1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/28(土) 19:07:51.80 ID:gtsKiMr70
キノコの王様で、その名のとおりマツ林に生える。日本人好みの独特の香りがあり、サンマ、クリなどとともに日本の秋を司る高級キノコ
今年は当たり年だそうで、国内産でも割安で手に入る傾向にあるらしい。条件さえよければ割とそこらへんでも生える、実は身近なキノコ
2:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/28(土) 19:08:16.08 ID:8h5kVdtv0
3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/28(土) 19:08:20.85 ID:QwBlPvJS0
4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/28(土) 19:10:23.05 ID:gtsKiMr70
スマホで育成している方も多かろう、日本人に馴染みが深いキノコ。強いぬめりがあり、倒木に群生する
画像のナメコは販売されているものよりもやや傘が開いているものの、味に違いはない。野生のものは販売品より風味が強い
8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/28(土) 19:13:53.27 ID:gtsKiMr70
毎年、この時期になると全国のキノコハンターが血眼になって探すキノコ界の女王
ミズナラの木の根元に生え、多い時では数十キロ近くも収穫できる。プロのマイタケハンターはマイタケが発生する木を覚えていて、
秋になるとその記憶を頼りに木を見回り、仕留めてゆく。何年も繰り返しマイタケが発生するミズナラは「キノコの木」と呼ばれ、親兄弟にも場所は教えないという
9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/28(土) 19:14:04.34 ID:lZSGq8GU0
10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/28(土) 19:17:35.99 ID:8dOJpUYH0
11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/28(土) 19:18:46.52 ID:gtsKiMr70
このスレの情報を頼りにキノコ採って食ったりするなよ
ハタケシメジ
キノコフリークにとっては最も身近なシメジと言えるキノコ。傘はネズミ色で、たびたび群生する
名前の通り、そこらの畑やら軒下やら道端やら、思いもよらぬところにゴッソリと生えるため、思わぬ収穫に喜ぶこともしばしば
栽培も行われているが、味は歯切れよく、素晴らしい旨みを持つ。審美眼に自信があるならぜひ食べてみたいキノコ
12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/28(土) 19:19:52.87 ID:zJAB+lZX0
13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/28(土) 19:22:13.16 ID:gtsKiMr70
その卑猥な風貌から、2chではあまりにも有名な(?)キノコ。大抵橙色か暗い紫色をしている
実はこれはタケリタケという「現象」であり、ヒポミケス属の菌が他のキノコを乗っ取り、その表面に付着したために発生する
寄生された側のキノコはヒポミケス菌により傘を開くことができなくなるため、このように卑猥な形になってしまう
14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/28(土) 19:25:46.38 ID:gtsKiMr70
地方名サワモダシ、ボリ、ボリミキ、サモダシなど。朽木、地面に発生し、たいていの場合大量に取れる
ほどよくぬめりもあり、ダシもよく、大量に取れることから、古くから日本各地の山里で親しまれてきた
しかし、繊維が豊富であるため、調子に乗って大量に食べると消化不良を起こすそうなので注意
まぁ>>1は一キロぐらい食い尽くしたこともあるがケロッとしてたので、消化不良を起こすかは人によると思う
15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/28(土) 19:28:53.12 ID:Qm8D5lRVi
16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/28(土) 19:29:44.29 ID:gtsKiMr70
漢字で書くと「初茸」。秋の始め、マツの樹の下にいの一番に発生するキノコなのでこう呼ばれる
傷つけると緑青に変色するため、「ロクショウキノコ」と呼んで食べない地方があるそうだが、素晴らしいダシが出て非常に美味なキノコ
>>1に取っては稲刈りの片手間に探したキノコなので非常に馴染みが深い。これを用いたキノコご飯は絶品だった
ちなみにハツタケの季語は秋で、松尾芭蕉も『初茸や まだ日数経ぬ 秋の露』という句を読んでいる
17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/28(土) 19:34:37.47 ID:gtsKiMr70
マツ林に大量発生するイグチ科のキノコ。一族が多いイグチたちの中でも最も親しまれてるんじゃないかと思われる
傘裏は管孔状で、大抵大量に取れる。ぬめりがあり、日本では鍋物や味噌汁の具として古くから親しまれてきた
イグチの仲間は採ろうと思えば根こそぎ採れるものの、シロに当たったからといって無闇矢鱈に乱獲するとその次の秋から
さっぱり生えなくなるので注意が必要。キノコでもなんでも乱獲はよくありません
19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/28(土) 19:36:03.77 ID:HfLf+okl0
20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/28(土) 19:40:27.11 ID:gtsKiMr70
毒キノコなので絶対に食うな
もともとスギヒラタケはキノコが発生しにくいスギ林に生える唯一と言っていいほどのキノコで、味も良く、大量に取れ、
なおかつダシもよいことから、全国津々浦々で「スギカノカ」などと呼ばれて親しまれてきた
しかし、2004年に全国9つの都道府県で59例の中毒例が、しかもうち17例の死亡例が報告され、キノコ界隈に激震が走った
毒成分は未だ不明であり、中毒患者の多くが腎機能の低下が見られたため、何らかの理由により腎臓で代謝できない場合にのみ有毒化すると考えられている
ということで毒キノコなので食べるなよ? 味は素晴らしくいいらしいが絶対に食べるなよ?
22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/28(土) 19:47:50.41 ID:gtsKiMr70
ご存知、日本三大誤食キノコの一角を担う毒キノコで、死亡例もある。ヒラタケ、ムキタケ、シイタケと、似たような菌に優秀な食菌が多いためよく間違えられる
暗闇で光るという特性がよく知られているが、実際はその光はごく微弱で、よく目にするツキヨタケが光っている写真は特殊な撮影技術によって撮影されたもの
見分け方としては、まず手で割いてみること。根元付近に黒い染みがあればそれがツキヨタケなので、ひとつでも混じっていたら籠の中身は全部捨てること
中のキノコがもったいないとか思わず、勇気を持って全部捨てることが命を守ることにつながる。そもそもツキヨタケとシイタケ、ヒラタケの見分けもつかない人は
キノコ狩りを安易に行ってはならない
23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/28(土) 19:51:58.50 ID:gtsKiMr70
夏の終わりごろに生える優秀な食菌。どう見ても食えるような見た目ではないが、欧米ではオムレツなんかに入れてよく食される
傘は真っ赤で条線も鮮やか、茎には鍔があり、黄色と赤のだんだら模様がある。幼菌の時は白い壷に収まっている
加熱すると色が抜けて煮汁が絵筆洗ったときのバケツみたいな色になるが、歯ごたえはプリプリとしていてなかなか美味
ほかの毒菌と間違えることはないほど特徴がハッキリしているキノコなので、積極的に利用したい
24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/28(土) 19:55:43.04 ID:gtsKiMr70
白くてエレガントなキノコ。竹やぶなんかに発生するが、この姿が見られるのは午前中だけで、午後にはくたっと倒れて消えてしまう儚いキノコ
先端部分にはグレバと呼ばれる強いウ●コ臭がする粘液がついており、この臭いに釣られてやってきたハエによって広がってゆく
中華スープなどと相性がよく、コリコリしていて美味しいキノコ。貴重なキノコでもあり、グレバを水で洗い流して積極的に賞味したい
25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/28(土) 19:58:28.10 ID:rSrWHzH20
26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/28(土) 19:59:19.25 ID:gtsKiMr70
白くてモッサリとしたキノコ。こう見えて食菌である。名前の由来は、見た目があの山伏が来ている服の、
あの白いボンボンに似ていることから。昔、酒の飲めない人がスポンジがわりにこれに酒を吸い取らせて捨てていたので「上戸茸」の別名もあるとか
最近では栽培品も出回るぐらい美味しいキノコだったが、見た目が見た目なためか最近はあまり見ない。意外なことにさっと茹でて刺身でもイケる
27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/28(土) 20:04:58.25 ID:gtsKiMr70
ご存知、自然界最強最悪の猛毒を誇るキノコの一族。独の主成分はアマトキシン類
タマゴテングタケ、ドクツルタケなど、似たような風貌と名前の親戚は多いので、とにかく雑木林で見つかるヒョロっとした白いキノコには手を出さないこと
あるとき、このキノコを誤食した親子がいたそうだが、母親は四時間後に治療の甲斐なく死亡、息子は一時持ち直したが、九時間後に再び症状が悪化、
母親の訃報を聞いて集まってきた親戚縁者の前で真っ黒な血反吐を何回も吐き、畳に爪を立てて這いずり回りながら「助けてくれ」と絶叫しながら死んだそうである
とにかく、食ったら最後、文字通り地獄の苦しみを味わうことになるキノコなので、絶対に手を出してはならない
28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/28(土) 20:06:08.93 ID:rSrWHzH20
29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/28(土) 20:13:03.85 ID:gtsKiMr70
ものすごい毒性を持った恐るべき毒キノコ。名前の由来は、あの赤報隊なんかがつけてる「赤熊」に由来する
毒の主成分はロケットの燃料にも使われるヒドラジンで、沸点が低いため、これを煮ているときにでる湯気を吸っただけで強い中毒症状を起こす
フィンランドでは経験則的に煮こぼして食べられることが知られており、普通に売ってるそうだが、日本人は絶対に食べてはならない
30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/28(土) 20:17:16.60 ID:gtsKiMr70
フウセンタケの仲間としては比較的よく知られているキノコ。傘は黄色で、鍔はなく、柄はしっかりとしている
群生することが多く、一度シロに当たるとそれこそリュックひとつぶんぐらいは楽に取れるという
実は>>1もこの間、これが「ウグイスモダシ」という名前で売られているのを見て初めて食べた食菌
ウグイスモダシとはぐぐってもヒットしない地方名が、おそらくフウセンタケの仲間であろうから食えると踏んで買ってきたのがよかった
素晴らしくシャキシャキとした歯ごたえで、煮物・汁物に非常に相性がよかった。ぜひ賞味していただきたい素晴らしいキノコである
31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/28(土) 20:21:08.28 ID:gtsKiMr70
キノコの時期も終わりの晩秋に、マツ林に生えるキノコ。比較的大きく、20センチぐらいになり、土に埋もれるようにして顔を出す
苦味があるものの、独特の旨みを持つそうで、ある地方ではマツタケよりはるかに高級なキノコとしてよく食されているそうである
実は>>1もその昔、これをそれこそ重くて立ち上がれなくなるぐらいゴッソリ取ってきたことがあったが、苦くて苦くて食べられたもんではなかった
借りに「マツタケより珍重される」という言葉が本当なら、黙ってヤフオクとかで売りに出せばよかったと思う。恐らく十万円分ぐらいはドブに捨てた苦い思い出
32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/28(土) 20:25:44.22 ID:gtsKiMr70
名前の通り、ブナの倒木なんかにゾロゾロ発生するキノコ。傘の裏はトゲ状で、それが「鹿の舌」という名前の由来になっている
水気を多く含むキノコで、採取の際はぎゅっと手で絞り、水気をある程度絞って収穫したほうがいいらしい
肉質は柔軟で歯ごたえがあり、ダシをよく吸うため、肉汁に入れると美味だという。特に秋田県では馴染みの深いキノコであるそうで、
地元の名産である馬肉や熊肉と一緒に煮つけてよく食されているという
34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/28(土) 20:30:24.16 ID:rSrWHzH20
35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/28(土) 20:31:32.91 ID:gtsKiMr70
漢字で書くと「香茸」。みてくれに似合わずスモーキーでスパイシーな香りを持ち、それが名前の由来となっている
干すとますますその香りは強くなり、炊き込みご飯に入れると絶品であるため、このキノコの食し方を知っている山奥では非常に珍重される
一昔前に当たり年があり、その時は数百キロも根こそぎとった人が新聞の一面を飾ったのが記憶にある
非常に美味しいので、見た目にビビらず、見かけたら購入する、もしくは採取してみよう
36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/28(土) 20:35:18.13 ID:iXWB1JcNi
37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/28(土) 20:37:54.95 ID:gtsKiMr70
有名な毒キノコ。笹薮や竹林、あるいは雑木林や杉林の中にも発生する。傘の色は茶色で中央は落ち窪み、ぬめりはない
一度食すると、指の先、舌先、はてまた絶望先生の絶棒の先まで腫れ上がり、火箸を押し付けられたような激痛が一ヶ月以上続くという
その痛みの凄まじさたるや鎮痛剤も効かないほどで、時たま壊死を引き起こし、あまりの激痛に自殺した人もいるという
ハツタケなどの美味なキノコによく外見が似ているので注意が必要。この独特の傘のめくれ上がり方が見分けるポイント
38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/28(土) 20:38:07.22 ID:NaXlR3LyO
41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/28(土) 20:44:24.86 ID:gtsKiMr70
アカヤマドリ、コガネヤマドリ、ヤマドリタケモドキなど、ヤマドリタケ類にも親戚は多い。かの欧州の高級キノコ・ポルチーニ茸の和名をヤマドリタケという
傘はアンパン状で、わずかにぬめりがあり、茎は太くしっかりしていて、大抵単生である。フランス料理、イタリア料理などに非常に相性がいい
ただ、「イグチに毒はない」と言われた中でも一種類だけ、ドクヤマドリという非常に強い中毒を引き起こす種類が近年報告されたので注意が必要
ドクヤマドリは特徴がなく、同定が非常に困難であるため、よほど目に自信がない限りは安易にヤマドリタケ類に手を出すべきではない
43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/28(土) 20:52:23.98 ID:gtsKiMr70
たまにはこういう、毒菌でも食菌でもないキノコの紹介でも
そこらの公園の朽ちかけたベンチとかによく生えている得体の知れないキノコ
魚の鱗のように、織り重なるようにして発生し、肉質は固いため、もちろん食用には向かない
いっとき、このキノコから抽出されるクレスチンという成分に抗癌作用があるとされたが、最近ではその抗癌作用はかなり疑問視されている
実は>>1は医療関係者なのだけれども、クレスチンは一種の「黒歴史」として業界内ではマニアックな感じで有名なのでまぁなんとも残念な話
45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/28(土) 20:56:00.46 ID:gtsKiMr70
通称『霊芝』。秦の始皇帝が探し求めたという不老不死の薬だと言い伝えられているキノコ
中国ではこのキノコは伝説的霊薬として信じられ、役人のワイロに使われたほど珍重されていたという
現在では漢方自体が下火な感じになってるが、今もその薬効を信じる人は多い
ちなみに抗凝血作用があるそうなので、ワルファリンとか飲んでる人は煎じて飲んだりしてはいけませんよ
46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/28(土) 21:01:11.40 ID:gtsKiMr70
そこらへんの思いもよらぬ場所にニョッキリ生えているキノコ。>>1の場合は家の庭の砂利の上に生えていた
見た目からわかると思うがホコリタケである。画像の物は幼菌で、もう少し経つと脳みそ状のシワが発生し、頭頂部の破口から胞子を飛び散らせる
>>1も食べたことがあるが、包丁で切ってみると断面はマッシュルームと全く一緒でテンション上がった覚えがある
ただ、やや老成したのか、カレーに入れて煮込んだところ若干ホコリ臭くなった。一度煮こぼしてからカレーに入れればよかったのだと思う
でも味は全くマッシュルームと一緒で美味であった。見かけたら臆さず採取して食べてみよう
47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/28(土) 21:03:33.43 ID:YXtQNZA30
現地写真でなくて採った後のものでもいいから
49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/28(土) 21:11:50.39 ID:gtsKiMr70
すまんな、山に携帯とか持っていかない主義なんだ。確かツチグリを映した写メがあったと思ったが見当たらなかった
ツチグリ
>>1が小学生の頃は「ツチガキ」として図鑑に乗っていたので、名前が変わったかもしれない
見れば見るほど不思議な形をしたキノコで、ホコリタケである。老成してくると画像にも見えるビーチク状のところから胞子を撒き散らす
食べる人もいるそうだが、こんな不思議な形をしたキノコをむしって食べるなら他のキノコを探したほうがいいようにも思う
48:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/28(土) 21:07:04.57 ID:gtsKiMr70
秋から晩秋にかけて倒木や切り株に発生する美味しいキノコ。傘は茶褐色。クリモダシ、ヤマドリモダシなどの地方名もある
非常に良い食菌だが、これに瓜二つの外見を持つ危険な毒キノコにニガグリタケがあり、しかも外見、発生箇所、発生時期まで一緒という嫌がらせのような特徴を持っている
ニガグリタケかクリタケか見分ける方法はただひとつ、齧ってみて苦味があるかどうかという点しかないが、たとえ一本でもニガグリタケがクリタケの中に混じっていたら、
食えるかもしれないキノコごと全部投げ捨てなければいけない。ニガグリタケは死亡例もあるもう毒キノコであるためである
というわけで>>1はクリタケを山中で見つけてもまず手を出しません
50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/28(土) 21:17:17.83 ID:gtsKiMr70
立木に生える有名な食菌。画像の物はねずみ色だが、老成してくるに連れて褐色、白色と色は変わっていく
日本では『平家物語』にも記述があるぐらい大昔から親しまれてきたキノコであり、和洋中華、いずれにももってこいの優秀なキノコ
しかし、それゆえ毒キノコであるツキヨタケの誤食も多く、『今昔物語』にはヒラタケと偽ってツキヨタケを食わせて暗殺しようとする話すらあるそうだ
>>1は幸いにして今でこそヒラタケかツキヨタケかは一発でわかるようになったが、不安なら縦に裂いてみて、ツキヨタケの証拠である黒い染みの有無を確認したほうが無難
51:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/28(土) 21:20:22.53 ID:gtsKiMr70
日本三大誤食キノコの一角を担うキノコ。死にはしないが、三日ほど頭痛、嘔吐、吐き気などの症状が現れるそうである
見た目が地味であり、シメジや、上でも紹介したクリフウセンタケなんかに似るので誤食例例が多いのだという
62:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/28(土) 21:57:19.93 ID:iZh1uqOq0
地方で毒抜きして食べられてるって話あるよな
実際、完璧に毒抜きは難しいし危ないが食べてみたい
52:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/28(土) 21:25:00.94 ID:gtsKiMr70
実は>>1も長年探し求めているのだが、出会ったことがない美味しいキノコ。どうやら>>1が住んでる地方には生えないらしい
マツやヒバ林なんかの針葉樹林に発生するキノコで、傘は黄色、柄はしっかりとしていて、若いうちは鍔がある
名前の由来は、昔『正源寺(性厳寺)』というお寺のお坊さんが食べられることを発見し、それを人々に教えて好評を博したから
そのため、別名に「ジコボウ」という名前がある(希にジコボウという地方名をハナイグチに対して用いる地方もあるのであしからず)
54:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/28(土) 21:30:58.08 ID:gtsKiMr70
イグチ類では最もポピュラーな一種ではないかと勝手に思ってるキノコ。地方名ラクヨウモダシ、ジコボウなど。ちょうど今この時期、マツやツガ林にいらないぐらいたくさん生える
傘はマンジュウ型でぬめり気があり、傘の裏は黄色いスポンジ状。鍔がある場合もある。まぁ、まず誤食する可能性はない比較的安全なキノコである
>>1はこれを『アンパン』と読んで、最初の頃こそ喜んで採取していたが、この傘のスポンジ状の触感がどうも苦手で最近は滅多に食べなくなった
イグチ類は採ろうと思えば根こそぎ取れるが、それほど美味しくはないと思う。しかもデカいものに限って笠裏でナメクジさんがお食事中だったりするのでそんな頑張って採らなくても良い
55:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/28(土) 21:37:24.76 ID:gtsKiMr70
56:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/28(土) 21:39:54.40 ID:MVsHT/yI0
57:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/28(土) 21:42:47.12 ID:gtsKiMr70
見た目的になんか、TORのラスボスのユリスとか、エヴァのサハクィレルとか思い出しそうになる形をしたキショいキノコ
肉質は硬く、普通は食に向かないが、東南アジアなんかでは粉末にしてスープに混ぜて食べたりするという
このキノコの薄気味悪いところは、ズバリ人体から生えること。抵抗力が弱った病人や老人の肺にこれの胞子が入り込むと、
スエヒロタケ感染症という病気を引き起こし、肺胞中に菌糸を張り巡らす。今まで全世界で7例が報告されているが、いずれも死亡例はない
ただ、見た目といい病気といい、本当にキショい。おめでたいのは名前だけというなんとも気味が悪いキノコである
58:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/28(土) 21:46:42.54 ID:gtsKiMr70
シイやツガなんかの根元に生える、赤黒い色をしたキノコ。肉質はしっかりしていて、生では酸味がある
これ一種でカンゾウタケ科を形成する珍しいキノコ。名前の通り、レバーに似た色と断面をしており、生でも問題なく食べられる
それなりに目方があり食べごたえがあるので、豪州では『貧乏人のステーキ』と呼ばれて親しまれているという
59:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/28(土) 21:50:47.56 ID:gtsKiMr70
サルノコシカケの仲間で、マツの根っこ、主に地中に発生する。キノコの仲間といえば言えなくもない
古くから漢方薬『茯苓(ブクリョウ)』と呼ばれる薬で、マツホドというよりブクリョウと言ったほうがよほど知名度があるだろう
利尿作用、鎮静作用があり、十大補全湯、桂枝茯苓丸、八味地黄丸などの多くの漢方に用いられている
60:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/28(土) 21:55:15.14 ID:gtsKiMr70
名前の通り燃え盛る火炎のような外見をしており、毒性も非常に強く、触るだけで危険なレベルのキノコ
広葉樹の立ち枯や、埋もれた朽木から発生するが、毒性は非常に強く、触っただけで皮膚がただれ、食べれば高確率で死亡する
>>1はお目にかかったことはないが、見た目は赤く鮮やかで美しいキノコである。発見したらできるだけ距離を取りながらそっと心にしまっておこう
63:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/28(土) 22:02:11.81 ID:gtsKiMr70
オレンジ色が鮮やかなキノコ。切り株や立ち枯れの木に発生する、割としっかりした肉質を持つキノコ。若いうちなら食べられる
>>1としてはコウタケ狩りのおまけ的扱いだったが、この間図鑑を見たら、10年前は食菌だったのにいつの間にか有毒キノコになっていた
今まで何度となくこのキノコを食ってきた>>1としては衝撃を受けたキノコである。ちなみにフライで食べると美味しいよ
それにしてもさぁ、マスタケなんて何回も食べんてきてんのに、今更有毒って話はないだろう、なぁ?
有毒成分が検出されれば即、毒キノコに分類されてしかるべきなのか、経験則的に食べられることがわかっていてもそうなのかと思う今日この頃
上で紹介したスギヒラタケなんかも、おそらくはそういう毒性の発現の仕方に個人差のあるキノコなのだろう
64:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/28(土) 22:05:22.95 ID:g1CN91qh0
66:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/28(土) 22:09:34.46 ID:gtsKiMr70
ものすごくサイバーパンクな見てくれをしたキノコ。肉質はシャキシャキとしていて非常に美味である。毒でなければ
実は何を隠そう、>>1は農産物直売所で買ったこのキノコに中毒したことがある。バターソテーにして食ったのだが、
炒めてる最中にもやたら泡が出るのでひょっとしてとは思っていた。だがキノコ好きの血が抑えられず、結構食って、結果中毒した
母は下痢、>>>1は嘔吐に苛まれ、二日ほどとんでもない目に遭った。もちろん、産直に中毒の発生は報告して、その産直からはこのキノコは即刻消えた
後になって知ったことだが、どうやらホウキタケの仲間は未だに食毒が不明な仲間が多いらしく、>>1が買ったホウキタケは、おそらくはハナホウキタケであったと思う
採取した本人も「これは煮こぼしてから食べるものだ」という一言を付け加え忘れていたゆえの事故だったらしい。いい経験になったよ。キノコ毒舐めたらダメだぜ
67:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/28(土) 22:10:01.48 ID:g1CN91qh0
69:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/28(土) 22:19:08.81 ID:gtsKiMr70
ヒトヨタケ
絶対に食えるような見た目はしていないが、食菌である。一夜のうちに溶けてなくなってしまうので、ヒトヨタケの名前が付いた
その昔、松本零士大先生が鳴かず飛ばずのペーペーだった時代、パンツを洗濯しないでタンスに放置していたところ、これがたくさん生えた
そのとき、偶然にもちばてつや先生が訪ねてきたため、松本零士先生はこれ幸いと、インスタントラーメンにこのキノコを入れて食わせたという逸話がある
このキノコにはコプリンという、アルコールの代謝を阻害する物質が含まれているので、ヒトヨタケを食べて酒を飲むと信じられないぐらい悪酔いする
>>1はこれとは別のキノコではあるが、コプリンが含まれたキノコを食べた上でビールひと缶飲んだところ、次の日ものすごい二日酔いになって会社に出られなくなった
キノコの毒は常に斜め上からなので注意すること。ちなみに>>1はその後二週間ぐらい毎日二日酔いしてました
68:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/28(土) 22:15:01.66 ID:qhZRiqvYi
71:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/28(土) 22:27:01.70 ID:gtsKiMr70
欧米の高級キノコといえばこれ。見てくれはグロいが、火を通すとゼラチン質の肉質が際立ちコリコリとした触感が楽しめる
欧州では『モリーユ』と呼ばれ、日本でいうマツタケやマイタケ並みの扱いをされる。そのため、豪州では『モリーユ・ハンター』が時期になると大挙して山へ押し寄せる。
日本での知名度は全くないが、豪州人によると山火事が起こったあとのアルカリ性の土地によく発生するといい、そのために山火事が多い豪州でよく採取されるのだろう
日本でも、つい最近山火事が起こった土地になら群生している可能性がある。非常に美味で、ポタージュなんかに相性がいいので探せるなら探してみよう
72:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/28(土) 22:32:50.75 ID:KD6xUhND0
73:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/28(土) 22:36:26.83 ID:gtsKiMr70
秋も半ば頃に、雑木林の中で発生するキノコ。自然界にあるまじき鮮やかな紫色をしているキノコ
大量に発生するキノコであり、フェアリーリング(キノコが輪を描いて発生する現象)もよく見かける
見た目はしっかりしているが、実のところ食べようとするとかなりホコリ臭く、食べ方に細心の注意が必要である
茹でこぼせば多少はよくなるそうだが、>>1としては八方手を尽くしても、ついにホコリ臭さは消えなかった印象がある
たとえ山中で見つけても、食べ方に難儀するのだから、あまり大量に取らないほうがいいだろう
74:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/28(土) 22:41:20.78 ID:gtsKiMr70
地方名をアズキモダシという、>>73と同時に見つけたキノコ
傘は桜色というか、あずき色の点々があり、それゆえアズキモダシの地方名があるのだろう
ムラサキシメジと同じく、大量に取れるが、ムラサキシメジが埃臭いのに比べて、サクラシメジには強い苦味がある
この苦味を邪魔しない料理法を心得ているなら大量に撮るのもいいだろうが、>>1は消費するのにかなり苦労した印象がある
キノコはその土地の食味の傾向や気風すらも受け継いで食毒がわけられているので、図鑑に「食」と乗っているからといって
しっちゃかめっかしに採ると痛い目に遭う。それは覚えておこう
75:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/28(土) 22:47:50.76 ID:gtsKiMr70
どデカイキノコ。俗にゴジラタケとも言うそうだ。
黒土、または堆肥の上にポツポツと発生する、マッシュルームの仲間であるキノコ
去年、>>1の家の畑に群生したことがあり、>>1は図鑑を見ながら、これがサケツバタケであることをほぼ断定し、食べてみたことがある
蛋白で歯ごたえもあり、旨みも申し分なく脂に絡む優秀なキノコであった。今年も発生すると思うので、今年は本格的に食べてみようと思う
76:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/28(土) 22:54:44.72 ID:gtsKiMr70
食べると幻覚を起こすということで有名なキノコ。実際には中毒したら単にオオワライするだけではすまない
毒の主成分は判明していないが、ジムノピリンという聞きなれない毒だと思われるそうで、中枢神経に作用するのだという
名前とは裏腹に、幻覚、悪寒、震え、寒気、異常興奮などの中毒症状が現れるため、このキノコを食べてトリップすることは不可能である
オオワライタケの和名は、毒成分によって顔面神経が刺激され、口角が持ち上がり、あたかも笑っているようにみえることから命名されたのだという
無論、外からは笑って見えても、本人は死ぬほどの中毒症状に苦しんでいるので、名前のほど平和なキノコではない
77:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/28(土) 23:00:33.34 ID:gtsKiMr70
最後、日本三大誤食キノコの最後で締めようと思う
シメジ類は得てして誤食しやすいが、クサウラベニタケほど「食べられるキノコっぽいのに食べられないキノコ」はない
死亡例もある危険なキノコであるものの、あまりにも地味な見た目からなのか、このキノコの誤食が減ることは少ない
シメジ類を好んで食べる伝統がない地域なら、シメジっぽいキノコは食べないほうがいいだろう
シメジ類の食毒を同定するのは非常に難しい。それこそ経験者がいないと難しいので、山中でシメジを見つけても放っておいたほうが吉である
78:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/28(土) 23:01:06.61 ID:gtsKiMr70
>>100までは質問も受け付けるからよしなにー
79:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/28(土) 23:05:28.08 ID:e5718ACE0
縦に裂けるキノコは食べられて横に裂けるキノコは毒だって教えてもらったことがあるんだけどそれは嘘?
80:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/28(土) 23:12:20.55 ID:gtsKiMr70
地方による、と言える。その言い伝えがのこるその地方では、例えばよく似てるAとBというキノコがあるとするよな
毒であるAキノコは縦に裂けないが、Bは裂けるとする。この場合は、縦に裂けるキノコといえばフウセンタケとかシメジなのだろう
つまり、ある程度似たようなキノコが生える前提があるからこその見分け方で、全てのキノコに適用できるものではないよ
こういうのはその地方限定の見分け方であるからこそ有効なのであって、図鑑とかで聞きかじって試してみるものではないよ
81:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/28(土) 23:17:46.48 ID:e5718ACE0
親父が栃木の山ん中出身だったんでそんなこと言ってたんだ
82:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/28(土) 23:22:35.47 ID:gtsKiMr70
そうでなくても、農産物直売所に行って買ってくるだけでもいい。とにかくキノコを食ってくれ
俺はもうフクシマの放射能のせいでキノコ狩りはできないだろうけれども、そうやってキノコ狩りの伝統を潰えさせないでくれ
よろしくな~ノシ
引用元:明日は休日だし、秋だし、なのでキノコ画像貼ってく
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