMCVO

>>204
未来の地球では宇宙旅行が盛んになり、旅行代理店は他社との差別化を図るべく
宇宙人旅行のプランを打ち出した
内容は宇宙人の格好をし、文明の栄えていない星で宇宙人ごっこをするツアーだった
未開の惑星に到着した観光客は文明の栄えていない星での食物を楽しみ、その星の住人との会話を楽しむ
宇宙人旅行は一躍人気のツアーとなった

しかし実は宇宙人旅行の実態はタイムスリップであり文明の栄えていない星とは過去の地球だったのだ
知らず知らずに宇宙人旅行は人類が宇宙を目指すきっかけになっていたのだった



207:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 01:03:25.83 ID:k0aL7MEI0

いいからいいから



237:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 01:16:51.42 ID:6lr2rWvG0

>>207
妻は突然、癌で余命幾年と宣告されてしまう
「ごめんね、あなたにばっかり働かせてしまって」
「いいからいいから。君はしっかり病気を治してよ」
と、夫は一生懸命働き、妻を支えた
すると奇跡的に、癌の進行が遅くなった

数年後、妻は赤ちゃんが欲しいと言いだした
医者も最期の記念にと、これを認めてくれた
1年後、二人の間に赤ちゃんが生まれた
「ごめんなさいねあなた。赤ちゃんの世話を任せっぱなしで」
「いいからいいから、君はしっかり休んでよ」
と、夫は一生懸命赤ちゃんを育てた
すると奇跡的に、癌の進行が遅くなった

数十年後、夫は病院のベットの上にいた
「ごめんなさいあなた。あなたばかりの辛い思いさせちゃって…」
「いいからいいから、君は一生懸命病気と闘ったじゃないか
君は僕以上に頑張ったんだよ……」
そう言って夫は息を引き取った

「それにしても良く考えましたね。病気のフリをするなんて
おかげで、あなたは楽をして生活できた上に、こうして夫も満足して
最期を迎えられたんですから」



214:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 01:06:20.87 ID:0sUzyefD0

親切なトイレ



231:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 01:14:21.44 ID:Sn8dN28x0

>>214
出勤途中の公園のトイレ、一番奥の個室に「親切なトイレ」と張り紙がされていた
意味が分からず、しばらくはスルーしていた
ある日、急にもよおしたとき、すべての個室が埋まっていて、仕方なくそこに入ってしまう

すっきりしたあと、紙がない!
うろたえるが、ふいに紙が投げ入れられる
なんて親切なんだろう

それからそのトイレを愛用することになる
腹痛がすれば、胃腸薬が投げ入れられ
汗をかけばタオルが投げ入れられる
なぜかトイレの外には、中にいる人間の要望が分かる人がいるようだ

ある寒い日にトイレに入って座っていると暖かな風が入ってきた
なんて気持ちいいんだろう
「ああ、会社なんて行きたくないなあ」
そうつぶやきを発したとき、ふいに扉が開く

黒づくめのそいつは、ナイフを振り上げた

これで永遠に会社に行かなくてもよくなりそうだ



254:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 01:26:34.28 ID:aA6QiFaB0

>>231
分かりやすくて面白い



230:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 01:14:14.51 ID:myG+I1N80

全盛期おばさん



267:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 01:37:00.85 ID:LJPNNRRh0

>>230
最近、近所の中学生の間では「全盛期おばさん」なる怪人物の噂で持ちきりらしい
娘に聞いた話では、そのおばさんはどこにでも居そうな普通の見た目だが、触れられるとその人の人生のピークが来るらしい
しかも、その噂を聞いて、会社を起こす人や受験を目前にした人などが血眼になって探しているというではないか

人生のピーク……くだらない。私には優しい主人と生意気盛りの娘、お腹には二人目の子供までいる
今も、これからもずっと幸せに違いない。これ以上何を望むのか……

しかし、この平凡だが幸福な人生にピークがあるとしたら何時なのだろう……それは過ぎたのか、まだなのか
もっと違う人生があったのかもしれない。だとしたら分岐点は?大学を辞めたとき?結婚を決めたとき?
考えだせばきりがない……しかし私の記憶は遡るのをやめてくれない

白昼、私の記憶はどこまでも遡る……



454:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 03:31:01.96 ID:7o87RpQi0

>>267
おばさんをマクガフィンにするとか地味に高等技術でワロタ
けっこう好きだ



236:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 01:16:47.90 ID:0jYqAjv00

孝行高校



260:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 01:32:39.69 ID:5cuNzxdt0

>>236
幼い時から体が弱く、勉強も努力の割に出来なかった男。
唯一誇れることといえば、誰よりも両親を大事にしていたことであった。
そんな男も高校を受験した。が、全て落ちてしまった。
落胆する男に、進路指導の先生は「都立孝行高校」の存在を説明した。
そこでは何よりも親を大切にするという指導を行っており、
親こそ絶対だと約束できる人限定で入学できるという高校だ。
男にとってはまさにうってつけの学校。男はすぐにOKの返事を出した。


入学式の会場に行ってみると、そこには大勢という言葉では片付かないほどの大人数。
しかもほとんどの生徒が20歳を超えていた。少なくとも男にはそう見えた。
男は不思議に思ったが、そういう学校なんだと自分に言い聞かせ、席に座った。



その頃、男の両親は孝行高校の校長から説明を受けていた。
「あのですね、子供ってのは親元を離れたらすぐに裏切るんですよ」
「そうなんですか」
「当然です。自立したと勝手に思い込み、今までの恩を裏切って親を見捨てるのです」
「まあ」
「その点、我が高校ではそんな心配はいりません」
「と、言いますと」
「私共の高校では、卒業という制度がありません。生徒は一生ここに在籍することになります」
「まあ、それは凄いですね」
「ありがとうございます。つきましてはその件に関しての了解を得たいのですが・・・よろしいでしょうか?」
「はい、是非ともウチの子をよろしくお願いします」

「かしこまりました。これは親の意見、いや命令として、お宅の息子さんには伝えておきます。では・・・」



242:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 01:18:48.45 ID:7fW5Euzw0

正義



257:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 01:28:45.52 ID:Sn8dN28x0

>>242
俺は若手の国会議員
自分で言うのもなんだがイケメンだし、東大出身の弁護士で弁も立つ
そんなこんなであっという間に総理大臣
官僚も他の議員も俺の言うがまま、なんたって俺の言動が票を左右する

そんな俺は公務員給料削減、高齢者医療費削減など、どんどん改革を成していく
俺が正義だ、何が悪い
俺は正しい、だが敵も増える
しかし仕方ない、大きな正義の前には、小さな犠牲はつきものだ

そうして民衆の前で熱弁をふるっていたある日、急に飛び出してきた悪漢に俺は刺されてしまう
SPたちも動かない
誰も俺を助けようとしない

「独裁者は死んだ! 正義は勝つのだ!」
ナイフを持った男は叫んだ

ああそうだ、大きな正義の前には、小さな犠牲はつきものだものな……



250:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 01:22:32.60 ID:xxgtt+TS0

『強くてニューゲーム』



256:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 01:27:48.04 ID:myG+I1N80

>>250
主人公の少年のもとに女神が現れた
「強くなって人生をやりなおしたくないですか」

ふだん学校でいじめられている少年は二つ返事でそれを懇願した

次の日から彼は無敵となった
クラスメイトは彼を恐れて彼には触れなくなった
教師も、急に強くなった彼を不気味に思って彼を避けるようになった

いつしか誰も彼に話しかけなくなった
孤独に耐えきれなくなった彼は自殺した


タモリ「彼は確かに力は強くなりましたが心は弱いままだったのです」



258:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 01:29:42.35 ID:FFAw8Ip8O

才能サラダ



280:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 01:48:51.08 ID:ZZPCRKyzI

>>258
サラダが好きな俺。
好きというか、毎日食べてるだけ。
貧乏なので、近くのスーパーでサラダ買って来て。
今日もうまくいかない仕事のことを考えながらサラダを食う。
その時、
「才能サラダって知ってる?」
窓の外から聞こえて来た女子高生の声。
「材料がーーのやつでしょ?」
聞き取れなかった。なにが材料なんだ?
「こわーい!」
なんだ、ただの怖い話か。
疲れたな。
今日は上司がウザかったな。

次の日、上司が刻んであったのが会社で見つかったらしい。
警察によると、俺の部下が殺したらしい。
刻んであった?
その時、俺は昨日の才能サラダの話を思い出した
「まさかな」
後で調べたら、才能サラダとは上司が材料となり作るサラダだ。
なんか頭が良くなるとかなんとか。

次の日、俺は部下に殺された。



259:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 01:32:39.08 ID:myG+I1N80

肩たたき券



284:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 01:51:24.50 ID:i8ferUDZ0

>>259
業績が悪く、年下の上司にさえコキ使われる中年男。
ある日残業を押し付けられた男は、日ごろの憂さ晴らしに上司の机をあさる。
すると引き出しの奥から、薄汚れた10枚綴りの肩たたき券が出てきた。
何となく回収し、次の日上司に見せつけると、その上司に
「それは事故で死んだ娘からもらった大切なものだ、返してくれ」と言われる。
ここぞとばかりに男は
「肩を叩いてくれたら一枚ずつ返してやる」と提案し、上司はしぶしぶ承諾する。
ある時はOLの前で、ある時は社員食堂で、と他人の目につくところで肩たたきをさせる男。
そんな風にちいさな優越感に浸っていたが、残り一枚。
いつ使うか男が迷っていると、近々重役が揃って視察に来ると言う噂を耳にする。
その日に狙いを定め、決行の日。
そうそうたる顔ぶれがオフィスに並ぶ中、男は上司に向かって肩たたき券を取り出す。
上司はそれを受け取り、重役が見つめる中、片手で男の肩をポンポンと叩いた。

男はクビを言い渡された。



261:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 01:34:04.12 ID:xxgtt+TS0

『全ての女の子の成長が12歳体型(ロリ)で止まる、不老不死の薬』



279:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 01:46:11.02 ID:iDZPvMCVO

>>261
体の成長が12才で止まる薬が開発された
進んで飲みたがる女性はいなかったが世のロリコンは非常に喜びこの薬を少女無理やり飲ませる犯罪が横行した

しかしそのせいか生殖能力の弱い女性が増え子供があまり産まれなくなった
純粋な幼女は減ってしまいやけに精神が老けた幼女が増え、 世のロリコンは落胆したという
二次元と三次元の差は激しいのだ



268:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 01:37:18.06 ID:PULJkOwy0

殺され屋さん



283:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 01:51:21.71 ID:5cuNzxdt0

>>268
「大学生の時かしら、私は大きな発見をしたわ。私が誤って崖から落ちた時。
死んだと思ったけど、外傷もなくそのまま海を泳いで岸に着いたの。
その間何度も溺れそうになったけど、死にそうになる直前で何故か息を吹き返したの。

車に撥ねられた時も、すぐに無傷のまま立ち上がったわ。
むしろ撥ねたおじさんが気絶していたので救急車呼んだわ。ニュースになったの。見たことある?

この能力を何かに生かせないだろうか・・・目立つことなく。




・・・・・・それが、この仕事を始めたきっかけ。

客?結構いるわ。どこで聞いたか知らないけど、多い日で10人くらい。良い商売。
・・・んーどうだろ、そろそろ引っ越すかもねー。バレたら大変だし。


貴方もどう?1回3万円で・・・・・・私を殺してみない?」



285:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 01:52:54.99 ID:PULJkOwy0

>>283
適当なタイトルが面白そうな話になってて感動



291:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 02:00:03.37 ID:3DocVWrT0

>>268

すごい時代になったもんだ。
十万円で人が殺せるらしい。

私は早速依頼し、憎き夫を殺してもらった。
なんと、死体の処理まで完璧にやってくれて、
マンションにはもはや人が死んだ形跡はなかった。
すごい時代になったもんだ。

すごい時代になったもんだ。
このだめ役者が死んだふりをするだけで十万円も貰えるなんて。

すごい時代になったもんだ。
殺し屋から十万円で救ってもらえるなんて

すごい時代になったもんだ。
人も殺さず、十万円も手に入れられたぞ




301:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 02:05:42.38 ID:PULJkOwy0

>>291
これぞ奇妙



306:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 02:08:32.13 ID:ZQHiSI680

>>291
ストーリーランドみたいだな



273:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 01:41:14.08 ID:myG+I1N80

俺は肉しか信じない



298:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 02:03:53.16 ID:iDZPvMCVO

>>273
ある男は恋人が別の男性と二人きりで楽しそうに指輪を選んでいる所を見てしまう
恋人を本気で愛していた男はショックのあまり肉のヤケ食いを繰り返す
しかし恋人はただ男のためのプレゼント選びのために付き添ってもらっていただけだった
男がヤケ食いを繰り返していると知った恋人はなんとか止めようとするが男は耳を貸さず肉を貪り続ける
「肉は俺を裏切らないな」
なんとか止めようとした恋人は男に突き飛ばされ気絶してしまう


「肉なら信じられるな。肉なら愛しているよ」
男は生肉を貪り続けている



278:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 01:44:15.81 ID:myG+I1N80

家族割



290:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 01:58:19.33 ID:ATK6ME9j0

>>278
携帯の家族割に加入してみようと主人公マリ(15)とその家族3人は携帯ショップを訪れる
加入する旨を店員に告げると店員はなぜか家族一人一人を別の部屋へと連れて行った
どうやら家族割りを始めるための審査が行われるようだとマリは思っていたが
一向に係の人が現れない。しだいにマリは不思議と眠くなり、ついには椅子から崩れ落ちてしまう

目を覚ましたマリが見たものは知らないおじさんおばさんの顔と白い天井だった
マリは病院に担ぎ込まれたらしい。するとおばさんが親しげに話しかけてきた
そのおばさんと会話をするうちにマリは違和感を感じ始める。なにやらまるで我が子のようにマリに接してきている気がしたのだ
マリがいくら自分があなた達の娘ではないと説得しても、一時的な記憶障害として片付けられてしまい、
退院した後数年間の間も記憶が戻らないだけだということで話が通ってしまう。
学校の友人も知らない人たちだったがまるでマリを親友のように扱ってくる。
しだいにその生活に慣れていき、マリは自分自身でも記憶障害で記憶が失われてしまったのだと思い込んだまま、人生を終える



286:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 01:54:21.04 ID:jHCCBXs90

二瓶の調味料



302: 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2012/02/12(日) 02:05:48.97 ID:Wi/vDxpHi

>>286
我が家の倉庫を整理していると、白くて埃をかぶった二瓶の調味料らしきものを見つけた。

「埃を被っているから、何年も使ってないんだろう…しかしなぜここにあるんだ?」

不思議に思った私は試しに1つを家にもって帰り蓋を開けてみることに。
するとその日からまもなく、夫は会社をリストラされ、借金の取り立ても現れるようになり、私の減給も言い渡された。

私は気づいた。そう、全てはあの瓶を開けてからだ。
私は倉庫でもう1つの瓶を探し、家にもって帰って開けた。

中身は胡椒だった。



295:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 02:02:50.33 ID:myG+I1N80

悪口解放デー



327:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 02:21:49.77 ID:ATK6ME9j0

>>295
現代社会ではストレス発散のために悪口を好きなだけ言える日があるのは
周知の事実である。この日だけは妻や恋人、上司、社長の悪口を言ってもおとがめなしなのだ
気が小さいぼくは毎年この日を待ち続けながら生きていると言ってもいい。
いや、この日がなければぼくはとっくに自殺してしまっているのかもしれない。
そして今日は待ちに待ったその日なのである!ぼくは出社するなり上司の机に向かっていき
罵詈雑言を吐いた、おまえのせいで仕事がうまくいかないのだ、ハゲ頭を見てると気が滅入るのだなどなど
取引先の社員にも同様の対応をした。仕事の足を引っ張るなだとかいつも胸にしまっている鬱憤を晴らしていく

長い間ぼくは色々な人に向かって悪口を言って回った。今日だけでもう千人近い。
ただこの日が終わる前に社長にも悪口が言いたかった。公園の時計を見てみると夜の11:10、まだいける
ぼくは早速社長宅へ乗り込んだ。少し周りが戸惑っていたようだし、出ていけとも言っていたがかまうものか
ぼくは社長に向かって悪口を言い続けた、薄給でこき使いやがって、何だあの社訓は?!
良い物食ってばっかだからタヌキのような腹になるんだなどなどだ

しかし言われた社長はこめかみに筋を浮かべている。なんだ今日は天下の悪口開放デーだぞ
文句があればあるなら言えばいいじゃないかタヌキ腹。そこまで言ってぼくは社長宅の壁掛け時計が
12:15を指しているのに気づいた



296: 忍法帖【Lv=36,xxxPT】 :2012/02/12(日) 02:03:11.41 ID:pIHHmUcy0

消せる男



318:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 02:16:35.86 ID:3DocVWrT0

>>296
嫌な男がいた。
俺は消えろと願った。
翌日、そいつの存在は跡形も無く消えていた。
また嫌な男がいた。
俺は消えろと願った。
翌日、そいつの存在も消えていた。

俺は自分が「消せる男」だと気づいたのである。

それからは、もうなんでもし放題。
どうせ消せるんだから、ヤクザにも喧嘩を売ったし、
上司に媚を売ることもしなくなった。
結果的には、やけに自信のある俺の顔をみて相手の方から引いていったので、能力を使う機会はなかったが。

今日もヤクザに喧嘩を売った。
すると、珍しく殴りかかってきたので、
俺は、
俺は、ヤクザよ消えろと願った。

その男は消えず、俺はひたすら殴られ薄れゆく意識のなかで気がついた。
なるほど、あいつらが「消せる男」だったのか…



305:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 02:07:02.82 ID:bOneSws10

お断りします



317:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 02:15:57.47 ID:WiejyeWk0

>>305
2035年、今年の流行語大賞は「お断りします」に決定された。
「○○はどうですか?」「お断りします」
「ちょっと○○してくれないか?」「お断りします」
「たかし~、いい加減外に出て頂戴~」「お断りします」
市民はみな控え目で、自分に言われたことは全て「お断りします」と返していた。

ある所に、何を提案しても「お断りします」で返され、うんざりした男がいた。
その風潮に疑問を持った男は、
「そうか、提案する時は
 『○○してくれますか』じゃなく、
 『○○しないでください』と頼めばいいんだ」
その発想はみごと大当たり。男は周りの人に何でもやらせ、幸せになった。


2036年、今年の流行語大賞は「承知しました」に決定された。
男はそれを知らず、『○○しないでください』と言い続けた。



312:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 02:11:59.60 ID:DEflxhPJ0

日本語でしゃべれや



325: 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2012/02/12(日) 02:20:37.92 ID:Wi/vDxpHi

>>312
「日本語でしゃべれや」と心の中で叫ぶ
最近の日本語は変化しすぎている。若者に始まり、ついには立派な社会人、いいとしした大人や、街中のテレビまで変な日本語を使っている。1年くらいまではまだ理解できたが、今の日本語はよくわからない。もはや別の言語のようだ。

そんなことを考えつつ、歩いていると老人とぶつかってしまった。
「すみません。考え事をしてました」と謝るとその老人は

「γολμιβΧκερ」と。


どうやら日本語でしゃべってないのは、自分だけだったようだ



322:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 02:18:51.61 ID:eE7jNmFGO

煮込み込みすぎた鍋



335:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 02:31:53.77 ID:3DocVWrT0

>>322
アイデアは、寝かせるといいという。
商品開発に携わってる人間の間では常識だ。
ひとつのアイデアについてばかり考えていると、
視野が狭くなり、結局そのアイデアはだめになってしまうのである。
その状態は、寝かせたアイデアとの対比で、「煮込みすぎた鍋」とバカにされる。

俺も、思いついたアイデアを寝かせようと思った。
しかし、そのアイデアからどうしても頭は離れず、
ついに寝かせることなく実行した。



328:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 02:23:50.97 ID:myG+I1N80

一人同窓会



407:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 03:09:48.79 ID:Gew6dQLE0

>>328
忘れっぽいいい加減な性格の男が中学の同窓会に呼ばれて行った
しかし男は同窓会で会う知り合いの誰もかれも思い出せずに誰なのかわからずにいた
向こうは自分のことを知ってるらしくよく声をかけられるのだが
顔を見ても名前を聞いてもいっこうに誰なのか思い出せない
自分は身に覚えがないのに親友や同じ部活の奴や元カノなど
自分のことを知ってるらしい人間が次々と出てくる
男はまったくそれを思い出せないのを不思議に思いながらも同級生に話を合わせていた
しかしまったくそれらのエピソードを思い出せない
まさか違う人間と間違えられてるのかと男は不安になってくる
男はとうとう我慢できずに「俺まったく思い出せないんだよね」と打ち明けてしまう
突然同級生たちは無表情になり黙る
「いやちゃんと設定は覚えてこいよ」
突然出てきた黒服に連れて行かれる男
男が出ていったあとにまた新しく同じ設定の男が入ってきて終わり



330:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 02:25:48.33 ID:eE7jNmFGO

ついてくる足跡



345:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 02:37:39.68 ID:3DocVWrT0

>>330
俺がコンビニにでかけた時に気づいたことがある。

家を出て、しばらく歩いて後ろを振り返ると、

なんと、俺が歩いた後に足跡がついているじゃないか。

どこが不思議なのかって?

なんと、その足跡、奇妙なことにはだしの足跡なのである。

怖くなった俺は、その日から靴を履くことにした。



332:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 02:27:10.61 ID:ApCO6/nWO

顔用消しゴム



340:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 02:36:17.74 ID:ZZPCRKyzI

>>332

「ブス!」

好きな人が言った、悲しく切ない言葉
こんな顔なら産まれてこなきゃ良かった、

偶然私はテレビをつけた

「今日はこの顔用消しゴム!」
顔用消しゴム?何それ
「これは顔を消せちゃう、顔が気に入らない人はこの顔用消しゴム!顔が思い通りですよ!」
顔を消せる?
思い通りの顔になれる?
「買うわ!」

思い通りの顔に・・・

次の日私は学校に行かなかった

「顔が無いなら、行かない・・・返して、私の顔!」
説明書にはこう書いてあった。
顔用消しゴムは顔が消せるだけで顔を描かない限り、取り戻せません。



341:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 02:37:08.34 ID:i6n+mUyIO

世にも奇妙なスレになっとる



352:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 02:44:54.29 ID:iDZPvMCVO

>>341
ある掲示板には世にも奇妙なスレがあります
言葉を書き込めば物語がつき
何気ない言葉が次々と物語を生み出しています
物語は現実味あるものからないものまで生み出されています


あなたの一言が物語になっているかもしれません
むしろあなたが物語の主人公なのかもしれません
もしかしたらあなたが主人公の物語が世にも奇妙なスレッドで読まれているのかもしれませんね
所で後ろで見ているのは誰なんでしょうか?



342:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 02:37:11.87 ID:WiejyeWk0

思い出自動販売機



417:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 03:15:00.88 ID:25eH7/ro0

>>342

ある中年男性が仕事帰りにのどが渇いて自動販売機で飲み物を買おうとした。
男は自動販売機を見つけるが、普通のジュース類の他に瓶ラムネやワインなどがある変なラインナップの自動販売機だった。
疑問に思いながらも懐かしさから瓶ラムネを買って飲み始める男。
その瞬間、子供の頃に友達と瓶ラムネを飲み楽しく遊んでいた思い出が蘇る。
瓶ラムネを飲み干してのどはもう潤った男だったが、不思議な魅力を感じて他の飲み物も買ってみる。
日本酒を買って飲んでみる。
二十歳になって父親と酒を飲み、大人として認められた思い出が蘇る。
ビールを買って飲んでみる。
会社で大きなプロジェクトを成功させ、打ち上げでビールを飲んで仲間と喜びを分かち合った思い出が蘇る。
思い出を堪能した男だったが、ふと時計を見るとかなり時間をくってしまっていたことに気付き、慌てて帰ろうとする。
しかし男は少し思考し、自動販売機からワインを買った。
そのワインは飲まずに持って帰った。
玄関を開け、男は出迎えてくれた妻にワインを見せた。
「君との思い出に」



423:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 03:17:44.05 ID:myG+I1N80

>>417
素敵



428:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 03:18:47.71 ID:077ly2bpO

>>417
かなり好きだ



344:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 02:37:32.02 ID:eODqNIxH0

誰かレスして



351:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 02:44:04.37 ID:WiejyeWk0

>>344
とある大型掲示板の、とあるスレッドの書きこみ。
「誰かレスして」
2006年の書きこみだった。

2016年、そのレスで止まっていたスレに、男がメール欄に「sage」と入力し、書きこむ。
「亀だけどいるよwww」
その5秒後、すぐに書き込みが来た
「やっとレスしてくれた」
その書き込みから、ダムが決壊したかのように、そのスレにたくさんの書きこみがあった。
「歓迎するよ」「やっと来てくれた」「待ちくたびれていた」・・・
男は、いつの間にか、「亀だけどいるよwww」のレスごと、消えていた。
歓迎してくれていたレスも、消えていた。
そしてスレッドには、ただ、2006年の「誰かレスして」が、残っていた。



360:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 02:47:50.43 ID:85ok5tQs0

無限ローソク



367:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 02:52:55.03 ID:myG+I1N80

>>360

ハッピバースデイトゥーユー♪ハッピバースデイトゥーユー♪

ある家で少女が誕生日をお祝いされていた
ケーキにはローソクが5本立てられていた

母親が言う「さあ、フーってしましょ」
少女はふーっと息をかけた

しかし何度息をかけても火は消えない
母親も一緒になって息を吹くが一向に消えない

30年経った今でも少女は5歳のまま、無限のローソクに息を吹きかけ続けている



395:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 03:04:57.46 ID:eOHjoSTIO

>>367
巧いな



368:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 02:53:26.90 ID:3DocVWrT0

>>360
無限に灯るろうそくを発明した博士がいた。
その博士はもう年寄りだったせいか、
そのろうそくをこの世の中に残して、死んでいった。
その部屋にはろうそくが灯り続けていた。

そのろうそくは流行りにはやり、
世界中にとめどなく出荷されていった。

ろうそくの火は、水がかかろうが、吹こうが、消えることはない。

地球上の酸素がなくなり、生物が死に絶えた後でも、
そのろうそくは不気味に灯り続けていた。



364:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 02:51:08.31 ID:PD7eTw0Y0

空気彼氏



400:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 03:06:26.37 ID:iDZPvMCVO

>>364
彼氏いない歴=年齢のOLは彼氏ができないなぐさめにエア彼氏をつくることにした
彼氏がそこにいるつもりで料理を作り、エア彼氏のために安物だが揃いのアクセサリーも買ってみた
しかし空しくなる一方、飽きるのにそう時間はかからなかった

しばらくしてOLはついに同じ職場の同僚と付き合うことになった
しかしおかしなことに今の彼氏からOLに他の男が抱きつきながら歩いている姿を見たと追及される
今の彼氏以外付き合ってる人はいない、浮気なんてするはずがない
しかし他の人からも他の男といるOLが目撃される
これはおかしいと思ったOLはエア彼氏が実体化しているのではないかと思い始める

そして家に今の彼氏が来た時
「誰なんだ後のその男は」
エア彼氏はOLの後ろにいる
そして男女二人エア彼氏一人の修羅場が始まった



366:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 02:52:25.94 ID:PD7eTw0Y0

中古のギター



381:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 03:00:05.79 ID:eOHjoSTIO

>>366
質屋で手に入れた中古のギター
しかしそのギターには妙な染みがついていた
最初こそ気にはしなかったもののある異変に気付いてしまう
ギターの染みの場所が確かに移動しているのだ
その染みはついにギターの先端部に移動してしまう
翌日質屋にはそのギターが人知れず陳列されていた
染みは元の位置に戻っている…



370:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 02:53:46.98 ID:D7b4R2QL0

ボタンの無いエレベーター



392:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 03:03:39.34 ID:Bu91T/3d0

>>370
起業して大成功を収め、今や日本でも指折りの大金持ちになった主人公は、ある日を境に夢を見るようになる
それは、一人でエレベーターに乗っている夢だった

その夢を見始めた時期から、少しづつ自らの会社の伸びは悪くなっていった
さらに不祥事に次ぐ不祥事によって、一気に会社は傾いていく
それはプライベートにも甚大な影響を及ぼし、やがて彼の周りには何も残らなかった

彼は気づいていなかった。彼が毎晩見る夢のエレベーターのボタンが、上階から順に消えていっていることを

そして、「閉」のボタンが消えた次の日



398:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 03:05:49.57 ID:ipnu1hlP0

浪人時代



406:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 03:09:11.85 ID:3DocVWrT0

>>398

俺は去年の春、志望校に落ちてから必死に勉強した。
なぜなら、親が二浪は許さないというからだ。
そのおかげで、去年の秋にB判定を貰い、
今年の秋にはA判定になった。



409:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 03:10:50.30 ID:myG+I1N80

>>406
結局二浪しとるwww



410:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 03:10:54.16 ID:jSUpuszo0

人間充電器



462:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 03:35:08.80 ID:i8ferUDZ0

>>410
男は経営の傾いた会社に勤めていた。社員は全員そのことを知っているのか、だらけてばかり。
見かねた社長が大金をはたいて人間充電器なるものを導入する。
社員全員が馬鹿にしたが、使ってみれば全員のやる気は最高潮。
いつもなら取れない大口の契約もバンバン取れ、会社は一気に大企業に。
勿論充電された人間は私生活も絶好調。男も彼女と順風満帆、ついに結婚までたどり着く。
しかしある日の休日、休んでも休んでも疲れが取れないことに気づく。
そういえば以前は2週に一度で良かった充電器の使用も、今では1日に一度は使っている・・・
会社の同僚に相談すると、全員が同じ症状だという。
「充電器の副作用では?」と不審に思った男たちは、社長に質問するもはぐらかされてしまう。
そしてその数日後、遂に充電器を使っても効果が5分と持たなくなり、男は倒れて意識を失って・・・
「やはり粗悪な人間は充電しても繰り返し使えるものではないな。
 まぁいい、充電器さえあればどんな人間でも業績はあげられる・・・」
倒れた社員を見降ろしながら、社長は言った。



411:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 03:11:07.54 ID:PD7eTw0Y0

自殺代行



434:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 03:20:51.36 ID:jSUpuszo0

>>411
仕事で失敗ばかりして
ぜんぜんうまくいかない。
いっそのこと死んで楽になろう。

そんなことを考えながら
会社からの帰路を歩いていると
ふと、こんな貼り紙を見つけた。

『自殺代行いたします。』

その住所のあるところに
行ってみるとコンテナの中に
たくさんの人がいた。

若い人からお年寄りまで。

すると1人の若者が呼ばれた。

『11367番、出番だ。』

その若者はなぜか
とても嬉しそうにその
コンテナから出て行った。



413:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 03:12:20.18 ID:PD7eTw0Y0

見えなくなった彼女



456:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 03:31:25.03 ID:5cuNzxdt0

>>413
彼女が見えなくなった。誰にも見えない。
だが声は聴こえる。第一そんなことで嫌いになどならない。俺は彼女を愛し続けた。

彼女の声が聴こえなくなった。存在は物を通してでしか分からなくなった。だが俺には彼女が分かる、気がする。俺は彼女を愛し続けた。

ついに彼女が消えた。存在が、声が、姿が、何もかも。だが俺は待ち続けた。
いつか彼女が帰ってくるような気がして。


そうして俺は年を取り、1人寂しく死んだ。
すると辺りはすっかり真っ白な世界になっていった。視界が悪くなる一方で、何かがハッキリと見えてくる。あれは、まさか……

白い靄の中で、二人の声がこだまする。


「おかえり」



415:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 03:13:45.52 ID:NdkJj6Ut0

低年齢化社会



446:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 03:27:16.63 ID:iDZPvMCVO

>>415
未来の地球では遺伝子技術が発達し、頭脳、体力、容姿が優秀な子供が作れるようになった
しかし優秀すぎたせいか子供が会社を経営し、政治を行い、世論を動かす存在になってしまった
大人は抵抗しようにも子供に勝てない
しかし子供もさすがに産んでくれた大人は大切にしないとと考え大事に扱うようになった

「いまこそ僕たち子供が世を動かす低年齢化社会だけど昔高齢化社会ってのがあったんだって」
「へえ」
「高齢化社会では少ない若者たちが世の中を動かす高齢者を支えていたらしいよ」
「あれ?今も同じじゃない?」
「それもそうか、まあ僕たちが支えなきゃ大人は何にもできないよ」
「それは昔も同じだね」
「大人ってずるいなあ」



427:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 03:18:43.25 ID:QtHL9Y5n0

ゆびきりげんまん法



449:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 03:28:03.93 ID:WiejyeWk0

>>427
ある国で、約束ができない人が多くなり、
「約束事厳守及び取決事遂行責任法」
通称「ゆびきりげんまん法」ができた。
約束を破り、嘘をついたものには、
指を切り、一万の拳が飛び、針を千本飲まされることになる。

数週間後、この国は滅んだ



458:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 03:33:33.48 ID:PD7eTw0Y0

リア充爆破スイッチ



468:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 03:37:04.07 ID:4Q8mgFGP0

>>458
「ははは!!!ついに手に入れたぞ!
 リア充爆破スイッチ!!!リア充爆発しろ!!!」

ポチッ

目の前を歩くカップルが爆発した。
俺は爆笑した。

ポチッ

テレビに映っていたイケメン歌手が脳溢血で倒れた。
俺は爆笑した。

ポチッ

父の悲報がメールで送られてきた。
俺は笑うしかなかった。



474:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 03:41:43.31 ID:5cuNzxdt0

>>468
テンポ良すぎワロタ
天才か



461:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 03:34:26.20 ID:oyHkWR5p0

サカモトさん



488:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 03:50:42.40 ID:2IVBa2Gl0

>>461
「サカモトさんですか?」

男はは街で見知らぬ人にそう声をかけられた
しかし男はサカモトなどという名前ではない
「い、いえ違います」と答えると、相手はつまらなさそうに去って行った

しかしその後も道行く人々から次々と「サカモトさんですか?」と声をかけられる
何度も否定するのにストレスを覚えた男は「はい、そうですよ!」と投げやりに答えた
すると、急に相手は笑顔になり、その人物が出来る限りのサービスを尽くしてくれた

ある老紳士は別荘を譲ってくれた
あるシェフはフルコースをタダで振る舞ってくれた
ある小学生はおやつのケーキを丸ごと渡してくれた

自分がサカモトであると肯定すればどんどんいいことが起こると分かった男は
ついに自らサカモトを名乗り出し、公の場で「俺はサカモトだ」と豪語するようになった

ある日男のもとに警察が現れ、「サカモトさんですか?」と尋ねてきた
いつも通り男が「ああ、俺がサカモトだ」というと、そのまま連行され異例の速さで彼には死刑が言い渡された
なにがなんだかわからないうちに刑に処される男

実はサカモトとは男と背格好の似た重罪人で、老紳士やシェフも彼の息のかかった人物
男はまんまと本物の”サカモト”の影武者にされたのだった



503:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 03:57:43.47 ID:oyHkWR5p0

>>488
サンクス
面白いな



470:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 03:37:19.95 ID:myG+I1N80

おしり戦争



481:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 03:48:17.78 ID:uqtlRwzE0

>>470
「応答願います!応答願います!!」
孝は叫んだ。
永遠と叫び続けるのではないかと思うほど長い間叫び続けた。
だが、応答がない。
「船長!7時の方角から、おしりが迫ってきてます!船長指示よ!」
「くっ……お前達はここにいろ」
ゴォォォォ!!
猛吹雪の中、孝は槍一本持ち駆けだした。
「うぉぉぉぉ!この憎きおしりめがぁぁぁぁ!!」
孝の強肩から放たれた槍がおしりに突き刺さった
「や、やったか」
孝が安堵した刹那、孝はおしりの穴に飲み込まれた
「せ、船長ー!」
乗組員達は絶望した。
キラッ
「何だ!?」
遠くから淡白い光が射した。



471:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 03:39:12.53 ID:2IVBa2Gl0

幽霊の求人票



483:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 03:48:57.02 ID:iDZPvMCVO

>>471
アルバイトを探している大学生は遊園地の幽霊募集の求人票を見つける
お化け屋敷のアルバイトと解釈した大学生は早速連絡をし、面接を受けた
面接は苦手な大学生だが意外と好印象
面接官はやる気があるねと誉めてくれ、大学生は採用された
そして勤務直前に大学生は失踪した

「今度の幽霊はやる気があっていいですね」
そのお化け屋敷は本当に幽霊が出ると話題となり多くの客が訪れたという



473: 忍法帖【Lv=39,xxxPT】 :2012/02/12(日) 03:41:19.08 ID:0fj6ntMg0

陽気な隣人



499:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 03:56:37.05 ID:cEngVU4k0

>>473
私の隣人は陽気な男だ
陽気なだけならただ会話する時にちょっとしたストレスを感じるだけで済むのだが
常にうるさい。隣の部屋から朝も昼も夜も陽気な音楽が聞こえてくる
何度注意しても音楽はやまない 私は彼に殺意にも似た感情を抱き始める
私がブログで愚痴っているとコメントで自分も昔は同じだったと言う人が居た
解決方法を教えるからと言われ会うことになった
会ってみたらグレーゾーンな感じの人だった
彼(彼女?)が言うには隣人を消してしまうと言う 自分はそうしたとも
どう言う事ですか?と聞いても大丈夫消すだけだからと会話にならない
私は怖くなってしまい早々に別れを告げ家に帰る
私の心配を他所に何日たっても音楽はやまない
からかわれただけかと思い仕事へと出かける
だが仕事場から家に帰ると音楽は止んでおり―――



478:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 03:46:14.39 ID:PD7eTw0Y0

うそつき彼女



496:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 03:53:46.64 ID:4Q8mgFGP0

>>478
僕の彼女はうそつき。

「僕のこと好き?」って聞くと、
「は?嫌いだし。」って答える。

嘘だって、わかってるんだ。
だって僕の彼女だもの。

「今度遊園地に行こうよ」ってデートに誘ったときも、
「行きたくない。一人で行ってろよ」だって。

素直に行きたいって言えばいいのに。
でもそんなところも好きなんだ。

「僕は君の彼氏でいいんだよね?」って訊いたら多分、
「そんなわけない」って言うと思う。

でもそれは訊かないんだ。
嘘だって、わかってるんだ。



479:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 03:48:09.49 ID:d5vDYshE0

最後の卑怯者



497:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 03:55:13.60 ID:3DocVWrT0

>>479
街は静かだ。
人がいないだけでこんなに静かになるなんて。
車は走らず、明かりは消え、月明かりと満天の星空だけが夜を照らしている。

ネズミが走る音が聞こえる。
犬が吠える。
猫が威嚇する。

みんな、生きるために必死だ。

俺は鉄砲で襲いかかる野犬を撃ち殺し、蹴り飛ばす。


そうやって何匹も野犬を殺しているうちに、気づいたらたま切れだった。

「潮時か。」

最後の卑怯者は、野犬に食われて死んだ



480: 忍法帖【Lv=39,xxxPT】 :2012/02/12(日) 03:48:17.71 ID:0fj6ntMg0

絶対カンニング作戦



500:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 03:56:49.91 ID:hERrbLIW0

>>480
一週間後に迫った定期試験
タカシは考える
絶対にバレないカンニング方法を・・・

携帯を使う?横の席の奴の回答を盗み見る?
消しゴムに書く?シャーペンの中にカンペを忍ばせる?
机に予め書いておく?手のひらに書く?
メガネの内側に書く?大胆に黒板に堂々と書いておく?
いっそのこと教師の顔に油性マジックで書いてやろうか・・・

様々なことを考えるタカシだがなかなか名案が思い浮かばない
しかし、その時タカシは閃いた!!
絶対にバレないカンニング方法を!!
その方法とは・・・

自分の頭に記憶しておく・・・・・・まともな勉強やないかーい!!



505:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 03:58:55.26 ID:2IVBa2Gl0

>>500
いきいきデー並みの無駄なハイクオリティ映像で想像したらワロタ



484: 忍法帖【Lv=39,xxxPT】 :2012/02/12(日) 03:49:12.71 ID:0fj6ntMg0

閉じ込められた人々



504:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 03:58:35.36 ID:iDZPvMCVO

>>484
「お母さんお腹すいたよ動けないよ」
親子は小屋に閉じ込められていた
「足が動かないわ…」
二人は途方に暮れていた
その時
「いい臭いがしますね…」
男の人の声がする!
もしかしたら助けてくれるかも…
と思ったらその男も動けなくなってしまった
もう私たちは助からないのだろうか…
その時外から大声が聞こえた

「うえー三匹もいるよ気持ちわるーい」



491:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 03:51:01.64 ID:mNx0CBkVO

宇宙おじさん



536:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 04:18:26.10 ID:2IVBa2Gl0

>>491
ある小学生が放課後、秘密基地に向かうと、そこには小汚いおじさんが寝ていた
自分たちの基地を取られて憤慨する小学生はおじさんを叩き起こし追い出そうとするが
おじさんは自らを「宇宙おじさん」だと名乗り、もしここに居させてくれたら面白いことをすると言い出す

しぶしぶ頷くと、おじさんは「山田太郎だろ、お前の名前」と小学生の名前をいい当てた
驚く小学生、しかしそれだけでなく色々なことをおじさんは当てていく
そして最後に、これは予言だといい、「明日お前のかーちゃんが泣くから慰めてやれ」とつぶやき再び眠った

次の日の放課後、家に帰るとなんと母親が泣いている
半信半疑の小学生もこれには驚き、母親そっちのけでもう一度宇宙おじさんに会いに基地へ向かう
しかしそこに宇宙おじさんは居なかった

しぶしぶ家に帰ると、母親がぽつりと、あなたのお父さんが死んだのと漏らした
母子家庭で父親を知らなかった小学生は混乱する
聞けば宇宙飛行士に選ばれた父は家庭を全く顧みず、それが原因で母と離婚したというのだ
そして今日、昨日行われたロケットの打ち上げ失敗の知らせが届いた
父が乗っていたロケットだった

結局宇宙おじさんとはなんだったのか
父が最後に帰ってきたのか、それは分からない
ただ、そのことを母に話すと「最後まで基地に居座りたがるなんて、きっとあの人ね」と涙ぐんだのだった



537:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 04:20:11.99 ID:myG+I1N80

>>536
ええ話や



508:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 04:00:22.39 ID:dZfgODhaO

小指の行方



756:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 08:16:08.67 ID:25eH7/ro0

かなり亀になっちゃったけど…
>>508

ある旅客機のパイロットの男は、外見も内面も優れた魅力的な人物。
アメリカではハリウッド女優のような美女に交際を迫られた。
イギリスでは貴族の美女に交際を迫られた。
フランスでも、イタリアでも、ロシアでも、中国でも、男は美女に交際を求められた。
しかし男はそれらを全て断った。
断る時の文句は決まっている。
「僕、小指が無いので」
確かに男には片手の小指が無かったが、美女たちはその意味は解らなかった。

男は帰国して家路につき、同棲している恋人と夕飯を食べた。
女も片手の小指が無かった。
「明日は君のお父さんに結婚を許してもらいに行こう」
「お父さんは頑固だけど、きっと許してくれるわ」
「僕らの出会いは運命だからね」
「私たちの愛を確かめましょう」
女は小さな箱を取り出した。
男がそのふたを開ける。
箱の中には、赤い糸が結ばれた二人の小指があった。
二人は微笑み、それを愛おしく幸せそうに見つめていた。



512:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 04:02:14.78 ID:PD7eTw0Y0

首吊りブーム



530:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 04:10:29.51 ID:myG+I1N80

>>512
まったく最近の首吊りブームは何なんだ
完全に世の中は病んできているな

巷には「かっこよく首を吊る方法」なる本まで出回っていて
毎日芸能人や一般人の首吊り自殺が報道されている始末だ

なんか今日もニュースで奇妙な事が話題になっていたな
なんでもこの首吊りブームが始まった頃から
一度も雨の日が無いらしい
そう言われてみればそんな気もするな

ん?娘が公園から帰ってきたようだ
ゴキゲンに歌を歌っている

てるてるぼうずーてるぼうずー
あーした天気になーれ



534:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 04:11:34.92 ID:WBaneQpy0

>>530
これいいな



556:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 04:40:34.20 ID:PrWvXr6Z0

>>530
やりやがったなw



520:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 04:05:14.64 ID:pGGMSxeS0

死んだはず・・・



543:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 04:27:11.18 ID:3DocVWrT0

>>520
目を開ける。
起き上がる。
いつも通りの朝だ。
しかし、それはおかしい。
なぜなら俺は昨日死んだはずなのだ。
前々から死のうと思ってて、
昨日ついに死ねたはずなのだ。
飛び降りて、首を吊って、包丁を胸に突き立てて、線路に飛び込んで…

あれ?もしかしたらあれは夢か?
こんなに沢山死ねるはずはないよな。

よし、じゃあ死のうじゃないか。
七輪を部屋の中で焚いて…



目を覚ます
起き上がる
いつも通りの朝だ



521:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 04:05:15.09 ID:1r+tSeVA0

人間コントローラー



532:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 04:11:15.25 ID:iDZPvMCVO

>>521
格闘ゲーム好きな男二人は不思議なコントローラーを手にいれた
それな二人のお気に入りの格闘ゲームのように人を闘わせるものだった
二人は街の人を操作し、ゲームを楽しんでいたが
一人がハメ技を行いもう一人の怒りを買ってしまった
そして互いが互いを操作することに…

勝負!!

二人は止まったままだった
互いが互いの操作をするせいで全く操作ができなくなってしまったのだ
二人は動かない



523:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 04:06:20.55 ID:U3H/g4KuO

笑顔のカメラマン



547:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 04:33:15.09 ID:Uv1I+xcK0

>>523

カメラマン「・・・・・・・」カシャカシャカシャ

女A「ねぇ、あの人っていつも笑ってない?」
女B「そうだね、なんなんだろ」
女A「女の人を撮るのが大好きでたまらない、とか?wwww」
女B「えーきもーいwww顔は結構好みなのにー」
女A「実は怪しいカメラで私たちの裸までみえてたり?wwww」
女B「ちょっwwもうやめてよー」
女A「そんなとこまでとらないでー!とかいってみる?」
女B「あははは、でも勘違いだったら、え?ってなるよねwwまぁいっかwww」


後日
「ふーん、今おすすめの写真集ねー買ってみようかしら」パラパラ
『内紛の真実』【カメラマン「とても辛かった。でも伝えなければいけないと思った。」】
「うぇー内臓まででてる・・・子供には見せられないわね」



538:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 04:23:12.24 ID:KPtQ4ng90

日本危機一髪



545:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 04:31:40.88 ID:3DocVWrT0

>>538
アメリカが日本を刺した。
ロシアが刺した。
中国も、
韓国も、

いろんな剣を刺して、さして、

ついには全部の剣を刺し終えた。

しかし、日本は飛ばない

おいおい、不良品だぜ



539:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 04:24:33.51 ID:XFBxAiSu0

視界の端にうつる者



546:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 04:32:55.60 ID:iDZPvMCVO

>>539
いつも視界の端に女の子が見える
街でも駅でも学校でも電車でも
女の子がいつも視界の端にいる
近づこうとしても近づけない
眼科に行ってみたものの何も異常がない
いつまったっても女の子が消えない

しかし最近女の子がこう言ってるような気がした
「早く目から出して」
目にいれても痛くない女の子
誰が出してやるものか



548:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 04:33:25.05 ID:2IVBa2Gl0

神様の人事異動



555:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 04:39:45.33 ID:KarofBO90

>>548
人間は死ぬと天使か死神になり、下界の人間の運命に干渉することができる。

ある天使が人間の女性に恋をして、幸福を与え続けることによってバランスが崩れたので、神様がその天使を死神に変えてしまう。

その死神は女性の命を奪い、天使となった女性と結ばれる。



551:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 04:34:04.09 ID:V+kovUn60

採集



563:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 04:43:13.99 ID:iDZPvMCVO

>>551
人には言えない採集趣味を持つ男がいた
人の指の採集が趣味だ

ある日とてもきれいな指の女性を見つけた
女性の事を調べあげ、指を採集する日になった
女性の家に忍び込み麻酔をかけてさあ採集と思ったら鈍痛が
意識が遠退いてきた…

人には言えない採集趣味を持つ女がいた
採集趣味を持つ人の採集だ
彼女の採集コレクションがまた加わった



565:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 04:45:13.62 ID:KarofBO90

2048年



573:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 04:52:07.54 ID:uqtlRwzE0

>>565
全世界思考停止
コンピューターネットワークフル起動
働かない世界構築
口も鼻も目も耳も全てある意味がなくなる
ただ呼吸をするのみ
精子は吸入され、卵巣へと体外受精される
生まれてくる子は機械により、マスクを固定され、全ての五感を遮断
外部からの情報を絶つ



569:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 04:48:30.20 ID:iDZPvMCVO

ねごと



575:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 04:52:44.11 ID:3DocVWrT0

>>569

妻が昨日寝言を言った

「大好きよ健二」

おい、健二って誰だ!

俺は怒って妻を殺した。

次は健二を殺さなくては。

健二はどこだ!

妻の携帯を探して住所を調べた。

すぐ近くじゃないか!

「ついに見つけた…!」

そう言って健二は、首を吊った



572:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 04:50:03.46 ID:CaYwh5f20

悪戯



574:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 04:52:43.23 ID:V+kovUn60

>>572
少し悪戯してやろう
立ち止まってた人の背中を押した

あーあ
少し人を選べばよかった

あんなに顔真っ赤にして怒んなくても…



580:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 04:55:54.43 ID:Uv1I+xcK0

食べて。



591:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 05:03:10.08 ID:3DocVWrT0

>>580
俺は無人島に、家畜と嫁と遭難してしまった。

豚が言った。
「食べて。」
おれは食った。

犬が言った。
「食べて」
おれは嫌々食った。

猿が言った。
「食べて」
おれは涙を流しながら食った。

嫁が言った。
「食べて」
おれはおいしう食った。



587:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 05:00:00.35 ID:x/X2SMgC0

12月32日



593:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 05:05:14.43 ID:V+kovUn60

>>587
2012年の12月に人類が終わるだって?
もう12月の31じゃねえかwwww
結局なんもおきないまんまだよwww

あーよかった
もうすぐ32日だ
そういや明後日に連れと飯食いに行くって約束してたな
んだよ
電話も出ねえのかよ



589:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 05:00:55.65 ID:45CpW1alO

モテモテパンツ



601:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 05:10:01.26 ID:2IVBa2Gl0

>>589
モテモテパンツという新製品が発売された
なんと履けばたちまち男としての魅力が高まり、モテにモテまくるという
30年間童貞のある男は喜び勇んでそれを購入した

次の日から男の人生は変わった
今まで女性に見向きもされなかった男が様々な女性に交際を迫られた
よりどりみどりの女性の中、男はある一人の美女と出会う
「初めての相手は美女と」と決めていた男は彼女を口説き、付き合うこととなった

そして初めての夜、男がいざ行為に臨もうとすると美女がいない
代わりにこの世の者とは思えないほどの不細工な女が裸で隣にいた

愕然とする男
その男の後ろで、ホテルのテレビからは
「モテモテパンツ婦人用!新発売!」
というCMが流れるのであった



595:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 05:06:57.75 ID:ujRPqS4F0

紙飛行機戦争



608:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 05:15:48.57 ID:3DocVWrT0

>>595
子供の頃は良く、紙飛行機を飛ばしてどっちの方が飛ぶかという勝負をしていたものだ。
今では仕事でにたようなことをするようになった。
紙飛行機ではなく、本当の飛行機で、
ライバルとどっちの飛行機がよく飛ぶか勝負してるのだ。
俺なんか、昨日は30m飛んだ。
ライバルは20mだ。

一回一回飛行機が全壊するのと、中のパイロットがダメになるのが玉に瑕



596:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 05:07:07.85 ID:Uv1I+xcK0

なう。



607:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 05:15:46.50 ID:MVBH/u2a0

>>596
ツイッターにはまったある男
ある日、ツイッターで不思議なつぶやきを見つける

「出勤なう」「帰宅なう」
そこには男の行動がそのままつぶやかれていた

気味悪く思った男は友人や警察相談するも相手にされず途方に暮れる
携帯が鳴り、ツイッターからの通知を確認すると、案の定
「相談なう」「相手にされないなう」

あまりの恐怖に泣き崩れる男
携帯が鳴り、その様子も通知される
「号泣なう」

涙で濡れた顔を洗おうと洗面台へ向かう男
顔を流し、鏡へ顔を上げた時、携帯への通知
「目があったなう」
鏡へ向くと、ニヤリと笑う自分の顔――



602:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 05:10:10.62 ID:MB/Du6ab0

屋上のおでん屋台



626:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 05:31:29.54 ID:XFBxAiSu0

>>602
僕は街の夜景を撮るのが趣味だ
今日も街の様子を写真に収めるために、あるビルの屋上へ向かう。
だが、ここは少しおかしい。なんと そこ にはおでんの屋台があった

???「おやっさんいつものたのむ」
人…は来ているようだが……



603:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 05:10:56.60 ID:Fbhyn+GrO

自分リモコン



618:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 05:24:34.91 ID:vD8KXfUs0

>>603
ドジでノロマ、グズで役立たずと評判の男は、ある日妙なリモコンを拾う。
それを使うと、男はリモコンの操作通りに自分を動かすことができた。
自分を早送りして作業をすることで、男の作業効率は格段に良くなった。
社内での自分の評価も鰻登りとなり、男はあまりの嬉しさに浮かれて舞い上がる。
その拍子にリモコンを踏んづけてしまい、リモコンは破損。早送りのボタンが戻らなくなってしまった。
男は、ものすごい速度で老化していき……。



606:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 05:14:51.76 ID:DEflxhPJ0

日本語でしゃべれや



619:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 05:25:48.33 ID:MVBH/u2a0

>>606
ある大学生の男は講義にも行かず、バイトもせず、親の仕送りに頼って仲間と遊んで暮らしていた
ある夜、路上で困った様子の外国人を見かける
男は外国人に話しかけられるが、彼の言葉が理解出来ない
「日本語でしゃべれや」
ゲラゲラと笑いながら外国人を突き飛ばす男
その後、男はいつものように、仲間たちと朝まで飲んで、疲れて眠る

朝目を覚ますと仲間たちの様子がおかしい
自分のほうを睨んでいるようだ
「どうかしたか?お前ら」
問いかけると、一歩身を引く仲間たち

「誰だお前?」
怪訝そうな顔でその中の一人が尋ねる
「は・・・?誰ってお前」
そう男が言いかけた所で別の仲間が遮る
「日本語でしゃべれや」
ゲラゲラと笑う仲間たち

男は仲間たちの記憶から消え、日本語が喋れなくなっていた
途方に暮れながら、警察へ向かう男
しかし、彼の言葉は誰一人理解できなかった

彼の話す言語はこの世界で唯一のものだった――



609:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 05:16:59.63 ID:qBV2LDeDO

僕は幻



616:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 05:23:23.45 ID:3DocVWrT0

>>609

僕は幻、僕は幻

そうやって言ってる内に、本当に少しずつ体が透けてきた。

怖くなったのでしばらくやめていたら、元通りになった。

僕は幻、僕は幻

またそうやって言ってる内に、また体が透けてきた。

面白くなったので続けていたら、何時の間にか完全に透明になっていた。

僕は幻、僕は幻

そうやって透明になってるうちに、いろんなことをした。

女風呂を覗き、人の家に上がり込み…

僕は幻、僕は幻、

そうやって透明になってるうちに、ひとつ、気づいたことがある。

自分に見えてるもんは全部眩しいなんだと。

全部幻、全部幻、

そうやって言ってる内に、全て透けてきた。



620:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 05:25:56.32 ID:3DocVWrT0

全て幻、全て幻

全ては透けて、何も無くなった。

怖くなった僕は、唱えるのを辞めて、元に戻るのをまった。

だが、元には戻らない。

ぼくは幻だったのだ。

君も幻、君も幻

ほら、透けてきた



613:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 05:18:18.37 ID:ceUskRiOO

恋人ラジオ



621:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 05:26:30.58 ID:0r3HP2jg0

>>613
恋人ラジオというものを聴くと理想の相手と結ばれる噂が流行る。
そのラジオを聞くために主人公の喪女ががんばるが、なかなか聴けない。
そんな時、ある若い人に声をかけられ、恋人ラジオなんて聞かなくてもいい出会いがありますよ。
と言われてその人といい感じに結婚までいく。
その結婚式でくすりと笑う男。それに向かってお辞儀をする旦那。

恋人ラジオの噂は結婚相談所の新手のやり口だった。



615:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 05:20:32.00 ID:Fbhyn+GrO

自殺回数券



630:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 05:36:48.52 ID:vD8KXfUs0

>>615
破いて破棄すると、その券に書かれている自殺方法を体験することができる「自殺回数券」。
男は、物は試しと焼死を体験する。たちまちあたりは炎に包まれ、男は地獄の苦しみの中で息絶えた。
その後、男は生き返るものの、自殺などとても体験するものではないと通関する。
しかし、なんと自殺回数券はすべて燃え尽きてしまっていた。
それからというもの、男はありとあらゆる場所で自殺を体験することとなった。
電車に轢かれ、ビルから突き落とされ、あるいは感電死、水死。男はその度に死の苦しみを味わった。
あまりの苦痛から逃れようと、男は自殺を繰り返すようになる。
男は自殺回数券に書かれていない自殺方法で楽になろうと、ありとあらゆる自殺方法を試す。
しかし、いくら自殺しようと、それらはすべて自殺回数券での体験にしかならなかった。



628:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 05:34:17.48 ID:+icc8N8m0

いつもの



634:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 05:42:28.43 ID:rYTk+jPW0

>>628
マスターいつもの
あぁとまどってるとまどってる
そりゃそうだ、俺初めてここきたもん
いやーたまらんな
マスターって響きがいいからって調子ノンなってこった
さぁ次の店にいくとするかな

マスターいつもの
カタン
え?なんでなんで?
ここも初めてきたぞ?
あれ?まえに来たことあったっけ?
まぁそれはいい
それはいいとしてなんでオムライスなんだ?
ここはBARだろ?
オムライスとか俺はずいじゃん
まじやめてよー
あれ、このオムライス見覚えがある
これは昔誕生日の日に必ず出てきたやつじゃないのか?

なにこれすげー
他にはどんな いつもの があるんだろ?
もうちょい頼んでみるか



635:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 05:43:10.22 ID:E3iAuFXs0

ネット内男子



648:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 05:52:19.59 ID:fxQPs4jE0

>>635
時は300X年~世の男性のご先祖様方は草食化、貴重な遺伝子を残せないまま死に絶えた。女だけで生き延びた300X年のある日、ネットで男の末裔だと名乗る人物の書き込みを見つけた少女達は一斉に声を荒げる『ネット男子はいるかー!』



639:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 05:46:14.12 ID:Fbhyn+GrO

こどもタクシー



658:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 05:58:52.81 ID:XFBxAiSu0

>>639
この街には子供タクシーなどという都市伝説がある。

ユウスケ「こどもタクシーって知ってるか?どこいくかわかんねーけど
子供だけが無料で乗れるらしいぜ」
タカシ「どうせ都市伝説だろwww」
ユウスケ「いやいや、ホントだって!先輩が見たって言ってた!!」
タカシ「無料とかwまぁホントにあったらいいのにな」

その後タカシは子供タクシーを見てしまう。
タカシ『まじであったのかwwwww家まで送ってもらおうwwwww』
運転士「では出発しますね」


たどり着いた先は臓器提供用の子供を集める施設だった



644:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 05:51:08.30 ID:Fbhyn+GrO

ステレオ男



662:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 06:01:05.72 ID:+fx16QPCO

>>644
俺は私立探偵
とあるマダムから浮気調査の依頼をうける
旦那は別荘に愛人を囲っていると調べはつけた
配線修理工を装い盗聴器をしかけに侵入したが…



あろうことか盗聴器を忘れた


かくなる上は自分の耳で確かめるまで
むむ…どこへ身を潜めようか…

…から始まっての脱出劇



647:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 05:51:45.71 ID:+icc8N8m0

たった五分の想い出 



664:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 06:01:15.39 ID:KarofBO90

>>647
5分間しか記憶が持たない男がいた。
男の妻が思い病気にかかり、亡くなってしまう。
妻は亡くなる直前に、男に向けたビデオレターを撮影した。
そのビデオの長さは丁度5分。

男はビデオを見終わると、また最初から再生し、何度も何度も見続けた。
男の5分間から、恋人の姿が消えることはなかった。



673:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 06:15:05.25 ID:CF1wXUmj0

100万円ガチャポン



698:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 06:34:00.82 ID:XFBxAiSu0

>>673
ある場所に100万円で幸せが手に入るガチャポンがあった
男はそのくらいで幸せが手に入るならと、レバーを回す
その後の男の生活は今までとは全く違った
会社を立てて成功、病弱だったが美人な妻も手に入れ、子供だってできた


1年後、妻は病気で死んでしまう 会社は倒産 子供も親の病弱を受け継いだのか死亡

男は思った『こんな一時的な楽しみのために金を払わなければよかった』



675:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 06:16:23.50 ID:aBOrkNPw0

思い出カメラ



734:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 07:25:53.34 ID:hdaWkeml0

>>675
妻に先立たれ、一人淋しく暮らしていた主人公
ある日、会社帰りにリサイクルショップでとても安い値段のポラロイドカメラを見つけ、購入する

帰宅した主人公は、早速試しに庭を撮影し現像すると、そこには居るはずのない妻が満面の笑みで写っていた
驚いた主人公は次にキッチンを撮影してみると、今度は料理を作る妻の姿が
その時、このカメラは撮影した場所の「思い出」を現像するものだと理解する

そして主人公はかつて妻と旅行した場所を「思い出カメラ」で撮影する一人旅に出る



737:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 07:29:41.27 ID:z89BOrdK0

>>734
非常に好き。やってほしいわ



678:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 06:18:33.95 ID:6/0v2APd0

書けない手帳



687:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 06:28:26.99 ID:KarofBO90

>>678
予知能力を持つ男がいた。
男が無意識に手帳に書いたことが、次の日に現実として起こるのだ。
ある日、男は大震災を予知し、多くの命を救い、英雄となった。

その後、男は政府に実験体として多額の契約金と引き換えに予知を強要されるが、その途端に手帳に何も書けなくなってしまった。
科学者たちは、脳に電流を流して能力を呼び覚まそうとしたが、電気が強すぎて男は死んでしまう。

手帳が書けなかったのは、明日を迎えることが出来ないからだった。



691:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 06:30:50.48 ID:Fbhyn+GrO

死人資格



704:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 06:40:06.01 ID:l7GTo+4T0

>>691
「君、何か資格は持っているかい?」
「はい、死体検定2級です」
「2級か。うちでは1級の人しか、死体役として採用してないんだよね」
「そんな」

「死体検定1級を取得したいのですが」
「そうですか、では早速」
「何をするんですか!?」
「1級を取得するためには、本当に死んでもらう必要があります」
「そんな」



703:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 06:39:41.14 ID:6r2GLaYp0

江戸を生きたラッパー



717:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 06:49:23.43 ID:XiVI8VLRO

>>703
ある日ラッパーが江戸時代へタイムスルップしてしまう
ラッパーは訳も分からず混乱するが、腹をくくって自分のラップで芸で身を立てる
ラッパーのホットなハートが伝わり、江戸の町で有名になりとうとうお城にまで呼ばれるようになった

そこで初めてラッパーは自分が遠い国から来たラッパーである事を打ち明ける
すると殿様は顔を青くし、家臣がすぐさまラッパーを斬り殺した


らっぱとは江戸時代ではスパイを意味する言葉だったのだ



706:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 06:43:10.36 ID:t3sM1cw8O

出世代理人



720:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 06:57:04.75 ID:1aYZhoa70

>>706
甲斐性の無い会社員の男が
とあるWebサイトで「出世代理人」というサービスを発見する
一発逆転のチャンスを狙い、利用すると会社に行かずとも
「代理人」が瞬く間に仕事で好成績を収め、自分にも大金が
舞い込んでくる。
しかし、サービス終了日に意気揚々と出社すると誰も自分の事
など覚えておらず、自身の銀行口座は勝手に金を引き出され無一文状態に。
全てを失い、男は茫然自失する。
時が経ち、次第に男はこのままではいけない、自分の力で立ち上がるしかないと
気付き人生にまじめに向き合うようになる。
すると以前の「代理人」が現れ、「出世おめでとうございます」と言い残し
大金を置いて去っていく



708:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 06:43:53.33 ID:6r2GLaYp0

童貞貯金



727:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 07:09:46.48 ID:RNJ0dIV30

>>708
20XX年、若者の貞操観念の低下が問題になり、新しく童貞貯金という制度が設けられた。
それは男性のみに適用される制度で、童貞歴一年につき一万円を脱童貞した時に支払ってくれる、というものだった。

とある青年はそれを聞いて大喜び、せっかくだから沢山貯めて老後沢山貰た方が特だ、と付き合っている彼女からのセクロスのお誘いを断り続けた。

青年は70歳になり、貯金は七十万円貯まった、もう良いだろうと、妻になった彼女と一つの布団に裸で横になる二人。
だがシワシワの妻と抱き合っても男のイチモツは起つ事は無かった。



709:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 06:44:52.45 ID:Fbhyn+GrO

昨日の手記



719:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 06:55:55.86 ID:Y15UrolC0

>>709
最近は老人の孤独死が当たり前になってきている
特に大都会ではそれが顕著だ

俺は特殊清掃人と呼ばれるようになってから既に10年近い
いろんな死体を見るが慣れたもんだ
だが今回のはなかなか酷い。白骨化している
なんだろう、骨だけの手がメモらしき物を握りしめている
日付は昨日、内容は掃除の手順だった……



723:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 07:02:29.67 ID:Fbhyn+GrO

最下層シミュレーター



739:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 07:32:58.29 ID:mN2vHEUd0

>>723
すべてのことにおいて最悪のことを想定してさえいれば理想とのギャップに取り乱すこともショックを受けることもない、更には最下層からどれほど恵まれた生活をしているのかということを再認識させてくれという優れもの
それがこの最下層シュミレーター

おとこ「はじめてなんで緊張するは」
やっと順番が回って来た彼はぎこちない手付きで装置を頭に付けた
それには何気ない日常の彼の姿が映っていた、違うのは彼に聞こえないような小さな声で周りの人が自分の悪口を言っているということだけ
おとこ「……なんだよこれ、なんなんだよ」
シュミレートを終えたはずなのにまだ声が聞こえる
おとこ「なんだよこれなんなんだよ、シュミレートを負えた筈なのに」
こそこそと周りから声が聞こえてくる
おとこ「これってあれか俺は最下層の日常を送ってるってことなのかよ」



726:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 07:08:20.94 ID:Fbhyn+GrO

ニート保護育成教育法



741:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 07:36:42.80 ID:58c0avjc0

>>726
20××年、アメリカをはじめとする先進各国で「ニート保護育成教育法」が施行された
年々増え続けるニートに頭を悩ませていた国々だったが、この法律によりニートは激減。皆しっかりとした職をもつようになった。
そんな彼らの職業は「ニート育成師」。今日も元ニート達がニート達を教育している



729:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 07:13:53.81 ID:Y15UrolC0

本当の正義の味方



738:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 07:32:01.14 ID:+fx16QPCO

>>729
IT企業S社の社長は米国企業の最新端末の独占販売に成功

が、A社も同端末の販売を開始する
相次ぐ不具合を何とか乗り越えつつも、まだ先行きは不安…

そんな時、ライバル会社Dに続きA社にも通信障害が…

実はS社の社長には影の支援者がいたのだった



740:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 07:34:15.62 ID:vrAS56L20

ブブゼラの逆襲



750:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 08:04:26.16 ID:DjmIG99d0

>>740
南アフリカWCの折に大量に発注されるもブームが去って倉庫で眠っていたブブゼラがシャーマンの呪法で命を持つようになりサッカーファンたちを次々に襲う。
ブブゼラたちの女子どもも巻き込んだ残虐な攻撃で苦境に立たされた人類は核による攻撃を決断、世界中のブブゼラ工場やブブゼラ倉庫にミサイルが落とされる。
妹がブブゼラに殺された主人公は核攻撃されたブブゼラ工場を訪問、そこで苦しみもがくブブゼラたちを見て人類とブブゼラの違いに苦しみ
憎しみのために生きるのではなくブブゼラたちとの融和を目指す活動をすることを決意する



743:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 07:42:14.50 ID:zC9jGhJH0

別れても好きな人



745:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 07:54:04.35 ID:IhCY9jOj0

>>743
大好きな彼氏と別れたA子
別れてからも元彼のことが忘れられずつらい日々を過ごす
すると、ある日元彼に何もかもそっくりな男と出会う
やがて惹かれあい交際をはじめる二人
やがて結婚の話も出始めた頃、つい間違って元彼の名前で呼んでしまう
それに怒った彼氏と喧嘩になり別れることに
後悔しながら街を歩いていると、自分にそっくりな女と仲良さそうに連れ立っている元婚約者を見つけるend



80:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/11(土) 23:47:12.27 ID:wicZluvk0

世界終末時計



177:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 00:44:20.93 ID:JFL8xPNg0

>>80
その砂が落ちきったとき世界が終末を迎えるという巨大な砂時計
砂が残り僅かになってしまい人々は怯えた
するとそこに颯爽とあられた男が言ってのけた
「上から砂を足してやればいいじゃないか」
なるほどその発想はなかった。早速人々は上蓋をこじ開け砂を大量に流し込んだ
これでしばらくは終末を遠ざけられるわけだ。以後数千年、人類は砂が少なくなるたびに補充し終末を逃れてきた

本日実に何百年かぶりの補充が行われた。砂時計の下室はもうほぼ満杯だったのにもかかわらず……
数日後、時間が止まった世界で人類は永劫の静止という終末を迎えた



183:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 00:47:08.21 ID:myG+I1N80

>>177
これすげえ



184: 忍法帖【Lv=6,xxxP】 :2012/02/12(日) 00:47:43.65 ID:duO73Ouh0

>>177
なにそれおもしろい



186:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/12(日) 00:49:16.20 ID:iDZPvMCVO

>>177
その発想はなかった
すっげえ




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